フランバーズ屋敷の人びと5 愛ふたたび(下)
この着地の仕方は、わたしには想像できなかったです。
でも、作者は、物語に、登場人物に、ものすごく誠実に寄り添った結果、こうなったんだということがわかります。
最後のオチと、時代が、ぴったりはまるということは、これ、作者のはじめからの「読み」通りだったのでしょうか?
そうすると、時間をものすごくおいてこの4部を出したことさえ、計算だったのかも。
納得いくかどうかはともかく、圧巻でした。
そして、これは、子どもには読ませられんと思った。
……まぁ、もともと駆け落ちの話なんですけどね。