ひぐちアサ,読書おおきく振りかぶって,ひぐち アサ,アフタヌーンKC,講談社,

おおきく振りかぶって26

いい選手を見れば、敵味方関係なく成長させたくなる。確かに、何様目線よって思うけど、それはアリだ。

そして、このキャラクターそれぞれが、自分の立ち位置をものすごくしっかり持っているのは、凄いことです。

花井にとってはモモカンの過去は大きな事だけど、三橋にとってはそんなに考えたことがない。そこを合わせるのが、チーム一丸になってではないのだけれど、物語の焦点にもってこようと思うと、普通はみんなが物語的に気にするんだけれど、そうはならないところが、この話の深みだなぁと思います。

ひぐちアサ,読書おおきく振りかぶって,ひぐち アサ,アフタヌーンKC,ドカベン,講談社,

おおきく振りかぶって25

24巻からうって変わっての表紙です(笑)
これ、かき分けしてるのか?同じ顔がいくつも見えます(笑)

併殺打というのが、今回の大きなトピックかな。解説が、あとがきからカバーまで続いています。この人、ホントに野球好きなんだなぁと。

そういえば、「ドカベン」が、とうとう完結するようで。
「ドリームトーナメント編」も、文庫になれよ~。

ひぐちアサ,読書おおきく振りかぶって,ひぐち アサ,アフタヌーンKC,講談社,

おおきく振りかぶって24

こんなに華やかな表紙が「おお振り」であっただろうかというような、かわいい表紙です。

ちょっと、モモカンの家の様子や、過去の様子なんかが出てきて、キャラクターが生きているなぁという感じがします。
気持ちとしては、そういう面ももっと出して欲しいというのはありますが、そうすると、今以上に物語の進みが遅くなってしまいます。そうすると、今を丁寧にかけなくなってしまう。今の物語は、今の物語。過去にあったことは、あったことと、ちゃんとストイックに分けているなあと、そのあたりは感心します。
そして、でも過去があるよってことは、ちゃんとかけている。

ひぐちアサ,読書おおきく振りかぶって,ひぐち アサ,アフタヌーンKC,学校,講談社,

おおきく振りかぶって23

監督のお父さんのイメージと阿部のお父さんのイメージが、けっこうかぶっている気がします。
ひぐち アサのなかで、動かしやすい「父」キャラクターのイメージって、こうなのかな。

どこの学校にも、強みもあれば、弱点もある。そして、成長も。
そして、遅すぎるという後悔も。

でも、まだ先がある。

ひぐちアサ,読書おおきく振りかぶって,ひぐち アサ,アフタヌーンKC,リアル,講談社,

おおきく振りかぶって22

だれなら、どんな選手なら、三橋のまっすぐの秘密がわかるのかというのが、作者の中に明確にあるようですね。
秋丸の場合は、目が良いということになるのだと思います。だから、榛名の球も捕れるしと、ものすごく一貫している。

それが本当にリアルかどうかよりも、一貫していてリアルと感じさせられることでこのお話の厚みは出来ている気がします。
あと、わたしの中の腐な部分が、大喜びしています(笑)