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いろはにこんぺいと くらもちふさこ選集3

嫌われていると思っていたから、嫌われるのはいやだから、こっちから嫌ったふりをしていたんだよ。
ということをお互いにしていたという話(笑)

それはきっと、意識しすぎなんでしょうね。そういう経験は、けっこう身近にあるかもしれない。
素直に、「好きだよ」と言えたら、すごく楽になるはず。
お互いに、そこに気づけば、ベタベタになったりして。まあ、そういうベタベタは、悪くないと思います。

あぁ、きしんちゃんのお母さんみたいな人が、この作品にもちゃんといる(笑)
というか、物語にでてこない背景までの設定がすごくしっかりしていて、それが、この作品だけではなくって、くらもちふさこの作品にすごく深みを出しているんだなぁと思います。