日本の神々 多彩な民俗神たち Truth In Fantasy 42
31巻目が、「八百万の神々」で、42巻が「日本の神々」。
一緒じゃんという感じがしないでもない。でも、今回の方が、もっと土着的な神様が多い感じかな。全開は、神社にまつられている神様という感じでしたから。
より、体系的じゃない神様。いわば、迷信の中の神様。
でも、もともと八百万の神様としいうのは、そういうのを全部含めて、神様といっちゃうところが、多神教の素敵なところです。
元々の大きな本は、妹ちゃんが読んでたのをもらったような記憶が。多分「天使」という1巻と「堕天使」という1巻があったはず。
というわけで、「天使」がテーマの1巻ですが、堕天使もけっこう出てきます。というか、天使と堕天使比べたら、多分、堕天使の方が圧倒的に多いんじゃないかと思えてきます。
まあ、人間がいろいろつきつめて考えていくと、どんな風に生きても、高確率で堕天してしまうような気がしないでもないですね。
でも、堕天使も決して(自分たちの意識の上ではどうだかわからないけれど)神の敵ではなくて、それぞれ神に与えられた役割があるという考え方は、なんというかキリスト教の大きさというか、デタラメさというか、話しあって、すりあわせてできていった宗教としてのおもしろさがあると思います。
まあ、元々はみんな神様だったし、そうすると、唯一神の元で、邪悪とみなされないわけにはいかないし……。