上田早夕里,乾緑郎,円城塔,大森望,宮内悠介,宮西建礼,山口雅也,平方イコルスン,日下三蔵,會川昇ミステリー,上田 早夕里,乾 緑郎,円城 塔,創元SF文庫,大森 望,宮内 悠介,宮西 建礼,山口 雅也,平方 イコルスン

極光星群 年刊日本SF傑作選

さすがに、年刊のシリーズ本を読むのに1冊3年かかっていたらまずかろうと、この巻から、ちょっと読み方を変えてスピードアップしています。前の巻の感想から3カ月。

ということで、ちょうど10年前のSFです。
まあ、前巻ぐらいから、メチャクチャ読みやすい作品ばっかりになっているし、もうちょっとスピードアップして、3カ月に1冊ぐらい読めるようになったら……1年で4冊ぐらい読める予定なので……2025年ぐらいになれば追いつくと思います。

今回、印象に残ったのは、「機巧のイブ」、「百万本の薔薇」、「Wonderful World」、「銀河風帆走」あたりです。「機巧のイブ」はなんかで有名になっていて作者はしらないけれど題は知っていた。「百万本の薔薇」の高野 史緒は「ムジカ・マキーナ」でうまいのは知ってるし、「機巧のイブ」はなんかで有名になっていて題は知っていた。瀬名 秀明も有名どころ。今まで、そんなにわたしの心に引っかかるところはなかったのだが、今回は良かった。ということで、有名どころというか話題になっていた作品はやっぱりおもしろいなぁと確認した感じです。
まあ、「銀河風帆走」は、「創元SF短編賞」の受賞作で、まったくノーマークですが。

なんか、わかりやすいお話を好む傾向になって生きているなぁと思います。年取って、あんまり考えたくないのかも。そうすると、「SF読んでる意味は?」って、ちょっとなる気もしますが、ミステリーよりも、こっちの方が、ずっと好きなんですよねぇ。

大森 望,日下 三蔵,
宮内 悠介,上田 早夕里,乾 緑郎,山口 雅也,高野 史緒,會川 昇,平方 イコルスン,西崎 憲,円城 塔,瀬尾 つかさ,瀬名 秀明,宮西 建礼
東京創元社
発売日 : 2013-06-28

島本和彦,読書ビッグバンプロジェクト,マンガ,ワンダービット,島本 和彦,島本和彦 漫画全集,SF

ワンダービット4 熱血SF短編集 怪奇カメムシ男(下) 島本和彦 漫画全集

カメムシ男、出てきません。
このあたり、多分、「ログイン」で読んでる。
古くならない面白さがあります。そして、元気が出る。

わたしが、島本マンガに求めるのは、元気がでることです。

アイザック・アシモフ,久間月慧太郎,卯月,岡部宏之,読書,Seldon ProjectIsaac Asimov,アイザック・アシモフ,アシモフ,サイドランチ,ファウンデーション,マンガ,ロボット,久間月 慧太郎,創元SF文庫,卯月

銀河帝国興亡史1 ファウンデーション

「Apple TV」で、ついに、あのアシモフの「ファウンデーション」が映像化!!
ということで、無料お試しに入って見てました。

えーと、悪くないところもあるのだが、全体的な感想としては、

「お前等、原作おもろないと感じているのなら、オリジナル作れや!!」

というものでした。多分、シーズン2が作られても、見ないのでは……。いや、皇帝がクローンとかはけっこうオリジナル要素としておもしろかったし、キャラクターがおっちゃんから若い娘にかわっていても、そんなに抵抗はないです。その辺の改変は、おっさんばっかりの地味なドラマになることを考えれば、ある程度仕方ない。ロボットの存在があるのも、ファウンデーションとロボットのシリーズが合体していったのを見越して考えればアリだと思います。

でも、気になるのは……。
そもそも、「歴史心理学」を乱す存在が出てきすぎで、これって物語の根底がけっこうあやうくなっている気がしました。原作ではミュールが出てくるまでは、そういう存在はいなかった。ハーディンとかも、特別なはずれ値な人間ではなくて、優秀ではあるが計算の内に出てくることが予想される人材だったと思うのですが……。「はずれ値」って、誤差の範囲内の話で、決して奇跡を起こす人って意味ではないよねぇ……。

というところが、メチャクチャ気になったので、マンガ版で読み直し。
こっちはきっちりと原作準拠なので、出てくる人はおっさんばっかりです(笑)表紙も、ハリ(老人)を中心に5人のおっさんという……。
でも、ドラマ版よりも、やっぱりはるかにおもしろいし、しっくりきます。
これを実写ドラマにすればいいのにと思ってしまう。

創元SF文庫から出直した原作も、また読まねば。

アリエル・オリベッティ,クリストファー・ヨスト,クレイグ・カイル,クレイトン・クレイン,ジェイミー・マッケルビー,ソニア・オバック,デイブ・ウィルキンス,デュアン・スウィルジンスキー,マイク・チョイ,御代しおりAriel Olivetti,Christopher Yost,Clavton Crain,Craig Kyle,Dave Wilkins,Duane Swiercynski,Jamie Mckelvie,Mike Choi,Sonia Oback,アリエル・オリベッティ

X-フォース/ケーブル メサイア・ウォー 1

Xメンのメシア、ポープを守るために、ケーブルは時間を旅する。
追っ手は、ビショップ。
そして、ケーブルも、ビショップも、未来から来た者同士だというのが、ややこしい。

時間旅行を繰り返すことで、どんどん違う世界ができてしまうというのが、今のマーベルの宇宙だとすると、結局していることは問題の解決ではなくて、より良い未来への可能性を残したいというだけで、結局、自分のいた本来の未来は変えられないんですよねぇ。
そして、創り出そうとしている未来は、もしかしたら、どこかにもうすでにある世界の1つですら、あるのかもしれない。

予言された破壊をただそうとした努力そのものが、破壊を招いてしまうというのは、タイムパラドックスな物語ではありがちな展開ですが、歴史が改編されてしまったのかどうかすらもわからないという……。

あたま、ゴチャゴチャしてきますが、それがSFの魅力でもあります。

ジェイミー・マッケルビー,Jamie McKelvie,
アリエル・オリベッティ,Ariel Olivetti,
マイク・チョイ,Mike Choi,
ソニア・オバック,Sonia Oback,
デイブ・ウィルキンス,Dave Wilkins,
クレイトン・クレイン,Clavton Crain,
デュアン・スウィルジンスキー,Duane Swiercynski,
クレイグ・カイル,Craig Kyle,
クリストファー・ヨスト,Christopher Yost,
御代 しおり
ヴィレッジブックス
発売日 :

とり・みき,三雲岳斗,伴名練,円城塔,堀晃,大森望,大西科学,宮内悠介,小川一水,川上弘美とり・みき,なめらかな世界と、その敵,ゼロ年代の臨界点,三雲 岳斗,伴名 練,円城 塔,創元SF文庫,堀 晃,大森 望,大西 科学

拡張幻想 年刊日本SF傑作選

「虚構機関」を読み始めたときは5年差だったのに、とうとう10年差になってしまいました。
そして、10年って、たいして前じゃないよなぁと思えてしまうところが、ちょっとイヤです(笑)

今回、今までの「年刊日本SF傑作選」と比べて、メチャクチャ読みやすかったです。そして、読みやすいから、すごい短期間で読めたのではとか思っていたのですが、前巻読んでから、やっぱり、きっちり3年かかっていますねぇ。
うむ。次は、もう読み始めてますが、やっぱり3年後かな。今や、このシリーズも、出版社が創元社から竹書房にかわっています。

それはさておき、今回は、読みやすく感じました。毎年、何作かはまったく受け付けない意味わからない作品があったのですが、今回はそれを感じませんでした。1それは、トリビュート作品が多かったせいかもしれないですねぇ。

まあ、なかでも爆裂に読みやすかったのは、伴名 練ですねぇ。
「美亜羽に贈る拳銃」は、いいです。

これを読んで、伴名 練の作品集である「なめらかな世界と、その敵」を読んだのです。
そして、今、「結晶銀河」の感想を読んで、衝撃的な事実が。わたし、「ゼロ年代の臨界点」読んでるわ。どうりで、とっかで聞いたことがあるような話だと思った。
そして、やっぱり、感想としては、わかりやすいだったみたいです。
まあ、SFとして単純というわけではなくて、小説としてオーソドックスでおもしろいという意味ですけどね。

後半の方が、印象が残っているせいもあると思いますが、円城 塔の「良い夜を待っている」も、凄い好みです。

大森 望,日下 三蔵,
小川 一水,庄司 卓,恩田 陸,堀 晃,瀬名 秀明,とり・みき,川上 弘美,神林 長平,伴名 練,石持 浅海,宮内 悠介,黒葉 雅人,木々津 克久,三雲 岳斗,大西 科学,新井 素子,円城 塔,理山 貞二
東京創元社
発売日 : 2012-06-28
  1. まあ、3年かかって読んでいるので、忘れているだけという説もあるかもしれませんが。 []