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6ニムト

最後は、6人か、7人で「6ニムト」でした。
たしか、7人だったと思います。
これぐらいの人数でする「6ニムト」が、なかなか、バランス的にはおもしろいような気がします。

もちろん、10人でするのも、楽しいですけどね。
その場合は、展開が激しすぎて、もう、考えても無駄という気もちょっとします。
まあ、あの展開の激しさが、笑えるところでもあるのですが。

6、7人の「6ニムト」は、同じ列が2回満タンになってしまうとゆう派手な部分も残っていながら、なかなか、戦略的なところも残っています。

わたしのいつもの作戦は、けっこう単純で、列をとらなければならないような小さい数字は最初のうちに処理しておいて、後は、出来る限りたまっていない危なくなさそうな列の数字をおいていくというものでした。

でも、今回、それだけではいけないということに、開眼しました。
人に言われて(笑)

「数の少ない列は、誰かが取っていくかもしれないと考えないとだめだよ~」

はっ!
確かに、その通り。
今まで、予想外のことがおこるのって、誰かが小さい数字で1列持っていったときだったでした。
それを考慮に入れて、やっていかないと、いけないのですよ!!

なかなか、厳しい「6ニムト」で、大きい数字2列のラストが、「103」、「104」で、そこには置けなくなっていて、置ける列が2列だけでずっと続いたりと、なんだか、あんまり今までみたことない展開もありました。

また、4枚カードがおかれている列があって、最後の数字が「80」で、「82」なら、5枚目になるだとうと考えて出したのに、みごと誰かが「81」を出してきて、という大爆笑の展開も、ありました。

なんと、今回、わたしは、3回戦目に牛0点のパーフェクトを達成しました。
ちょっと、何かをつかんだ?

と、時々、思わせるところが、このゲームのスゴいところだ。
きっと、もう1回やってみると、つかんだものは、幻だということがわかりそうです。

まあいいや。
今は、何かをつかんだと思っておこう。

強い人は、

「どうして『6ニムト』で勝てるの?」

という問いに、こう答えるのだそうです。

「リスクをおかさないことさ」

1回、言ってみたいですね。

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八八

MMGのスゴいところは、毎回、なにか1つテーマがあるところだと思います。
そのあたりは、ゲームの造詣が深い森田さんが主催ならではではないでしょうか。

前回、わたしが行った2月のゲーム会では、「スカットセブン」がその日のテーマだったと思います。

そして、今回、5月のMMGのテーマは、日本の伝統的な花札遊び「八八」でした。
ルールさえ理解できれば、サクサクと進むゲームなのですが、その最初のルール説明に時間がかかってしまうということで、今回、ルール説明をして、次からサクサクと遊んでいこうということだそうです。

ルールは、関西ルールと関東ルールがあるそうです。
おそらく、関東ルールが、正式に昔から遊ばれていたルールで、関西ルールは、それを元にいろいろな部分を省略して遊びやすくしたルールだということのようです。

例えば、まあ、花札はギャンブルゲームなので、チップ(というと雰囲気がこわれてしまいますが)を使うのですが、このチップの単位が、「文」と「貫」です。
関東ルールだと、12文で1貫という12進法で数えるのですが、関西ルールだと、10文で1貫というふうに今のわたしたちにとっては、わかりやすくなっています。
ただ、ルールが、わかりやすく軽くなってしまった分、ゲームの醍醐味の部分も、若干軽くなってしまっているのかな。

今回、MMGで教えていただいたのは、本格的な関東ルールの方とのことでした。

3人から7人までで遊べるそうですが、おもしろいことに、実際の花札をするのは、いつも、3人です。
だから、4人以上いた場合は、誰かが3人、手札を見てゲームから降りることになります。

これは、手札を見て、降りるかどうか宣言できます。
そして、この降りか、ゲームするかを決めるところから、熱いバトルが始まっているわけです。

賭けるチップがなくなったら、胴元から借りることが出来ます。
けっこう、すぐに無くなっちゃって、みんな胴元から借りまくり(笑)
えーと、最初、ちょっと借りるのが、「菓子折」です。
お菓子はお菓子でも、氷菓子(高利菓子)です(笑)
そして、山のように借りるのが、「だるま」です。
手も足も出ずに、目玉だけが飛び出るのだそうです。実際、借りた証として、だるまをもらうのですが、ちゃんと、目が飛び出ます(笑)

なんか、どんなゲームなのか、読んでいる人は、さっぱりわからないかも。

えーと、いろいろ、はじまった時から役があったりします。
そのあたりが、ちょっと難しいのですが、ゲームをする3人が決まったら、あとは普通の花合わせです。
自分の手札から1枚出して、山札を1枚めくって、同じ季節のカードを取っていきます。
ただし、「四光」とか、決まった役ができると(出来役だったかな)、その場でゲームを終了することが出来ます。

山札は、降りた人の手札を集めて作ります。
だから、降りた人は、山札にどんな札が入っているのか、だいたい知っています。
だから、自分が降りた勝負でも、見ていて、

「待ってたら、いい札がでるぞ~」

とか、楽しみながら、待っていられるそうです。
↑ まだ、わたしは、そこまで行きませんでした。

こうして、1年間12回勝負をして、一番、チップを集めた人が勝ちです。
でも、あと、掛け金が、2倍になる「大場」や、「絶場」というのがあります。
そして、「大場」や、「絶場」が、最終月になると、1か月ずつ終了月がのびていきます。

このあたりが、ギャンブルだなーと思います。
倍々ゲームで、

「もとかすると、取り返せるのかもしれない……」

と思わせて、どん底にたたき込むという(笑)

多分、このゲームは、なごやかーにするよりも、ピリピリとしながらやった方が、おもしろいのかもしれません。

鉄火場でした。
わたしは、火だるまになっておりました。

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楽しい動物園

(前からの続きです)
セリは、コインをみんなで握って、一斉にオープンする方式です。
1番たくさん握っていた人が、コインを払ってタイルを購入します。
1番の人が複数いた場合は、けっこうおもしろいしくみです。
各プレーヤーの経営する動物園の旗があって、それが上にある人が、セリ落とすことが出来ます。
1度旗がセリに使われると、その人の旗は、1番下になります。
うーむ。むかし、小学校の給食のおかわりのシステムが、こんな感じだった様な気がします。
ただし、今回は、あんまり旗は機能してなかった様な気がします。
2回ぐらい旗を使ったかな?

さて、セリが終わると、さっそくそのタイルをおいていきます。
はじめは、スタートタイルに接するように、あとは、どこかのタイルに道が1つつながるようにおいていきます。

タイルが配置されると、サル、ほ乳類、鳥、は虫類、海洋生物それぞれの魅力をチェックします。
お客さんが来てくれるのは、各種類の動物のなかで、魅力度が1位のところと、2位のところだけです。
順位がかわって、3位に転落してしまうと、お客さんをごっそりと持って行かれてしまうことになります。

ただし、この魅力なのですが、同じ動物のタイルが隣り合わせならば、隣りのタイルの分の星もも合わせることができます。
はなれていたら、単独で数えなければなりません。
だから、同じ種類の動物を寄せておくのは、けっこう重要です。
↑ でも、ここで、タイルが長方形というのが機能して、なかなか上手におけないわけです。

あと、木の多い動物園には木の点数が、道が輪になった動物園にはベンチが出来て点数が入ります。

おもしろいなぁと思ったのは、動物園のお客さんも、木も、ベンチも、全部なにもかも、同じ点数です。
わかりやすい。

星を数えて、お客さんのコマを動かすのが、正直、若干煩雑かなぁと思いました。
それは、タイルゲームなので、テーブルを広くとっていたのですが、そのせいで他のプレーヤーの動物園が、けっこう遠くにあって見えにくいということ、それから、お客さんのマーカーをタイルの上に置くと、魅力度を表す星が隠れちゃうという部分があったからではないかと思います。

実際、1回たしか、

「あっ、これ、お客さん、動いているわ」

というのが、あったと思います。

1年間で、5枚のタイルをセリます。
そして、コインは、自分の動物園のタイルの分だけもどってきます。
だから、1年目なら1枚も競り落とせなかったら、支出も0ですが、収入も0になります。

5枚のタイルのセリがすべて終わった時点で、点数計算になります。
自分のタイルの上にある、お客さんのコマ、木のコマ、ベンチのコマの合計に、その年数をかけあわせます。

1年目は、1倍。
2年目は、2倍。
3年目は、3倍。
4年目は、4倍。
5年目は、5倍。

となっていきますので、もしかすると、はじめの方の年で、目立っちゃうとけっこう損かもしれません。
でも、他の人が、

「あれには追いつかないわ」

と思われるような場所(例えば、「海の動物ならまかしとけ」という感じですね)を1つ作れば、ずっと、安定して点数を加算していける様な気もします。

考える要素は、けっこう楽しそうなゲームです。
うーむ。あのお客さんの移動も、慣れたら簡単かなぁ。

ちなみに結果がメモにのっこているので、書いときます。
と思ったけど、今、メモがないので、後で書き足します。

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楽しい動物園

ツォッホの変なゲーム。
いや、ツォッホにしては、普通かな。

一見、「カルカソンヌ」とも似ているなあと思えるタイルおきゲームでした。
以前、「ズーシム」という名前出ていたゲームのリメイクだそうです。
「ズーシム」は、見たことあります。箱が円筒形で、印象に残っています。

ちょっと前に購入していたのですが、なかなか遊ぶ機会がなかったゲームです。
子どもには、ちょっと敷居が高そうな雰囲気があるかな。

今回、MMGではじめて遊ばせていただきました。

5年間で、お客さんのいっぱい来る動物園を作るのが目的のゲームです。

まず、プレーヤーは、自分の経営する動物園を決めます。
動物園は、4種類。「ワニ園」、「ゴリラ村」、「鮫池」、そして、「ブタ小屋」(?)です。
えーと、動物の種類は、サル、ほ乳類、鳥、は虫類、海洋生物に別れていますが、別に自分の経営する動物園にあった動物を集めなければならないというわけではありません。
これらの動物園は、まあ、スタートタイルの役割をすると考えてもらえばいいです。
立体でちゃんとハウスのかたちに作られていて、その内側に、自分のもっているチップを隠せるようにもなっています。

ゲームは、タイルのセリと、タイルの配置によって進んでいきます。

まずは、手元にタイルがなければ、なにもできません。
1年目のタイルのセリの始まり始まりです。

タイルは、「カルカソンヌ」などと違い、長方形の形をしています。
ただし、よく見ると、正方形が2つつながってできたタイルだということがわかると思います。
1つ1つには、どんな種類の動物がいるのかという情報、そして、その魅力が星の数で表されています。

星がたくさんあるタイルほど、魅力的で、お客さんが来てくれやすいタイルということになります。

で、星の数をみながらセリをしていくわけですが……まあ、単純に、好みというのもはいってくると思います。
また、最初に決めた動物園の名前も、別にこだわる必要はないのですが、

「おれは『ワニ園』だから、は虫類関係、買っとくか」

みたいな感じにもなります。
セリに単純な数値だけではなくって、まあ、そういう変なものもはいるのも、けっこうおもしろいなぁと思います。

えー、そんなことを考えていたのは、わたしだけかな?

(続く)

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ぐらぐらゲーム

「いつのゲームやー!」

という感じの箱です。
えーと、日本での発売元は、タカラだったかな?なんせ、昔は、こういうゲームもちゃんとだしていたんだねぇという感じの有名な会社です。

でも、箱そのものは、ものすごく異国菜雰囲気がします。
なんというか、最近復刻された、「アメリカンゲーム」と似たような感じのバタ臭さといえば、理解していただけるでしょうか。
題名も、箱には、多分このゲームの原題である「TILTY」としか書いてありません。

それで、箱の裏に日本語の題名であるこの「ぐらぐらゲーム」という名前と、日本語の遊び方が印刷されていました。

話を聞いてみると、子ども時代から大事にされていたゲームというわけではなくて、最近、大阪の某所にあるアヤシいおもちゃ屋さんで購入されたゲームだそうです。
なんか、こういう昔のアヤシいゲームが、残っているお店が、あるのだそうです。

ゲームは、片足をあげて立つクラウン(ゆらゆらします)の持っているお皿の上に、サイコロを振って、出た目と同じ色のパーツを載せていくゲームです。

たしか、載せたときに、落ちれば脱落。どんどん負け抜けしていって、最終的に残った人が勝利するというゲームでした。

パーツが、大きさまちまちで、けっこう不思議な形をしています。
たしか、1番大きなパーツは、片歯のノコギリの形をしていたと思います。

「これのるんか?」

と言ってたのですが、けっこう乗っていました。

多分、お皿の上に載せるのが正しいのだと思いますが、このあたりは、ゲーマーとしいうことで、いろいろな形のあるパーツを腕にひっかけたり。
↑ 次の人が落としやすいように(笑)

積んだものが、一定のラインを越えると、脱落者が続々出てきます。
そして、最後の2人。
↑ わたしは、その時には、残っていませんでした。

パーツも、減っていって、サイコロを振ってない色も出てきます。
ない色を出すとどうするか?
なんと、1回休みです。

おーい。

負け抜けなので、1回休みの方が得だったという……。
でも、

「休みなんか、いやや。おきたい!」

と、どちらも燃えておられました。

ちょっと最後のルールだけが、「ない色を出せば好きなパーツを置ける」とかの方がよかった気もしますが、なかなかに、見たくれ以上に遊べたゲームでした。

子どもも、好きそうですが、崩れ系としては、「ジェンガ」とか、「ヴィラ・パレッティ」みたいに一気にバラバラといくのではなく、「アルポス」みたいに、じわりと崩れる感じでした。