インコグニト
最初に遊んだゲームは、「インコグニト」。
いきなり、スゲーな。
「ゆうもあゲーム会・京都」常連の小学生高学年の子のリクエストです。
小学生でも、高学年になってくると、大人と同じようなゲームが、大人と同じように楽しめます。
↑ そして、きっと、このあたりから、大人と同じように自分の好みのゲームというのが、はっきりしてくるのかもしれませんね。
この子は、かなり考える系の雰囲気のあるゲームが、好みのようです。
12月に「インコグニト」を購入して、1月にMMGテーブルゲーム会で遊んだことがあるということで、わたしがインスト。
でも、1回遊んだだけでインストするのは、ちょっと荷が重いゲームでした。
なんか、ところどころ、あやしいところがあるインストでした。そして、このゲームは、けっこうガチガチな推理をしなければならないので、ちょっとした勘違いが、ゲームを難しくしてしまいます。
「インコグニト」は、(ほぼ)4人限定の推理ゲームです。
2対2のチーム戦で、相手を出し抜くことを考えますが、前半戦では、自分以外の3人のプレーヤーの誰が味方で、誰が敵なのかはわかりません。
そこで、他のプレーヤーのコマや、大使のコマと接触するたびに、他のプレーヤーの正体の情報を集めていくわけです。
他のプレーヤーのコマと接触した場合は、そのコマのプレーヤーから3枚、正体に関するカードを見せてもらいます。
大使のコマに接触した場合は、好きなプレーヤーから2枚、正体に関するカードを見せてもらえます。
そして、少なくとも、そのカードの1枚は、真実をあらわしています。
これをくり返して、自分のパートナーを捜していくわけです。
カードを見せる方ですが、カードを要求しているプレーヤーが、自分の味方だと思ったら、推理用のカードではなくて、真実のカードをそのものを渡して見せてもかまいません。
また、指令のカードは、仲間のカードと自分のカードの2枚そろわなければ、意味をなしません。
だから、このカードも、何とかして、相手に見せなければなりません。もしくは、何とかして、相手に見せてもらわなければなりません。
この指令カード、正体を聞いたときの答えとして、相手に見せるカードに忍ばせます。
でも、今回、言い忘れてしまったのは、<b>「指令カードを見せることは、相手に自分の正体を告げたことにならない」</b>ということでした。
つまり、「体格」の質問をしたときに、相手は普通なら「体格」のカード2枚と「正体」のカード1枚を渡してくれるはずです。そして、少なくともこのうち1枚は真実です。
でも、相手が「指令カード」を渡そうと思った場合は、「体格」のカードを2枚わたすか、「体格」と「正体」のカードを1枚ずつ渡して3枚にします。
そして、その2枚のカードのどちらかが、真実でなければならないわけです。
自分では理解していたつもりだったのですが、人への説明をおこたっていたようです。
かなり速い時点で、なんと、小学生の子が、この「指令カード」をわたしに見せてきました。
まあ、普通なら、
<b>「味方か?」</b>
と思うわけですけど、このゲームは、推理ゲームですから、残り2枚のカードから、正体を推理するわけです。
そうすると、なんと、その時点でちょうど正体がわかったわけです。
「敵だ!」
実は、この時、相手の小学生の子は、
「『指令カード』を見せているんだから、相手は、こちらが味方だと理解しているはず」
ということで、推理するための「体格」カードと「正体」カードは、いい加減なニセのカードを出してしまっていたんですね。
それなのに、わたしの方は、
「間違って、わたしを味方だと思ったのが運の尽き。味方は、のこりの2人だ~」
と思って、残りの2人に、必死にラブコールしていたわけです。
そして、もう1人の敵の正体もわかったので、
「味方は、この人だった」
と、自分の正体を表す真実カードを渡しました。
「へ~、そうかんですか。ふむふむ。」
な、なんか、反応がへん?
もう1回。今度は、指令カードも、つけちゃおう。
「わかりました。わかりました」
あれ?
しかも、小学生の子は、まだ、こっちにラブコールを送ってくれています。
てなことをしているうちに、相手方が、握手。
「え~」
見てみると、たった1つの推理のミスが、すべてでした。
うーむ。
前やったときも、若干ルールを間違っちゃったんですね。
自分のやっていることが、嘘をつく気は全然ないんだけども、本当にあっているかどうかを見てくれるジャッジがいれば、便利だなぁと思いました。
まあ、その人は、あんまりおもしろくないかもしれませんが……。
後半、大人同士でも、このゲームをされていましたが、思い違いがあって、推理がくるっちゃったところがあったようです。
うむ。楽しいけれど、ちょっと、難しいね。
そして、行っていきなりこのゲームでしたが、このゲームだけで、もう1時間30分ぐらい過ぎてしまいました。
あんまり、そんなに時間がかかったと思わせないところが、ちょっとすごいです。