ゴッサム・アカデミー イヤーブック
「ゴッサム・アカデミー」3冊目。
なんか、この学校の先生って、ヴィランが多いのか?それでも、子どもは大事にしている?
なんのための学校かとか、そういう裏がある話なのか、それとも、そういうものとして受け止めて楽しむ物なのか、そのあたりが、やっぱりわからないのでした。
イヤーブックをつくる文化っていうのは、楽しそうだけれど、あるとあるでけっこう負担かな。
知っていないといけない人物なのか、登場人物が知らないように、自分も正体とかわかっていなくても話がわかるのか、その辺の判断がまだ出来ません。DCのものをこれ以外に読んでいこうという気はないから、これからも、その問題はずっと続いていくのだと思います。
お話のノリも、1話1話バラバラで、わかりにくいなぁ。ギャグっぽいいっていたと思うと、突然、シリアスになったりして、ちょっとついて行けないところも。でも、絵は好きです。オリーブかわいい。
ヴィランの娘ということで、マーベルでいうところのランナウェイズみたいな立ち位置なのかなぁと思ったりしています。
なんか、作品自体も複雑な事情を抱えているらしいミラクルマンです。
もともとは、マーベルマンという名前らしい。でも、マーベルのマンガはない。そして、キャプテン・マーベルというマンガがDCから出ている。もともと、このキャプテン・マーベルは、DCのライバル会社から出ていて、DCが潰したみたいな話みたいです。
で、マーベルという名前は使えなくて、「ミラクルマン」。でも、今はマーベルが権利を持っているとか。なんじゃそりゃ。ちょっと、アメコミの闇を覗いてしまいそうな話です。
で、この「ミラクルマン」は、そんな以前の「ミラクルマン」を下敷きにして、アラン・ムーアが作った続編みたいな話です。そして、なぜか、アラン・ムーアの名前はクレジットされずに、オリジナル・ライターという名前になっているという。
そして、「ウォッチメン」のアラン・ムーアだけに、ものすごい鬱展開です。
いや、面白いんですけどね。
でも、ヒーローにとっては、悪夢の世界です。
続きは、あるのか?
「ウォッチメン」は、全盛期が終わったヒーローたちをかく物語でした。
これは、その前話として、彼らがヒーローになっていく、または、全盛期からヒーローとしてだんだん狂っていく時代の物語になるようです。
ということで、最初の1冊目は、コメディアンとロールシャッハ。
コメディアンの話は、ベトナム戦争を通して、アメリカ人の気分が変わっていって、意識のかわらないコメディアンとどんどん乖離していくという話。
まぁ、ずっと戦場にいて、腕力を信じてやっていて、そこに命のやりとりという大きなものがあれば、なかなか自分の考えをまわりにあわせていくというのはできないことなのかも。
コメディアンの話は、なんせ、注釈を読んで、その時の時代背景を理解しないとものすごく分かりにくいです。
逆に、ロールシャッハの話は、ニューヨークの大停電の話位をしっていら、多分、大丈夫です。
だから、感じとしては、正反対の話が2つくっついているような本でした。