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750ライダー3

このあたりから、ほのぼの路線に。
ほのぼの路線になってからは、けっこう、グダグダした話です。でも、だからこそ長く続いたのかも。

しかし、ひかるの委員長に対する態度は、ちょっと、亭主関白な人みたいで、酷いと思った。
時代なんだろうねぇ。

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750ライダー2

思いっきり故意に人をひきとばしています。
これは、さすがにいかんだろう……。

いや、けっこうやってることは、暴走族ですから。

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750ライダー1

たしか、新書版のコミックスで全50巻。
ずらっと、本屋さんに置いてあったのを覚えています。

文庫版だと10巻しかないので、よりぬきなのかなぁ。そうだとすると少し残念です。

今読んでも、すごくおもしろいです。
いや、もちろん一昔前の物語という感じはするのですが、それでも、1話読むごとに、

「えぇ話や~」

とため息が出ちゃいます。

あと、この人、こんなにたがみよしひさに影響を与えていたのかとビックリしました。多分ね。

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青い空を、白い雲がかけてった1

ゆうもあマンガ部1の吹留さんに貸していただいてるたくさんのマンガのなかの1冊。
「comic新現実」のあすなひろし特集を読んだのを知って、いろいろかしていただいています。

自分の本だけで、けっこアップアップしているので、なかなか、読んだり、感想が出せなくて申し訳がないです。

たくさん貸していただいたあすなひろしのマンガのなかで、唯一タイトルにピンときたのが、この「青い空を、白い雲がかけていった」でした。

……、このマンガは、知ってるかも。

昔は、コミックの新陳代謝も今ほどは激しくなくて、けっこう数年前のコミックスが、ずっと本屋さんに並んでたりしました。
小学生時代、わたしは、それを端から立ち読みしていくという時間を過ごしてました。

チャンピオン・コミックスなら、「750ライダー」や、「すくらっぷ・ブック」の近くにきっとあって、出会ったことがあったかもしれません。

微かに、登場人物のメガネの先生を覚えている気がします。
もっとも、この物語を受け止めるには、小学生では無理だったようで、それ以外の印象はまったくないのですが。

パターンにはめた物語。

主人公の名前は、ツトム。どこに出もいるような、毒にも薬にもならない普通の中学生。でも、 普通の中学生が、のほほんと生きているわけではなく、なんなわなしに、毎日の生活にユーウツを感じている。

転校生は、いつでも、リョウという名前を持っている。なぜかいつも、主人公のツトムの席のとなりに座ることになる(笑)

ツトムは、リョウをうらやましがるのだが、リョウだって、それぞれいろいろなものを抱えていることをやがて知る。

そういう物語を、幼なじみの女の子や、番長、メガネの女教師などのメインキャラクターを中心に物語っていく。

でも、パターンが、繰り返しではないんです。
お約束を繰り返すように見せながら、お話を重ねるごとに、少しずつツトムも、成長していきます。

こういう話を今作れるマンガ家や、作家を、わたしはちょっと知らない。
もちろん、この時代だからこそのマンガかもしれないのですが。

そして、目線も、思春期の男の子ツトムだけではなく、幼なじみの女の子、メガネの先生と、すごくいろんな角度からの目線が考えられています。

今のわたしなら、年齢的なものもあるのかもしれませんが、先生にものすごく惹かれます。
この人、思春期の主人公からは、ヒステリーとか言われているのですが、ものすごくいい、生き生きしたキャラクターなのです。

多分、かいてた作者の視線も、この先生の目線あたりだったんではないかと思います。

こんなふうに、ゆっくり大人になっていく時間が、今、とれているだろうか?

青い空を,白い雲がかけてった(1)

あすな ひろし / 秋田書店


  1. ありません。 []