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3月のライオン12

嵐が去った後の静かな巻です。
今まで重たかった分コメディよりで、ホッとする展開。
こういう緊張するところと緩めるところの塩梅が、羽海野 チカって、本当にうまいと思います。深刻な人間が、四六時中深刻な顔して生きていけるわけではないし、笑っている人間が、いつも笑っていられるわけでもない。

まあ、けっこうほっぽりだされたままの問題も山積みなので、これからどう畳んでいくのかが、けっこう難しい気がしますが。まだ、しばらくは畳む気はないのかも。

アニメも、丁寧にかかれていて良いと思います。
あんまり起承転結が30分の中でない物語だと思うのですが、それでも、見せ所が毎回ちゃんとあって、楽しんで見ています。

映画の神木=零も楽しみです。

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3月のライオン おさらい読本 初級編

ファンブック。
これはカバー絵も描き下ろしだし、中身も充実していて楽しかったです。

特に、「ヤングアニマル」のマンガ家さんたちへのインタビューが、いい。羽海野 チカの人となりが、見えてくる感じがします。

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3月のライオン11

ものすごい「悪意」。どうしようもない「悪」は、多分、こんな顔をしている。

ツイッターで羽海野 チカがものすごく辛そうなつぶやきをしていたのは、多分、これをかいていた時なのかなぁと思ったりしながら読んでいました。読者ですら、持っていかれそうなのだから、共感型でお話を作っている作者は、もちろん、もっと持っていきれそうになっていたんだろうなぁ。

桐山くんは、あかりさんとひっつくのかと思っていましたが、そうでもないのかなぁ。

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3月のライオン10

久方ぶりの新刊。

てっきり、わたしはあかりさんとひっつくのだと思っていました。
まあそれは、よく考えたら、たんにわたしの好みからくる願望なのでした。
思い起こせば、何巻も前から、彼の目はそっち向いていたよなぁと納得した1巻。
しかも、この巻の中ですら、けっこう決定的なシーンがあるのに、父親の前で宣言するまで、気づかなかったわたしは、アホだなぁと。

この「3月のライオン」と「海街ダイアリー」は、わたしのなかでは、同じ棚に入っていて、ものすごく劇的なことがおこっていたり、変化が目に見えているわけでないのに、静かに確実に物語が前に強く動いてるのを感じる不思議な話です。

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3月のライオン9

すごいキャラクターを次々に出していきながら、主人公の扱いをネタにしながら、それでも、読みたいメインの話をしっかりとすすめてくるなぁ。

家族の話は、グッときます。

そして、各話の表紙が二階堂の連続ドラマになっていたのに気づいて、笑いました。
芸が細かい。