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頓智の晴明さん

陰陽師 太極ノ巻

安定しておもしろいです。
なんとなく、頓智っぽいお話が、最近は好きです。虹の話とか。

魔鬼物小僧とかも、お話は、かわいそうなお話なのですが、

気づけよ真念!

とか、ついツッコミをいれたくなります。
でも、良いお話です。


衰退

遙かなる時空の中で15

記憶喪失編、まだまだ、続きます。
アクラムというか、鬼の存在についてみえてきたものもあり、けっこう、物語のターニングポイントがもしれません。

しかし、「アンジェリーク」にしろ、「遙かなる時空の中で」にしろ、なかなか、コーエイは、マンガに恵まれているなと思った。
丁寧にかいているので、なかなか続編に続かないという欠点はあるのだが……。


終末は近いか?

多重人格探偵サイコ12

鬼干潟自身も、別にスペアを使うつもりはなかったのかな?

そして、磨知ではなくて若女が、雨宮 和彦を再生させたい理由は?

謎は謎のまま、終わってしまいそうな。最後まで語られるといいなぁ。


鬼故にしみいる笛の音

陰陽師 瘤取り晴明

今、「こぶとりせいめい」と打ったら「小太り晴明」とでてきたので、ちょっとウケていました。

1冊1話なのですが、長編という感じではないです。絵がいっぱいある中編という感じ。でも、懐かしの登場人物たちがいろいろ出てきて、なんとなくサービス一杯な気がします。

話そのものは、瘤取りじいさん(=鬼と宴会)、晴明+博雅ということで、まあ、オチまですっかり読めてしまう部分はあるのですが、雰囲気を楽しむものなのかなぁと思います。


日本の推理小説、はじまる

屋根裏の散歩者 江戸川乱歩全集1

二銭銅貨

乱歩のデビュー作です。
推理小説を読み込んでいるだけあって、かなりひねくれたつくりになっています。

わたしは、どうせ推理ものならストレートな推理ものの方が、よいなぁとちょっと思います。

一枚の切符

チェスタートンのブラウン神父をちょっと思い出しました。
こっちも、「二銭銅貨」と同じく、ひねくれたところがあります。
ただ、こっちのひねくれかたの方が、性格はいい(意味不明だな)と思ったりしました。

二癈人

あとがきの「逆さまトリック」という話が、おもしろかったです。
でも、ちょっと無理があるかな。こういう無理が、乱歩らしさなので、悪くないです。

双生児

初期短編集だけあって、いろんな乱歩の趣味がでています。
これは、自分が自分を殺してしまうというイメージ先行の変な趣味が出ています。

D坂の殺人事件

明智小五郎登場。
しかし、このトリックは、卑怯な気もします。

でも、現実的には、こんなもんだろうなぁ。
不審者は、赤い車に乗って……。

心理試験

これは、思い入れのある1編です。
大学の心理学の講義のときに、あらすじを聞かされて、謎解きの部分をやったことがあります。
見事だまされて、感心した覚えがあります。
多分、それが、ファースト江戸川乱歩かな?いや、少年探偵団とかのシリーズは読んでいたか?

黒手組

これはまぁ、トリックがバレていたといえばバレていたのですが、爽やかな読後感で、嫌いじゃないですよ。
あぁ、乱歩の読者は、もっと変な趣味なのを求めたのかも。

赤い部屋

このどんでん返しが嫌われたということは、やっぱり、乱歩って、変な小説を求められていたんだなぁと思います。

日記帳

うーん、こんな恋愛は、きらいじゃないですけど、それをみて一喜一憂する気持ちは、わからないかも。

というか、女の子の暗号に気づかないというところが、間抜けすぎです。

そして、女の子のその後も、ちょっとよめちゃいました。

算盤が恋を語る話

同じ秘めた恋愛の話ですが、「日記帳」より、こっちの方が数倍好きです。
それは、もしかしたら、「算盤が恋を語る話」という題名が、好きというのも大きいかも。

この恋は、かなって欲しかったなぁ。こんなことする男の人は、けっこう好きかもしれない。
これほどマメではないのですが、内気なところが自分に通じるような気がするんだと思います。

幽霊

それほどつまらない作品とも思えないのですが。
しかし、ここでペシャンコになっても、後、あれだけの作品を書くんだから、偉大だと思います。

盗難

これは、軽快で落語っぽくっておもしろいです。
肩の力を抜いて伸び伸びと書いた感じです。

白昼夢

ミステリーというより、怪談っぽいお話です。
まあ、ポーとかも、ミステリーとホラーと両方書いていたし、けっこう相性はいいのかも。

でも、怖さにオカルト的なギミックを使わないところは、乱歩の意地だなぁ。

指輪

これは、「白昼夢」というより、「盗難」と同じ落語っぽいお話です。
これは、これでわたしは好きです。

夢遊病者の死

推理するから、間違える?みたいな感じがありますねぇ。
でも、夢遊病者ネタは、1回使っているので、新鮮みとしては、難しいかも。

百面相役者

このあたりの発想が、後のそのものズバリ「怪人百面相」につながっていくんだろうなぁと思うと、なかなか、味わい深いものがあります。

まあ、嘘オチ、夢オチは、あんまり何回もするもんではないのですが。

屋根裏の散歩者

乱歩お得意の退屈さんも、出て来ます。
さすが、すべてがつまっている初期短編集です。

しっかし、明智って、ものすごい正義の熱血漢だと思っていたのですが、それって、少年ものだけのイメージだったんですねぇ。

いや、すごい彼は、自首することすら見抜いていたからそう言ったのかも……。

一人二役

まぁ、実は、気づいてなくても、告白されればそう言うだろう……。
女は、こわい。

疑惑

うーん、上手に書いたら「幻の女」みたいな傑作になりそうですが。
そして、「幻の女」と同じように、後半は、メタラクタラになるという……。

人間椅子

これ、ありえなーーいとか思いながら、おしりムズムズしますよねぇ。
変態の乱歩パワー炸裂という感じです。

そして、こういうのが、思いっきり受けるその時代って……。

接吻

これ、「一人二役」の裏表のような話だなぁ。
で、結論は、やっぱり女はこわい……。