士貴智志,手塚治虫,読書どろろ,どろろと百鬼丸伝,チャンピオンREDコミックス,士貴 智志,手塚 治虫,秋田書店,

どろろと百鬼丸伝7

この「どろろ」は、真っ直ぐだなぁと思います。
この真っ直ぐさがどこまで続いていって、どこに着地していくのかを見届けたい。

「どろろ」は、何回かかれても、語られ直しても、なかなかに完結しない物語だけに。

おおぐろてん,読書,黒史郎おおぐろ てん,クトゥルー,クトゥルー・ミュトス・コミック,ホラー,創土社,月の子,清水 玲子,,鬼提灯,黒 史郎

鬼提灯2

なんか、わたしが慣れてきたせいか、1巻ほどのえげつなさは感じなくなって、なんか、爽やかといったらいいすぎだけども、そんないやな読後感ではなかったです。
いや、それホラーとしてはどうやねんという感じではありますが。

アザコが拵えた世界は、住みやすいかな。
だとしたら、それこそ皮肉ではあるが。

今まで読んだ中で、メチャクチャ怖くて今でも心に残っているホラーは、清水 玲子の「月の子」だったりします。世界が滅びるというビジョンは、全部夢だったんだよと物語の中で語られながら、わたしたちの世界では物語で語られなかった事故や事件が、どんどん起こっているという。

それに比べれば、救いがあるような……。

吾峠呼世晴,読書ジャンプコミックスDIGITAL,吾峠 呼世晴,集英社,,鬼滅の刃

鬼滅の刃3

一気に、ボスキャラとか、重要キャラがでそろう3巻目。
そして、このあと、けっこうこのあたりの大きなキャラは、背景にさがった感じになります。
このあたりは、はじめからの計算だったのか、かいているうちにそうなったのか、ちょっと知りたい気もします。

血を集めるなんていう話、途中、本当にわすれさられている感じありますもんねぇ。

でも、大枠を見せておいてから、細かいところをつめていく方法が、物語的にもわかりやすくてストレスが少ないです。
なんていうか、メジャーな感じ。

おおぐろてん,読書,黒史郎おおぐろ てん,クトゥルー,クトゥルー・ミュトス・コミック,創土社,怪談,,鬼提灯,黒 史郎

鬼提灯1

クトゥルー物と日本の怪談が結びつくと、えげつないものができるという……。
西洋人がかくと「未知のバケモノこわい」になることが多いのに、日本人がかくと、なぜか、「バケモノよりも人間の方が深い闇を抱えていてこわい」になりますよねぇ。

今は、おそらくバケモノであろうアザコの方に同情してしまいます。
そうすると、これはもう1回、ぐるっと価値観がまわるのかな。

漆原友紀,読書アフタヌーンコミックス,漆原 友紀,百鬼夜行抄,蟲師,講談社,

蟲師7

なんというか、おもしろいんですが、盛り上がりはないですよねぇ。
それは、欠点というわけではないですが、淡々とお話が続いていく感じです。
「百鬼夜行抄」ほど、怖くもないしなぁ。不思議だ。

なんか、今読むのをやめちゃっても、全然こまらない。また、10年後ぐらいに普通に読み出してしまいそうなお話です。

まあ、わたしの場合は、けっこう盛り上がってるところで途切れて、10年後とかにまた読み始めてるお話とかもあるんですけどね(笑)