読書,高橋留美子小学館,少年サンデーコミックス,高橋 留美子,MAO

MAO5

魚住さんがかっこいい5巻目。
マオの因縁話が続いています。

読書,高橋留美子小学館,高橋 留美子,MAO

MAO4

摩緒の因縁話。
といっても、ちょっと間があきすぎて基本の設定も忘れてしまっている感じで、ちょっともったいないか。

わたしは、高橋 留美子には、コメディを求めているのかもしれないなぁと思ったりもします。
といいながら、人魚シリーズで初めて高橋 留美子のシリアスものに触れたときの衝撃も忘れられないので、まあ、けっこう無い物ねだりなのかも。

大野安之,読書うる星やつら,イズミコ,ナンバーナイン,マンガ,大野 安之,高橋 留美子,Jコミックテラス×ナンバーナイン,That’s!イズミコ

That’s!イズミコ4 新装版

「バイポーラ」って盛り上がり方からして、全6巻の「ズミコ」の5、6巻ぐらいの話かと思うじゃないですか。それが3巻にあるって、どうよ。

そして4巻目は、イズミコというよりは、サガとユーコの関係性が中心になってきます。

お話の決着のつけかたとしては、この手のマンガでは2種類しかないと思っているのですが、そのどっちにもっていくにしても、枝葉的なところの整理をしておこうという感じだったのかなぁと。

そのへんのバランス感覚としては、「うる星せつら」の後半で、しのぶの落ち着き先を考えた高橋 留美子とよく似ている。物語の構造も、「うる星」と「イズミコ」はけっこう似ていると思います。
そういえば、どっちも、劇画村塾出身でしたっけ?

読書,高橋留美子小学館,少年サンデーコミックス,高橋 留美子,MAO

MAO3

菜花のまわりの謎が、けっこうあきらかになる3巻目。この辺までで、まあ、起承転結の起という感じかなぁ。
インスマス顔の家政婦さんは、実はいい人だったという。
でも、おじいさんまわりは、ちょっと謎が残ったままです。

あと、摩緒の過去も、ちょっと出てきた。ここにも、謎がある。蠱毒的なことに巻き込まれている感じですねぇ。

あだち充,読書あだち 充,あだち充本,みゆき,タッチ,ヒット,マンガ,小学館,少年サンデーコミックス,少年サンデーコミックススペシャル,漫画家本

あだち充本

わたしは、「みゆき」からの読者で、「ナイン」とか「陽あたり良好!」にもどっていった人なんです。それより前の少女マンガも読んだけど、イマイチだなという感想です。
その頃には、もう、「タッチ」で売れっ子になってたしなぁ。

あだち 充って、あの頃、「ナイン」あたりでぽっと出てきた人だと思っていたのですが、けっこう下積み長かったんだと驚きました。
高橋 留美子に並ぶヒットメーカーというイメージしかないです。
そして、「タッチ」のせいで「みゆき」が終わったときには、悲しかったです。「みゆき」の盛り上がりのずらしていくやりかたって、あの頃のワンパターンの少年マンガではなかったもので、ものすごくおもしろかったです。

そして、マンガのかき方も、独特ですねぇ。編集との雑談から、つくっていく。もちろん、少年マンガってけっこう打ち合わせが重要みたいで、どのマンガでもそうなんだけれども、その編集さんとの雑談への比重がえらい高い。
それが、長年続いてきた秘訣なのかもしれないと、ちょっと思った。自分でかきたい「なにもかも」があるわけではなくて、お題を出してもらって、それに肉づけてしていく。
「なにもかも」系の作者って、それが尽きたら終わりだと思うのですが……。

この手の本としては、ほんとうに作者へのインタビューがメインで純度が高いです。おもしろかった。