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哲学的な何か、あと数学とか

けっこう算数、数学、得意だったんですよ。
といっても、理解できるのは、高校の数学まででしたが。

でも、今までわからなかったことが、すーーっと理解できたときの一瞬というのは、数学の他の学問にはない快感だったなあと、この本を読みながら思い出しました。

今回は、フェルマーの最終定理を巡る数学者たちの物語です。
それが、なんの役にたつのか、何を示しているのかはわからない、1つの数学的な仮定を、魅入られたように追求し、それ故に、すべてを失っていく人々。

なんで人間は、こんなに、できないことをできるようになりたいと、知らないことを知りたいと思うのでしょう。
それは、業のような気もしますが、だから、人間ってすごいのだとも思います。

最終章は、思わず涙が出てきます。

なんの涙やこれは!

と自分で、ちょっとビックリした。

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哲学的な何か、あと科学とか

大好きなWebサイト、「哲学的な何か、あと科学とか」が本になりました。
ということで、購入。読みました。

まあ、1回は、Webで読んでいるんですが、どうしても、パソコンで読んでいると流し読みになるんですね。本で読むと、理解も深まる気がします。気のせいかもしれませんが。

しかし、考えれば考えるほど、わからなくなっていく世の中。そして、だからこそおもしろい(笑)

最近のWebでは、人の顔の見える科学史とか、数学史とかが、紹介されていて、それもメチャクチャいいです。

昔は、科学とか、数学、音楽なんかで、歴史を教えることをバカにしてたんですよ実は。

誰が発見しようと、真実は1つ!

とか思って。

でも、その発見したこと、理解した真実は、実は、その人と離れがたくしっかりと結びついているなぁというのが、よくわかります。

実は、哲学入門である「ソフィーの世界」は、途中から、ストーリーがおもしろくなくなって(爆)、ダメだったんですよ。

哲学は、物語ではなくて、こういう書き方の方が、良く理解できるのかも。
割と物語至上主義なわたしとしては、そう思うのは、珍しいです。

これ、若い間に読んで欲しい本ですね。
そして、作者のように、人生を誤……(以下自主規制)。

あとがきは、Webには、ないからね。衝撃的だわ。