『エロイカより愛をこめて』の創り方
マンガ家エッセイ。
これは、わりと最近のもののようです。元の本が出版されたのが2005年だから、まだ10年たっていない。
この人は、ものすごく論理的な人なのだということがよくわかる。すごい読みやすい。
萩尾 望都さんの場合、論理を追いかけすぎて迷宮に入ってしまう感じがするのだけれど、それがなくって、ものすごく整理された感じです。
しかし、この時代の人気漫画家さんたち、独身が多い気がするな。やっぱり、鬼のように働いていた時代だからだろうか?
マンガ家エッセイ。
これは、わりと最近のもののようです。元の本が出版されたのが2005年だから、まだ10年たっていない。
この人は、ものすごく論理的な人なのだということがよくわかる。すごい読みやすい。
萩尾 望都さんの場合、論理を追いかけすぎて迷宮に入ってしまう感じがするのだけれど、それがなくって、ものすごく整理された感じです。
しかし、この時代の人気漫画家さんたち、独身が多い気がするな。やっぱり、鬼のように働いていた時代だからだろうか?
最終章が、ものすごく駆け足だったのが、ちょっと残念です。
多分、あと、5~6巻分の時間を、一気にかいた感じがします。
まぁ、最後の悲劇は、あんまりかきたくなかったのかなぁ。どうなんだろう?
少し平和になったり、硬直状態があると、陰謀の刃はどんどん内側にむかっていく。
すべてを見越した上で、見ないふりすらしなければならない王という仕事は、はっきりいって、大変すぎ。
なんで、王様になりたいのかねぇ。
王様の寵を失った者が、どんな風に簡単に転落していくかというお話。
ここでは、ドン・ペドロが主人公なので、こんな風にかかれていますが、実際のところはわからないよねぇ……。
どこまで史実で、どこからが創作なのかを、知るすべはないのですが、そんなこともあるのだろうなあというドラマが、ものすごく良いです。
多少、王様の性格が軽すぎるかとも思いますが、なんか、「厳しいけれど愛される王」とか言われれば、なんか、納得してしまいそうになります。