BASTARD!!2 暗黒の破壊神
1巻の感想にも書いたかもしれませんが、字が小っさいです。
コミック版ですら小さかったんだから、文庫は……ねぇ。
この人のマンガは、基本、雑誌サイズがいいのかも。
ニュースでよんで、なんとなく知っていたことが、今から振り返ってみると100年後の教科書に載るようなことだったんだなぁと分かってきます。
現代史って、複雑に絡みすぎていて分かりづらいし、どうしても第2次世界大戦以降のことって、学校でもなかなか学ぶ機会がなかったりするので、なんとなくしか知らない。
また、なんとなく知っている気もするので、あまり深く考えたり調べたりすることが少ないので、こういう本は大事だなぁと思いました。
だいたい、アメリカがいらんことして、ひどいことになっていった感じが良くわかった。
まあ、それについて行っているので日本も同罪だわなぁ。
プロローグが5回。このプロローグの長さが、このマンガに賭ける和月さんの本気を感じさせますよねぇ。
結果は出なかったけど。
ガンファイト自体は悪くないんだけど、相棒として輪投げのキャラクターを出したのが、最大の弱点だと思います。
それならいっそ、相棒は一切武器をつかわない、策略だけでいくみたいなキャラの方が良かった。
どう考えても、銃の方が投げ縄よりも強いし、卑怯っぽいからなぁ。
もしくは、主人公になんかハンデがあるというのは、重要だったかも。
だから、和月さんの「片目」というのは、よい考察だと思った。
主人公が銃で、相棒が短距離攻撃っていうのは、青年マンガならアリなんだけど、少年マンガだと難しいと思います。
でも、このロードムービーっぽいところは、嫌いでなかったです。
最後の街まで、行き着いて欲しかったし、今でも続きを読みたいとは思っています。