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ビブリア古書店の事件手帖2 栞子さんと謎めく日常

大輔の元カノ登場。
彼を搦め手でゲットしたとのこと。

これがなにを表しているかというと、栞子さんも、彼を搦め手で捉えようとしているということだと思います。
この栞子さんの黒いところを見せているのが、この作者のすごいところというか、このお話のいいところかも。

黒い人が嫌いかというと、実はそんなことはないかも。
というか、その部分にけっこうひかれているかも。

そして、栞子さんは、自分の黒いところとか、主人公を搦め手で捉えようとしているところとかをけっこう自覚しているっぽい。
そこが、けっこうよいなぁと思います。

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ビブリア古書店の事件手帖 栞子さんと奇妙な客人たち

はやりの(?)書店ミステリー。
まあ、わたしの読んでいる書店ミステリーは、威風堂書店事件メモぐらいですが。あと、京極堂シリーズは、書店ミステリーじゃないか。
マンガだと「鞄図書館」とか、「金魚屋古書店」なんかも、広い意味では、書店ミステリーといってもいいような回もありますね。

こうやって見てみると、意外と古本屋率が高いですねぇ。古い本は、ドラマを抱えている。いいわぁ。

わたしとって古本屋さんは、昔からら、本を買いに行くところではなくて、置けなくなった本を売りに行くところです。
うーん、だから、古本に愛がないので、本やマンガはそれなりに読んでいて好きですが、多分、この人達の定義では、「愛」はないのだと思います。
まあ、そりゃあまあ、持っている本でも、判型がかわったりしたら欲しいと思うし、あたらしくシリーズで出たから買い直した(たとえば、藤子・F・不二雄全集とかね)からといって、昔の本は残して置きたいとは思うんですけども……。
本を置ける場所っていうのは、無限にあるわけではないですからね。
藤子・F・不二雄の作品達は、全集以外は全部、東日の本大震災のときに、読んでもらうように被災地に送りました。
まあ多分、死蔵されちゃうよりは、誰かに読まれて、元気の素になった方が本もよいのだと自分に言い聞かせて。
あぁ、無限の本棚が欲しいです。
でも、今でも大概な量の本が家を侵食しているので、これ以上贅沢はいえないです……。

それで本屋さんになりたいとか、わけのわからないことを考えるんですね。本屋さんだって、無限に本を置けるわけではないとわかっちゃいるけれど。

ということで(?)、愛はないけれど、それなりには「好き」なので、本の話、本のウンチクを聞くのは大好きです。
そして、この本は、ウンチクがいっぱいあって、いいねぇ。

短編連作的な作りで、1話ごとに、ゲストがもってきた本の謎を、名探偵栞子さんとワトソン役の主人公の大輔が解いていきます。
お話も、人情話で、けっこう好きです。特に、3話目の夫婦なんて大好きです。
そして、最後の話で、今までのキャラクターが総出演してフィナーレを迎える。
今、4巻ぐらいまで続きが出ていますが、この1冊だけで、1冊の本として、すごくまとまっています。最初は、続編がない予定だったのかも。

けっこう、好きなお話のなのですが、ただわたしが感じている小さな違和感があるとしたら、栞子さんですねぇ。
以下、ネタバレありです。ミステリーですので、読んでからお願いします。

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金魚屋古書店14

過去編。
マンガ少年総集編版の「地球へ…」ウチにあります。ねぇさんのだけれど。

「地球へ…」、「野球狂の詩」、「こいきな奴ら」。やっぱり、そのあたりのマンガが出てくるのが一番うれしい感じがしたりする。
これは、全部、マンガ好きだった従姉が読んでて、従姉から譲ってもらったラインナップで、まあ、今の自分の嗜好をかなり方向付けているよなぁと思います。

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金魚屋古書店13

図書館にマンガ、けっこう入ってるみたいですね。

マンガ、あってもいいけど、なくってもいいかなぁ……。
どのマンガを購入する買っていう線引きってけっこうできないと思うんですよねぇ。厳選するか、選ばずにドンドン入れるか。で、ドンドン入れると、どうしようもなくなってるのが目に見えてる。

厳選するとしたら、うーん、わたしの図書館には「夢の夢」は、入らないかなぁ。
「トーマの心臓」は、入る。でも、「ポーの一族」は、名作だけれど入らない気がします。
「空の色ににている」と「草迷宮・草空間」は、入るな。
白倉 由美は、なんか1冊入れたい。うーん、「贖いの聖者」かな。でも、これを入れると自分の基準がぶれている気もする。

「金魚屋古書店」のこの巻のお話の中で、「草迷宮・草空間」の本ばかりを集めている人の不思議な話があったけれど、そんな狂気と背中あわせなマンガなら、図書館にあってもいいかも……。

基準が自分でも良くわからないけれど。健全な基準でないのは、確かですな。

少年マンガは、入らないかも…。

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金魚屋古書店12

ただのうんちくマンガなのに、結構、構成とかにも凝ってて、マニア心をくすぐります。
まあ、だからといって、わたしはマメでないので、このお話はこのお話の続きとか、検証とかは全くしないんですけどね。

虐待については、乱暴な人だったけど、それでもいいところもあったとか、優しいところもあったとか、そういう単純な話でまとめられないんですけどね。
むしろ、小さないいところはあって当たり前で、それがかえって、隠れ蓑になったり、子どもが親からどうしても逃げられない理由になったり、親自身の自分への言い訳になったりすらします。
難しいとこに踏み込んできたと思いますが、頑張ってかききって欲しいです。マンガの神様、物語の神様が、どうやって、人を救っていくのか見てみたい。