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クジラの子らは砂上に歌う17

刑場であり罰でありながら、故郷であったりゆりかごであったりするというクジラの在り方が、凄いなぁと思います。

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エア・ギア 超合本版7

世の中には、1話1話がおもしろい話、1巻ぐらいまとめて読むとおもしろい話、数巻まとめて読むとおもしろい話があって、多分、「エア・ギア」とか「ONE PIECE」は、数巻まとめて読まないとおもしろさがわからないんだろうなぁと思います。あぁ、「進撃の巨人」とかも、そうかも。

ということで、まとめ読みの「エア・ギア」、メチャクチャおもしろいです。
キャラクターが、それぞれ自分の意志をもって動き出すと、どうしても物語としてはながくなっていって、かかないといけないことが増えていきます。
そうすると、主人公が走っている物語のラインとは別のラインで物語がどうしても複数走って行くことになります。

今、「ONE PIECE」が昔ほど楽しくないのは、そういう大きなお話にのっちゃっているからだと思います。
だからこれも、超合本版が出て読み返したら、多分、おもしろいと思う。

逆に連載当時もそれなりにおもしろかった印象の残っている「エア・ギア」というのは、なかなか天才の作品です。話を忘れていても、そのシーンだけで盛り上がっている。
「ONE PIECE」の場合は、各シーンの最高に盛り上っている場面を出来る限り同じ対門具で出そうとしているので、シーンとしては弱くなっているかも。

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クジラの子らは砂上に歌う16

うーん、直近で「進撃の巨人」の最終巻を読んだせいかもしれませんが、実は、このクジラの子らは砂上に歌うは、進撃の巨人と同じことを語ろうとしているのかもしれません。
いがみ合った罪を犯した者同士が、どうすれば理解し合って、手を取り合うことができるのか。

その困難さと奇跡。…そして、その先の絶望というかやるせなさまでかこうとしているのかなぁ。

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進撃の巨人34

最終巻。
けっこう詰めて読んだはずなのに、最初の場面を読んだときに前の話がまったく思い出せなくて、本当に読んだかどうか確かめたりしていました。
それぐらいわかりにくいというか、入り難いストーリーです。

けっきょく、エレンがしてほしかったことは、仲間に自由に意志で生きて欲しいということだけだったのかな。
そして、ミカサに対してひどいことをいったのも、そのため。

一方で、ミカサにとって特別な自分でありたいという思いもあったと。あの場面って笑っちゃうけれど、素直な気持ちなんだろうなぁと。

でも、ラストシーン。
結局、世界は滅びの道をたどったのかなぁと思わせる終わり方でした。

巨人の力があろうがなかろうが、結局人間は争い続ける。

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進撃の巨人33

未来はかわらないとエレンが思っているのなら、それって飲み込まれているのと同じことではないかと。
それでも、仲間には自由に生きて欲しいと願っている?

もう、加速した物語がとまらない感じです。