狂骨の夢5
文覺長者の結末が、びっくりというか、いかにもなところです。
バシッって決まって、好きだけど。
お前、さっきまでしゃべっていたやろう。京極堂、いつ気づいたんだ!!みたいな。
実は、わたしも相貌失認の気がちょっとあります。
人は、だいたい雰囲気と場所で覚えるので、シチュエーションが違うところであうと、びっくりするほど誰かわからないです。
きらいな訳ではないのですが。
朱美さんが、いい女過ぎて怖いぐらいですねぇ。
でも、好きなのは「魍魎の匣」なんです。
最終巻。
まあ、この先、問題は山積みでどうなっていくのかわからないけれど……というのは、「西の善き魔女」と同じ様な感じです。
敵も味方も巻き込んで……というところも、似てる感じがします。
そういえば、この学園の雰囲気は、女子校ではなかったけれど、トーラス女学院的な雰囲気もありました。6巻読んでいる間、主人公たちが、そういう一種のアジールをここに作り出そうとしているのかなぁという気がしていました。
多分、荻原 規子のなかの学園が、そんなイメージなんだろうなぁと思います。仲間がいて、ライバルとも競い合って成長していく。
そう考えると、えー、ここで終わりって感じるところもアルのだけれど、とっても気持ちいいお話でした。