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秘神界-歴史編-

日本人によるクトゥルー神話集です。

クトゥルーのイメージからは、若干離れてしまう感じはありますが、肌には合うなぁと。
まあ、同じことをくりかえすのがクトゥルー神話ですが、あんまり同じことをくりかえしていてもなぁ……という気が最近していたので、よかったです。

関西弁を喋るクトゥルーとか、凄いわ。

特に好きなのは、西遊記のクトゥルー版みたいな立原透耶の「苦思楽西遊傳」。沙悟浄の苦悩が、カッコイイです。
続き読みたい。

秘神界―歴史編-
(創元推理文庫)

朝松 健 / 東京創元社(2002/09)


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封神演義10 完全版

中国の物語って、「西遊記」にしろ、この原作の「封神演技」にしろ、スタートが面白くて、後半はなんかだれている感じが……。

風呂敷を広げているときはいいのだけど、広げた風呂敷をうまくたためないというか……。人を削ったマンガですら、「誰、この突然キャラ」みたいな感じになるので、なかなかに、難しいです。

いろいろ伏線をはるのは、藤崎竜、それなりにがんばっているなぁと、読み返して思います。

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孫悟空6 大閙天宮編

えっ、これで終わり??
続きがあるんでしょうか??

人間・三蔵が完全に浮いちゃったかたちになってしまいました。

うーん、この前、

「なんで西遊記のラストを誰もおぼえていないのか?」

というお話をなにかのあとがきで読んだけど、それを考えるとこれが正しいのかも。
打ち切りくさい気もしますが。

というか、ラストの2ページの三蔵が、人間・三蔵ならば、もっとちゃんとおさまったと思うのだが……。

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孫悟空3 夢殺剣士六丁六甲編

西遊記は、最初の部分が退屈なんですね。
だから、このマンガみたいに、いきなり旅から進めるのは正しいわけです。

でも、一行の「業」は、前半部にあるので、それを理解できないとおもしろさが半減してしまいます。

ここで、こういう展開で物語を最初に戻してしまうのは、すごくよく考えられた展開だなぁと、なかなか感心しました。

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孫悟空2 紫金鈴煙砂に鳴る編

あれ、なんか話がまとまっちゃったみたいな。これで、終わりなのかな?

テレビの「西遊記」のイメージが強いので、三蔵法師は、女の人(……というか夏目雅子)とい感じがしてしかたないのです。
そして、この物語のなかでも、シャカの化身であった破戒僧・三蔵から、カンノン様の化身である女の三蔵に交代。

このマンガ、書かれた時代っていうのは、テレビシリーズの後なんだろうか?