西の善き魔女6 闇の左手
ついに、世界の秘密があきらかに。そして、バードとフィーリの役割も。
かなり急展開で、事態も深刻なこの巻ですが、わたし読みながら、ずっと笑いっぱなしでした。なんとまあ軽やかに、荻原 規子は物語を紡いでいくんでしょう。
まさか、女王試験の行方があんなふうになるなんて思ってもいませんでしたが 、これもとても正しい気がします。
レアンドラ、アデイル、フィリエル。ライバルすらも味方につけてというのは、とっても正しい「女王試験」物語だと思います。
いやあ、女王試金石を今までフィリエルしかもっていなかったというのは、衝撃的でした。わたしが、読み取れてなかっただけか?
女王候補はみんなもっているんだと思っていました。なんで、3つもあって、しかも、もう女王ににならないような、オーガスタ王女とか、エリディーンとかが持っていたんだろう。
というか、いつ、受け渡しをするもんなんだコレは?
ただ単に、血族のあかしを立てるためだけのものならば、女王のところに1つあればすむ気もするし……。
とか、
結局、ディー博士は、どうなったのよ。
とか、
まだまだ、疑問は残っているのですが、そして、「これから」のこととか。
でも、ひとまずは、とてもきれいに物語がとじたなという気がします。
では、外伝に。