大長編ドラえもん6 藤子・F・不二雄大全集
なんか、いろいろどっかで見たようなネタをごった煮した感じが強いなぁ。
年1でこれをかくというのは、F氏にとっても、けっこう大変だったのではないかと思います。
ちょっと辛そうな感じもありますが、それでも、楽しんでかいているよなぁ。
幼年向けの「ドラえもん」が入っている1冊。
多分、今までのコミックスには入っていないんじゃないかと思います。
もったいない。
藤子・F・不二雄の幼年むけマンガのおもしろさは、異常だと思います。
2ページとか、1ページのマンガなのに、おもしろい。
たしかに、難しい話はできないけれど、子どもの「できたらいいなぁ」、「あったらいいなぁ」が、本当に詰まっています。
解説の人は、これは、「子ども向けに書いたわけではないからだ」的なことをかいていますが、わたしは逆に、この子ども向けにしたときのバッサリした切り方が、凄いと思います。
普通の人なら、せめて道具の名前をいうシーンぐらいは入れようとすると思います。でも、そんなもの幼児にはいらないとバッサリ切ってしまって、本当に大事で、しかも伝わるエッセンスの部分だけをかいています。
確かに「離乳食」というのは、ものすごくうまい表現です。