妖神グルメ2
「妖神グルメ」、完結。
まあ、よ~わからん主人公だと思ってはいましたが、正体が、作者の考えていたアレだとすると、ちょっとなっとくできるかも。
いや、変な名前としか思わんかったしなぁ。当時は、知識もまったくなかったしな。
ただ、日本のクトゥルー神話の幅を広げた1作であるのは確かです。
3巻目。
いつまで待っても続刊は出ないです。
これが、わたしにとってSFですねぇ。という時代。
新井素子から始まって、夢枕 獏、高千穂 遙、栗本 薫、田中 芳樹、野阿 梓、菊地 秀行、大原 まり子。今でも大好きで、読みたいと思っている人たちばかりです。小説でいうと、この辺の人たちが、今のわたしを形づくっているなぁと感じます。
性に合っていると思うのは、やっぱり、その時代の雰囲気とか、心が柔らかいときに読んだその印象とかが強いと思います。
そして、この時代、ものすごく文体にこだわった書き手が多いような気がします。
「あたしの中の……」、「花狩人」、「銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ」あたりは、やっぱり特別です。
「銀河ネットワークで歌を歌ったクジラ」って題名、ラノベの題名のはしりだよねぇ。
完結の6巻まで出て欲しかったです。
消えたので、書き直しです。
うーむ。1巻読んでから、2年以上たっている上に、1冊読むのにけっこう時間がかかっています。
まあ、並行して、「竜との舞踏」とか、「絡新婦の理」とか読んでたというのもありますが。
だいたい、この主人公とライバルが対立している理由が、ものすごく薄い。薄すぎて、忘れてしまいました。
まあ、かっこいいのだけれど。
クトゥルー・ミュトス・ファイルズでは、初短編集ですね。
菊地 秀行の「軍針」は、いつもやつ。でも、マンガ版しかしらないので、十月 真紀って、そんなに凄い人でしたっけ。なんか、のほほん系の人のような印象しかないです。
まあ、小説版とマンガ版では、別人なのかもしれませんが。
「ウィップアーウィルの啼き声」は、ところどころ怖いんだけど、説明しすぎなところでちょっと素に戻ってしまう。でも、説明ないとわけわからないし、小説でホラーって、難しいなぁ。
ゲームブックは、前自分が選んだ選択肢というのをまったく覚えていないので、過去の選択(を覚えておくこと)によって変化する物語は、ダメだと思いました。ダメなのは、わたしの記憶力です。
実は、ゲームブック、そんなにおもしろいと思った事がないかも。