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つる花の結び 下 源氏物語

「つる花の結び」完結。

うーん、近江ちゃん好きだなぁと思うと同時に、玉鬘って、最後までつまんない女だよねぇと思ってしまう。
まあ、つまんないは言いすぎか。美人というだけで普通の人だなぁと。

なんか、匂宮三帖は、いろんな試行錯誤しながら、主人公を決められない感じがあります。そんな部分も、外伝的です。

次は、宇治十帖。

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つる花の結び 上 源氏物語

中の品の物語。本当は、こっちよりも先に「宇治の結び」があったみたいですが、なんか間違えてこっちを先に。
なんか、もしかしたら、このあたりの掌編の方が、メインの「源氏物語」の流れよりも少し先に書かれた部分があるのではないかというお話には、ちょっとありうるかもと感心しました。別に、この流れ全部を先に書く必要はなくて、ちょっと掌編を書いて、大長編を書いて、落ち穂拾いをしてというのは、確かに充分考えられる気がします。

なんだろう、新しい解釈とかがあるわけではなくて、ただ淡々とお話が流れていくだけなのですが、なんでこんなに読みやすいんだろうと感じています。
そして、ヘッセ全集とこの荻原源氏は、読んでいるとものすごい多幸感が溢れてくるんですよ。理由は、謎なのですが。

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国づくりのはなし オオクニヌシとスクナビコナ 日本の神話 古事記えほん5

副題が、「オオクニヌシとスセリヒメ」ではなくて、「オオクニヌシとスクナビコナ」なのは、前巻が、「オオナムヂとヤガミヒメ」がだったからでしょうか?
そして、あんまりにも簡単にヤガミヒメは退場。ちょっと不憫です。

まあ、力があるほど、嫉妬深くそして自分の思うように出来たはずなので、オオクニヌシにとって、スセリヒメという存在は、多分、権力を維持する上で、とても大事にしなければならない存在だったのだろうなぁとか想像します。

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いなばの白うさぎ オオナムヂとヤガミヒメ 日本の神話 古事記えほん4

あれ、まだ、スセリヒメのところまでいかない。というか、わたしの中で、ヤガミヒメとスセリヒメが、ゴッチャになっています。
スセリヒメが、凄い嫉妬したという話は覚えているのですが。

ということで、スサノオは、今回、名前だけの登場でした。

そして、オオナムジがスサノオの子孫?
すると、スセリヒメとの結婚は、けっこう身内での結婚だったことになるのかな??

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やまたのおろち スサノオとクシナダヒメ 日本の神話 古事記えほん3

2巻目の主人公も、スサノオ。
1番英雄らしいスサノオかな。
そういえば、4巻目でも、スセリヒメのパパとしてスサノオ出てくるんだよなぁ。いろんなところをつなぐ、ものすごい重要人物です。

おろちが、蛇という意味ではないとは知らなかったです。イメージはものすごい蛇なんですが。

今回も、表紙にシールが貼ってありましたが、これはきれいに簡単に取れました。
改善して良かった。