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花よりも花の如く14

2002年。
その頃のインターネットってどんなだっただろう。

「あ・そ・ぼ」が始まったのが2002年だから、けっこう個人のWebサイトもあった感じ。ブログが流行り始めた頃ぐらい??
もう、なかった時代がどんなのかが想像できなくなっています。

人の繋がりは、緩やか。これが、物語の中だからなのか、時代の所為なのか、だんだんわからなくなっています。今なら、危なくてしょうがないと感じちゃうだろうなぁ。

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ボクを包む月の光13 ぼく地球 次世代編

なんかものすごく大事になってきた「いれぎゅらーばうんど」です。
今回の見所は、しかし、シリアスな話が続く中、輪の中に木蓮が宿るところですね。爆笑しました。

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ボクを包む月の光12 ぼく地球 次世代編

気がついたら、前巻読んでから5年たっていた。どんどん、年がたつのが速くなります。
そして、さらに新しい物語も始まったみたいです。

でも、これぐらいの時間感覚が、この物語にはいいのかも。と、勝手に思っておこう。

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夏のおわりのト短調

懐かしいなぁ。
多分、1番懐かしい大島 弓子です。

大島 弓子は、「綿の国星」から読み出したのですが、花とゆめコミックスでは、巻末に別の短編が入っていたりしました。その一緒に入っていた短編が、多分、この本の中の短編だと思います。
今調べてみると、

1巻「夏のおわりのト短調」
2巻「たそがれは逢魔の時間」
3巻「赤すいか黄すいか」
5巻「裏庭の柵をこえて」
6巻「あまのかぐやま」

となっていますねぇ。

しかも、確かな記憶ではないのですが、「夏のおわりのト短調」は、なぜか、「綿の国星」よりも先にコミックスに載っていた様な記憶があるのですが、違ったかな。1
それで、「綿の国星」のはずなのに、なぜ??となった記憶が。

大島 弓子、凄い好きと思ったのは、もちろん「綿の国星」なんですが、もう1つは2巻目の「たそがれは逢魔が時間」なのでした。

だから、「夏のおわりのト短調」は、全然、意識してなかったですねぇ。
今読むと、凄いですよねぇ。今でも、充分通用するドラマだ。というか、今の方が、もっと理解されやすい気がします。

「あまのかぐやま」の副担のカミングアウトとかは、本当に、時代が追いついてきたんだなぁと。わたしは多分、はじめて読んだときは、ただの女の子たちのからかいを避けるためのフェイクだと思っていたと思います。もしくは、まったく理解していなかったか。
なんていうか、例えば、「風と木の詩」や「変奏曲」みたいに、違う世界のことならば、そういうこともあるかもしれないと思っても、身近なところで、いろんな思いをしている人がいるとは想像できてなかったんだろうなぁと思います。

わかりにくさは、あんまり感じなかったです。

30年以上前の物語ですが、今読み返す意味が、ものすごくあると思います。

  1. 今、ねぇさんが調べてくれたところによると、もともと「夏のおわりのト短調」という題で花ゆめコミックスが出ていて、あとで「綿の国星」の人気が出たため「綿の国星」と改題されたそうです。 []

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秘密 season0 3

核や汚染の恐怖っというのが、物語の根っこの部分にあります。
これは、「月の子」からどんどん顕著になってきていて、清水 玲子のテーマの1つになっているのだと思います。見えないものに汚染されていく。それならば、そうされたことの復讐は、見えないもので加害者も汚染されてみろ。

そういう話というと簡単すぎるんだけれども。

そして、シーズン0の主人公は、薪なんだなぁ。だんだん、この人の心のベールがはがれていく。それが、良いのか悪いのかは、まだ、わからないのですが。