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3月のライオン6

ひなたのいじめ問題。
ここまで、真正面からとりくみますか?というぐらい真正面からきました。
いじめをなんとかしたいというのと、勝負に勝つは、なかなかうまく結びつかないけど、強くなりたいという気持ちは、痛いほど感じます。
まずは、自分に守れるだけの自信が欲しいと思った。そこからいくのか?と思うけど、多分、現実もそこからはじめないといけないなぁと感じました。遠回りに見えるけれど、そこから始めなければ始まらない。

そして、そうして力と心をそそぎ込むことは、決して無駄ではないと思いたい。
それが、何か結果を生むとか、そういう甘いことではなくて。でも、もっと厳しいところで、そのギリギリの気持ちは、効いてくるのだと信じたいです。

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3月のライオン5

カラー口絵(あかりさんの方)を見て、カラーイラスト集が出たら絶対買ってしまうと思った5巻でした。

内容が、エピソード1つ1つ、バラバラなような感じもするのですが、ものすごく深くてつながっていて、ドキドキします。

夜のれいとひなちゃんのやりとり。読者が、物語に救われる一瞬というのが確かにあって、その1つだなぁと、色々おもいだしながら感じました。

今まで、わたしのなかで、救われたなぁと感じたマンガは、坂井 久仁江の「花盛りの庭」のシリーズだったのですが、これもそれに匹敵するぐらいのポテンシャルを秘めています。

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3月のライオン4

あかりさんの鋭さが、素敵な1巻です。
そして、島田さんの渋さ。

「縮まらないから」といって それが オレが進まない理由にはならん
「抜けない事があきらか」だからって オレが「努力しなくていい」 って事にはならない

胸に響きます。

まあでも、やめ際は、いつだって自分で決めていいものでもあります。

なぜ進むのか、なぜやめるのかは、自分の中にしか答えはない。

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3月のライオン3

自立するっていうことは、孤立することではなくて、ちゃんと誰かに頼れるようになることだよと。多分、それは真実なのだけれど…。

どれぐらいの恥ずかしさと向かい合ったら、一人前の大人になれるのか、未だにわからなかったりします。

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3月のライオン2

もしかすると、「ハチワンダイバー」よりも、「月下の棋士」よりも、羽海野 チカは、残酷な部分があるんではないかと思ってしまいます。
どうしようもないところ、才能としかいえないところを、もう、「才能」と言い切ってしまう。

それは、「ハチミツとクローバー」のときにも、ちょっと感じていました。

だから、今回の将棋という題材は、この人にあっているのかも。