聖なる花嫁の反乱4
主要キャラクター4人が、バラバラになったり、出会ったり。
執行官ですら知らない事実も、けっこう多いようです。
主要キャラクター4人が、バラバラになったり、出会ったり。
執行官ですら知らない事実も、けっこう多いようです。
「聖なるもの」も、「邪なるもの」も、それ単体であることは、形をゆがめてしまうことなのかもしれません。
清濁の両方をうけいれて……というのは、紫堂 恭子の永遠のテーマですね。
完結です。
テーマは、紫堂 恭子の物語と同じ感じです。自分自身の暗黒面といかに向き合うか。それを否定するのではなく。
なのですが、これを現代劇でここまでストレートにできるというのが、驚きでした。
でも、本当に、自分すら受け止められないまるごとを自分を受け止めてくれる相手がいたら、それは理想の相手だと思います。
さて、津田 雅美が、次にどんな作品をかくのか、楽しみです。
何の犠牲もなしに、成り立つ平和はないのだけれど、エーレの平和が何を犠牲にしているかは、けっこう奥が深そうです。
何かを犠牲にしなければならないとき、その差し出したものについては、本当にそれで良かったのかと考え続けていかなければなりません。
けっっこう、したたかな王子さまのお話です。
思ったより、コメディでないのは、この人の持ち味ということで。