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呪われた男2

呪いの本質の話をよみながら、

「そんな、アホな~」

と主人公と一緒に叫びながらも、なんか、納得していたという。
まあ、そういうことは、充分にあるか。

人って、環境が変わるよりも、慣れた不幸を選びがち。だから、呪いの半分ぐらいは、自分が自分にかけているのかも。

まあ、その仕組みを知ったからといって、簡単に呪いが解けるわけではないけれど、それでも、自分ののぞみを知ることは大事です。
自分を不幸にする呪いが、もしろかすると、祝福に変わるかもしれない。

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呪われた男1

新年、あけましておめどうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

2023年の1冊目です。毎年の通り、あんまり新年らしさはないですが。

紫堂 恭子のファンタジー。
久しぶりに読むけれど、なんというか、帰ってきたなぁと感じるマンガ家さんの一人です。

お願いされたら、絶対にことわれない呪いを受けた男。
これは、かなり厄介ですが、おもしろいです。

でも、この人には大河の方が良くあうとは思っています。

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聖なる花嫁の反乱10 亡国の御使いたち

完結。
なんで、英語……とか、ちょっとヴァンの覚醒が突然とかいう感じがあって、10巻半な長さよりも、11巻分まで話を広げてゆっくりやった方がよかったのではないかとも思うのですが。ほんとか、15巻ぐらい続けばいいと思うのですが(笑)

でも、この人が作品の中でいっていることっていうのは、すごく、本当のことだなぁと思います。

こんかいこの物語の中で語られていることは、わたしが山岸 凉子の「日出処の天子」を読んだとき位から思っていたことと同じです。「処天」では、厩戸皇子は仏の存在が見えるのだけれど、まったく役に立たない。ただ、いるだけの存在です。
でも、神様とか、仏様っていうのは、本当にそれだけの存在で、でも、役に立たないのではなくて、人間がどんな方向にいってもただただ「見ていてくれる」。そういう存在なのではないかと思うわけです。

うーん。
上手く表現は出来ないけれど、自分に親なんていないと思ってあれていた夜盗が、自分にも親がいることを知ったからといって、別にだからといって今まで親から愛されなかった経験がなくなるわけではないけれど、それを知るだけでとても安心するみたいなことってあると思うのです。

神様や仏様を信じるっていうことは、それとよく似たようなことだと思います。
そんな神様や仏様が、自分になにかしてくれるわけではない。自分だって、神様や仏様のためになにかできるわけではない。でも、自分を否定しないそんな存在がいるというだけで、なんだか救いに感じてしまうような。

今回のお話は、それを超えて、そして、人間にはそれぞれ、神様と同じように全てを作り出す力がやどっているのだよという力強く、そして怖いメッセージも入っています。
そして、それを無駄に使ったって、それはそれで良い。今存在しているということ自体が、赦されているということ。凄い。

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聖なる花嫁の反乱9 亡国の御使いたち

偽花嫁(笑)
お得意のパターンになってきたな。しかし、しゃべったらバレるだろうと思うのだが…。ゴリ押しですな。

次の巻で終了だそうです。まとまるのか、コレ。あと4、5巻ぐらい欲しいんだが。

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聖なる花嫁の反乱8 亡国の御使いたち

なんかこう、物語の包囲網が、どんどん狭くなっていって、核心に近づいている感じがして、ドキドキします。

神は、なにを我々に求めているのか?
印の意味は?

そして、花嫁の役割は?