風の大陸 第二十五部 大祭司
大陸を救う方法も、ちょっと見えてきたようです。
文化、価値観の違うローダビアに行くというのは、なかなか、面白い展開になりそうです。
ローダビアの人が、みんな悪者というわけではないでしょうし、ちょっとどうなるのか、楽しみですねぇ。
ここで一発ネタ。
ドラスウェルクには、実は、妹がいます。
愛称は、もちろん「ドラミ」ちゃん。
いや、ドラちゃんはないだろうと……。すまん。それだけのネタです。
りんの家では、「ぷぅのたいりく」と呼ばれ、親しまれてる「風の大陸」です。
実は、わたしは「太陽帝国編」に入るまで、主人子のティーエのことが、全然、好きではなかったです。
なんか、ロボットみたいな人間だなぁと思っていました。
「顔がいいやつは正義だ」というのが、この世界の掟なんですが(笑・マレシアーナだけが例外かな)、その中でも、特に美しいとされているこの人なのですが、ずうっと、
「それだけかい」
というのがあったんですね。
イルアデルとか、マレシアーナとか、ラクシとかは、それなにり人間らしいところがあって好きなんですが、この人とボイスだけは、とても人間とは思えない。
ボイスは、外伝で彼女が出てきたとき、ちょっと人間らしくなったと思いました。1
ティーエは、この「太陽帝国編」で、すごい弱かったりする一面を見せてくれたので、この「太陽帝国編」は、とっても面白かったです。
でも、カリスウェンとかは、あんまり好きではないなぁ。
今まで、陰謀のなかを無事にわたってきた人が、「汚れ無き」って本当かなぁと思ってします。
オーラの美しさという、その人の清らかさの絶対的な基準が物語のなかにあって、
「見える人、わかる人にはわかるのよ」
と言うところが、この小説のネックかなぁ。
「すまん。オレには見えん」
みたいな。
それを考えると、グイン・サーがのナリスなんかは、評価する人もいて、大嫌いと嫌う人もいて、バランスの取れた人だったなぁと。
わたしは、ナリスは、やっぱり腹黒いことを考えていたと思っていますが(笑)。みんなの人生狂わせてるのあの人だし。
ただ単に、美形な完璧な男が嫌いですか?
そうかもしれない。
そして、女の子キャラには甘い。
男はみんなそうなのさ(多分)