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SPY×FAMILY4

ワンワンのあたり。
ということで、アニメだとシーズン2ぐらいになるのかな。丁寧に作ってもらっている感じがしますねぇ。

それぞれが、秘密を抱えてなのですが、アーニャとボンドは、ちょっと秘密を共有している感じもあるのかな。このあたり、大人は秘密のストレスに耐えられても、子どもは抜けるところが必要だろうというバランス感覚を感じます。

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はなとゆめ

背景を知ることによって、作品に対する見方がひっくり返ることがあります。
それは、「書かれたテキスト」だけを純粋に読み解くというのとは違って、作品の読まれ方としてはは邪道なのかもしれませんが、知ってしまうと後には戻れない「知」というのが、確かにあると思います。

「枕草子」も、そんな作品の1つです。
多分、放送大学の講義か何かで聞いたのだけと思います。一通り、清少納言の美意識などの話があった後、講義の1番最後で、「枕草子」が書かれた時期についての言及があったのです。

「枕草子」が書かれて成立したのは、1番華やかだった時代ではなくて、もう章子がいなくなった後の時代であったこと。
そして、その時代に書かれたにもかかわらず、没落についての恨み言や後悔は一切なく、ただただ、美しい時代について書いていること。

その解説がミステリーの謎解きのように、すっーと自分の中に入ってきて、今までの自分の知っている「枕草子」が、ひっくり返ってしまいました。

で、この「はなとゆめ」は、その解釈にそった清少納言の姿でした。
だから、「枕草子」の文章だけから感じる清少納言像や、これまでにあった清少納言像、もっといえば、ぼく自身が持っている清少納言のイメージと合っているかというと、微妙に違っています。
でも、その微妙な違いこそが、彼女自身の取り巻く状況と彼女自身が伝えたく表現しようとしたのギャップとして、物語に深みを覚えている感じがしました。
多分、知識を持つことの楽しみというのは、こういうものなのだと思います。
もちろん、知識無しの純粋な楽しみというのもあるのですが、知識を持っていることで、見えている景色が、何倍にもおもしろく感じる。

そこに咲いている花は、そのままでももちろん美しいけれど、「本来、そこには咲いていないはずの花が咲いている」ということを知ることで、新しい見方や、新しい物語が見えてきたりする。
そういえば、和歌もそういうもので、そのものだけでも楽しめるけれど、前提になる歌を知っていることで、風景が何重にも重なった表現を感じることができます。

それは、ひっそりとわかる人だけにあてた秘密のメッセージのようでもある。

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BEASTARS9

レゴシが、ついに犯人特定、1発目の直接対決。
ピノは、ピノなりに、かっこいいという。ほら、モテるわ。

ハルとジュノも直接対決。
ここでも、ハルがおねえさんで、すごいなぁと。
そして、Tシャツで無造作に顔の汗を拭うハル。あざといというか、もう、計算され尽くされているわ~。

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ツバサ19

未来を変えるために。
サクラの無理の意味。ファイの秘密がだんだんあきらかになる19巻。

変えられない未来ならば、見える意味はない?
ならば、予言は当たらないためにある?

でも、未来をゆがめることで、さらにひどい未来を選び取ってしまうこともあるかもしれない。

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アンの世界地図4 It’s a small world

物語の底には流れながら、不思議なことなどなかったように物語が進んでいく。
こんかかき方が、あるんや(驚)

そして、めちゃくちゃ言いながらだけれど、あおいちゃんの

「一家だんらんをしようって…」

とか、

「代々うちの女に惚れるって決まってるんだ」

とかは、なんか完全にアンを身内だと思っている発言に聞こえる。

そして、物語は秘密に触れる。
次の巻で、完結です。