超級!機動武闘伝Gガンダム 新宿・東方不敗!8
新宿・東方不敗!、完結。
ドモンも、これで、さすがにふっきれたのかな。
この吹っ切れなさと、吹っ切れたときの描写は、島本得意の展開です。
まあたまに、「仮面ボクサー」みたいに、吹っ切れるまでに時間かかりすぎな人もいますが。
マスター・アジアのキャラもいいわぁ。
元気出ます。
いー感じに、ギスギスしているわぁ。
こういう、細かい芝居をかかせると、安彦 良和は、天下一品だなぁ。
逆に、大局を見た盛り上がらせ方なんかは苦手なのですが、ガンダムの場合、大きな流れがしっかりしている富野 由悠季原作なので、両方の長所が活かされている感じです。
それは、安彦 良和よりも、ちょっと小粒になるけど、美樹本 晴彦もそうですねぇ。
やっぱり、絵をかく人というのは、細かいところが気になるんでしょうか。
そして、アニメでは雑だった部分が、丁寧にかけています。
まあ、ホワイトベースが大気圏内を飛んでいるという不自然さは仕方ないんですけどね。
でも、人間のこまかいところは本当にうまくて、ジオンの兵隊さんと降りた人たちのからみが、良かった。
アニメ版のGガンダムは、バカにして見てなかったのです。
最終回の最後だけ見て、
「見なくてよかった……」
とか、思っていました。
なので、アニメ版と比べて、この展開が、すごいのかどうかの判断が出来ません。
しかし、このコミック版を読んで、アニメ版を見てなかったことを後悔しているわたしが、ここにいます。
それぐらいおもしろいです。コミック版。