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GEN 『源氏物語』秘録

今、流行中の「源氏物語」です。

主人公は、角川 源義。脇をかためるのが、折口 信夫。
これは、おもしろくないわけがない。

でも、思ったほど荒唐無稽ではなくて、真面目な感じのお話に仕上がっています。

まあ、わたしは、確かに話に一貫性はないけれど、でも、源氏物語って、1人の人間が、勢いで色々書いてみた話ではないかと思っています。
キャラクターが、立ちすぎるぐらい立っているからなぁ……。多分、1人だと思うんですよ。

最後、角川文庫発刊の言葉でしめるのは、さすが。

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パタリロ源氏物語!5

とりあえず、まとまってる?
いや、まとまっていないよなぁ。

須磨からもどってきたら、いきなり完です。

完結らしくするために、最後のエピソードは、無理矢理つけた感じもありますねぇ。

あんまり、ウケなかったのか??

まあ、バンコランが女好きという設定だけで、かなり無理があったかなぁ……。

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源氏物語の京都案内

京都案内といいつつ、内容的には、一帖を見開き1ページでまとめる試みなのかなぁと。
そうすると、「まろ、ん」には、勝てないかも。

京都のお菓子案内は、あんまり和菓子に興味のない私には……。まあ、京都の子なら、おもしろいかもしれませんが。
京都では、おみやげで持ってきたお菓子を、もらった人は食べて、

「これは、ドコドコさんのお菓子ですねぇ」

と当てないと、莫迦にされるという恐ろしい文化があると聞いたことがあります。本当でしょうか?

むしろ、この本の読みどころは、後半にちょっとだけしかないけど、現代語訳の読み比べだと思います。これは、おもしろかった。これだけで、1冊つくっても良いぐらいだと思います。

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パタリロ!選集42

しかし、この本編を続けながら(?)、西遊記もしたり、源氏物語もしたり。そして、本編の中にも、江戸編があったりと、マンネリとはいわれつつ、よくネタがつきない物だと感心します。

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パタリロ源氏物語!4

あぁ、この人は、

「原典なんて読み解く素養がない」

とかいって、原典を読んでないことを強調していますが、原典を読んでなくても、いろんな知識を旺盛に集めていることはよくわかる。こういう人の

「わたしは勉強していません」

を信じてはいけない(笑)

てなことを「2人がしあわせに結ばれた説」を読みながら考えていました。