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ブリュッセル1893

ブリュッセル1893
10月25日(土)、湖畔のゲーム会がありました。
2週連続での湖畔のゲーム会でした。レポートも、2週連続で(もうとっくに11月ですが・笑)

「実は前回の『ブリュッセル1893』には、ルールもれがありました」

ということで、今回も前回同様、「ブリュッセル1893」からスタート。

前回のルールで抜けていたところというのは、収入。前回のゲームでは、収入は「有名人」カードの効果を利用するか、「美術品」を売るか、ブリュッセルボードでアクションするの3つしかないということだったのですが、どうやら、各ラウンドの最後に、「美術品」の種類の数だけ収入というのがぬけていたとのこと。
そうすると、前回、美術品路線で走っていたねぇさんは、コインの面で苦労することはなかったはず。
あともう1つ、「建物」の建築について。建物は資材とコインを指定された組合わせで支払って建築します。その時、白色のオールマイティーの資材があるのですが、これは、資材の代わりだけではなくて、コインの代わりとして使用してもよいとのことでした。
建築型でいっていた和邇乃児さんは、このルールだと、もうちょっと建築が楽になっていたかもです。
まあ、2つとも、前回のわたしには全然関係ないルールなんですけどね(笑)

ということで、正しいルールでの「ブリュッセル1893」です。

今回スタートプレーヤーのわたしは、前回の反省を活かして、資源を2つ取るところから。
でこねぇさんも、資源2つ獲得から。
和邇乃児さんは、ブリュッセル・ボードのオールマイティ白資源を取りに行きます。いきなり、ブリュッセル・ボードかぁ。

前回やってみてわかったのは、建築は大事ということと、美術品は、相場さえはまれば、金にもなって、得点にもなって、お得ということでした。しかも、今回、美術品はラウンド更新時の収入にもなるんだから、けっこう、これ大事じゃないか?

ということで、今回は、建築しながら「美術品」を積極的に集めていく作戦です。
でこねぇさんは、前回の和邇乃児さんを見習って(?)、建築作戦で行くようです。
和邇乃児さんは、「有名人」を並べて行く作戦。

手番1番でしたので、建築は、最速の4手目に。最初の1こ目を前回の和邇乃児さんを見習って、アールヌーボー・ボードのど真ん中に。
これは、「美術品」を得るアクションスペースでした。
建築ボーナスの5点も取れていい感じ。

前半は、和邇乃児さんのコインが、超豊富。金満です。
そして、ワーカーを増やす「有名人」をキープして、ブリュッセル・ボードで無理しても、絶対にワーカーが減らない体制に。
コインが豊富ということは、

「ボーナスカードを取るには、後出しの方がいいんですよ」

と、縦列の最後のアクションを取って、ボーナスカードを集めていきます。
縦列の最後のアクションに置くのは、確かに重要。まあ、その最後まで残っているアクションが、やりたいアクションかどうかというのは、難しいところではあるのですが。それでも、そうすることでボーナスカードは、確実に持って行くことが出来ます。

わたしは、1つ目の建築は順調だったのですが、2つ目からは資材がずれてしまいました。でこねぇさんが、確実にボーナスを取りながら建築をしていきます。
これ、後で作る建物ほど、資材がたくさん必要になりますので、最初の方に建てる建物で5点のボーナスとれないとしんどいのではないだろうか?

ここで、明確に美術品路線に変更。取りあえず「美術品」が空いていれば「美術品」を獲得していく。
ただし、「美術品」は、まったくのランダム引きです。実は、「美術品」を複数引いて選べるタイルは、手番最後だったでこねぇさんがけっこうな数集めていました。

でも、引きは結構良くて、1、2枚しか種類が被らなかったです。しかも、でこねぇさんに1回、わたしの「美術品」獲得の建物を踏んでもらって、黒い「美術品」もゲット。今回、これがラウンド終了時の収入に直結していますから、毎回、3コイン以上。お金もそれなりに豊富です。
被った「美術品」は、出来るだけ効率よく売り飛ばします。

倍率「+2」のボーナスカードは、無理無理にでも取りに行きます。これは、建築中心にいっているでこねぇさんは、あんまり関係がない感じです。
わたしは「美術品」のところの、和邇乃児さんは「有名人」のところの倍率をあげたいわけです。
なんとかゲットして、「美術品」のところに差し込みます。これで、「美術品」1個の勝利点が3点になります。

でこねぇさんは、コスト高くなってきたことと、ボーナスへのこだわりとで、少し建築の手が止まってきています。
でも、確実にボーナスを取っているので、現状トップ。

4ラウンド目。次に出たボーナスタイルは、是が非でも取らなければなりません。ボーナスタイルを取るために必要なものは……コインだ。
ラウンド終了時の収入もありますが、ここは確実にコインを増やしておきたい。ブリュッセル・ボードの収入のアクションスペースを見ると4コイン……。これ、多分、このゲームで最低の収入では……。でも、仕方ないので取りに行きます。

最終ラウンド。今回は、倍率を増やすカードが2枚でました。そして、そのうち1枚は倍率「+2」。
使えるアクションスペースを決めるのは、和邇乃児さんです。たしか、倍率「+1」のボーナスカードは中央の列にあって必ず出るのですが、倍率「+2」のカードは和邇乃児さんがどこをアクティブなアクションスペースに指定するかによって誰も獲得できない死んだ列のカードになってしまいます。
和邇乃児さんも、倍率を増やすカードは欲しいはず。
ここは、確実にいくには、5ラウンド目のスタートプレーヤーも取っておかないといけなかったかもません。
まあでも、そうしても倍率「+2」が最終ラウンドにくるかどうかは、運もあるからなぁ。カウンティングは慣れたら出来ると思いますが、何枚かのボーナスカードはまったく1ゲームでは使われなかったりもするようです。

和邇乃児さんが、選んだのは倍率「+2」のボーナスカードのある方でした。

後は、全力で取りに行く。相手が縦列の最後のアクションに全財産を投げ出しても取れないだけのコインを計算して置いていきます。
余ったアクションで、美術品を取りに行く。

ゲーム終了。
最終計算。

さて、ゲームが終了したときに入る勝利点は、残った資源の数(白資源以外)1つにつき1点、小便小僧をもっていたら5点、そして、個人ボードの勝利点になります。
まあこれに、「有名人」カードの最終のコストが払えなかったものがマイナスされます。
これは、わりと小さい端数的な点数です。1

メインの得点は、個人ボードの得点になります。
個人ボードの得点は、1つは建物の数によって増える得点です。これは、建物数とゲーム中にアップさせた建物得点を掛け合わせます。
もう1つは、自分でボーナスカードを差し込んで倍率を変化させた得点です。これは、4種類あります。

  • ワーカーの数-2
  • 「有名人」の数
  • 「美術品」の数
  • 4コインごと

これらがそれぞれ基本的に得点となります。

ワーカーを6つ持っていたら4点とか、「有名人」3枚で3点とか、12コインで3点とかいう感じですね。
で、この4つのそれぞれの得点が、差し込んだボーナスカードの分だけ、倍率アップします。
わたしは、最終的には「美術品」の得点を6倍にすることができました。そして、もっている「美術品」が6つあったので、それだけで36点。
建物も、4つまで建てていたかな。

和邇乃児さんは、「有名人」を5倍か6倍に。ただキープしていた「有名人」は、5人ぐらいだったと思います。やっぱり、最終の支払いができなかったときのリスクが怖いので、無茶はできません。
でも、建物は3つ。

でこねぇさんは、建物を4つ。多分、あと1つか2つ建てられたけど、ボーナスが取れないので別の手を取った感じです。

最終勝利点。
りん122点。でこねぇさん106点。和邇乃児さん100点。

建物作戦は、ボーナスカードを獲得して個人ボードに差し込んでいかなくてもいいので、引き分けでも建物得点を上げていくことができ、比較的、簡単です。
さらにこの建物得点、1つ上げれば初期値は3点。あと、6点までは1点刻みで上がっていって、それ以上は8点、10点と2点刻みで上がっていきます。この2点きざみになる8点ぐらいまでは上げておきたいところです。
さらに、5つ目、6つ目の建物については、置くだけで1つ5点が入ります。
建物得点を8点にして、5つ目の建物を建てた場合は、1つ建物を建てるだけで20点以上の得点アップを狙えます。
でも、建物を建てるためには、「資材」を集めるというステップが必要です。複数のプレーヤーが、建物を建てようとすれば、「資材」、「建築」ともにアクションスペースに限りがあるので、けっこうきつきつになります。
特に、資材が3つ以上必要な建物については、建築時のボーナスを気にして建てないよりは、オールマイティ白資材を使ってでも積極的に建築していった方がいいと思います。
前回は、建築で出遅れたわたしが、ほとんど建築をしなかったのですが、そういう建築をあきらめたプレーヤーがいなければ、全建物の建築はけっこう大変なのではないかと思います。

それ以外の点数ですが、ゲーム中に入ってくる勝利点は、「有名人」カードを使って入ってくるものとラウンド終了時のアールヌーボー・ボードでのエリアマジョリティでの勝利点、「美術品」を売却したときの勝利点があります。

このうち、「有名人」カードを使った得点は、1回「有名人」の能力を使うごとに5点だったと思います。
5ラウンドのゲームで、1ラウンドに1回しか使用できませんので、最大限使用できて25点。多分、あのカード1枚しかなかったと思うので、1ラウンドに購入して毎回起動できても25点です。
「有名人」カードを利用するには、ブリュッセルボードを使わなければなりませんので、今回の和邇乃児さんの様に、「+ワーカー」のカードなどと一緒に使うなどの工夫をしないと難しいと思います。

ラウンド終了時のアールヌーボー・ボードでのエリアマジョリティは、使えるエリアが大きいときは9つのエリアで争うことになり、使えるエリアが小さいときは4つのエリアで争うことになります。
基本、1つのエリアを取れば1点。
さらに、ボーナスカードや「有名人」カードに2)、この勝利点の倍率を大きくするカードがあります。これは、他のゲーム終了時の勝利点とはちがって、ボーナスカードを個人ボードにさす必要がないために(ボーナスアクションを得るためのコインの量が単独1位ではなくただ1位であればよいので)、比較的上げやすい能力であるといえます。ただし、これは自分と一緒に他のプレーヤーの能力も上がっている可能性が多いということでもあります。
しかも、この能力は、1つ上げたら単純に+1倍になるわけではなくて、1つ上げて2倍、2つあげて2倍、3つあげて3倍というように足踏みの部分が作ってあります。そのため、いきなり1ラウンド目に自分だけ3倍にするというようなことは、なかなか出来ません。
しかも、アールヌーボー・ボードは、このゲームのメインボードですから、1/2もエリアマジョリティを取れたら万々歳だと思います。まあ、最初に真ん中の方のアクションスペースを取ることで、エリアマジョリティを比較的取りやすくする(角のスペースは1つのエリアにしか影響を与えず、辺のスペースは2つのエリアにしか影響を与えないのに対して、真ん中の方のスペースは4つのエリアに影響を与えることができます)という方法はあると思いますが、それ以上に、その真ん中のスペースは、本当に自分のしたいアクションスペースなのかという方が重要になってくると思います。また、手番順でそのスペースが残っているかどうかとか、人が建物を建てているスペースがそこにあれば、他のスペースではなくてあえてそのスペースを踏んで、他のプレーヤーをわざわざ利するのかとか、いろいろ難しい問題が出て来ます。
だから、エリアマジョリティは、多分、メチャクチャ意識して取りに行く点数ではなく、同じぐらいしたいアクションが複数残っていて、そのアクションのあるどの列のボーナスカードの価値も同じぐらいだと感じたら、エリアマジョリティを考えて真ん中の方のエリアを先に押さえておく位のものだと思います。
あとは、倍率アップをだれかが独占しないように、できる限り出遅れないようにしておけば良いのだと思います。
今回、前回と、最終的に全員「×2」ぐらいにしかなっていなかったと思います。

「美術品」の売却を売却すると、最大で6点と6コインを得ることが出来ます。
ただし、「美術品」には販売制限があり、すでに売却されている2種類の美術品は売ることは出来ません。また、相場は変動して、0点であることもあります。
そして、「美術品」を手に入れる方法は、ランダムに山から引いてくる。
かなり、安定が悪そうに感じます。
しかし、「美術品」の強さは、売却して即点、即コインを得ることよりも、キープし続けることにあるかもしれません。
キープしている美術品は、ラウンド終了時に持っている種類の数分の収入をもたらせてくれます。
また、美術品は、数をたくさん持てば持つほど、相場を操ることが出来るようになります。
相場を操れるようになった後半から、いらない美術品を最大効率で売却していけば、お金と勝利点の両方を稼ぐことが出来ます。
また、建物を建築する場合は、資材の確保と建物の建築という2つまアクションが必要で、また、資材は確保するだけでは利点がほとんどないことを考えると、美術品は獲得するだけで、効果が望めます。「有名人」の獲得と比べても、効果が自動的で持続するので実はかなり強いのではないかと思います。
あと、今回やって思ったのは、おまけでもらえる黒の美術品は、けっこう貴重です。「美術品」集めにいくときは、建物は場所にもよるけど「美術品」の獲得のアクションスペースに自分の建物を建築して、誰かが使ってくれるのを祈るのが大事かも。
これがあるだけで、毎回、収入+1コインで、しかも、最終勝利点では、「美術品」1個として、数えられます。これだけは、売却すると3コイン3勝利点にしかなりません。
「美術品」を中心に増やしていったならば、ゲーム終了時の勝利点は、「美術品」の倍率をアップさせていくのが1番良いはずです。そうすると、そこを5倍以上にすると考えれば、黒い「美術品」を1つ売却して3点得るよりは、残しておいて5点以上にする方が良いでしょう。
そして、他の美術品については、最高効率なら、売却してもよし、残しておいてもよしで、なかなかに使いやすそうです。
これをふまえると、「美術品」獲得のアクションを奪い合いながら、他のアクションを効率的にしていくというのが、大事なってくる気がします。

まあそれでも、ゲーム中にどのアクションがたくさんあるのかなどが、ゲーム毎にかわってきますので、それによって作戦はどんどん変わっていくと思います。
いろいろプレイごとに気づくことがあります。深い。

エティエン・エスプレマン,Etienne Espreman
Z-man Games
発売日 :
  1. まぁ、「有名人」カードで大マイナスを喰らっていない限りはですが。 []
  2. 「有名人」カードにその能力のあるカードがあったかどうかは、実は正確には覚えていません []

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宝石の煌き

宝石の煌き
重いカードを握りすぎた

ラストは、軽くということで「宝石の煌き」です。

和邇乃児さんには勝てないという伝説が終わったので、しばらくプレイをしていなかったのですが、短時間でサクッと終わるにはいい感じなので、久方ぶりのチョイスです。
今回、いつもよりスタート時刻が遅かったですので、もうガッツリ系のゲームは遊ぶ時間がありません。

今回は、高いカードを握りすぎて死にました。長期戦になると、貴族タイルをとるプレーの方が強くなります。
これも、そこの見極めが難しいです。

和邇乃児さんが、貴族タイルを2つ取って15点で勝利。
でこねぇさんが、最終手番で大きい点数のカードを出して11点。
わたしは、大きなカードを出せずに9点。
それでも、あと2まわりもすれば一気に終了だったのですが……。
久しぶりのプレーで、安いカードを握って「金」を獲得しながら、高いカードを狙っていくというコツのを忘れています。
でもまあ、短い時間でしっかりと考えさせられるいいゲームです。

というわけで、10月前半ののゲーム会は終了です。

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アグリコラ

アグリコラ プレミアムグッズ

アグリコラ
寂れた農場…
ゲーム終了時ですからこれ!!

2つ目は、キング・オブ・ワーカープレイスメント「アグリコラ」です。

かつては、湖畔のゲーム会のしめのゲームとして、ゲーム会毎にしていた「アグリコラ」ですが、最近は、他に重たいゲームをすることが多いので、数ヶ月に1回の頻度になりました。
2014年になってから「アグリコラ」をした回数は、今回で3回目です。ちなみに、2013年は12回プレイしています。ほぼ、月に1回ですね。

今回は、サイコロを振って、「アグリコラ」の目が出たらやる、違う目が出たら別のゲームということで、サイコロを振ったら「アグリコラ」でした。

わたしは、湖畔のゲーム会以外で、「アグリコラ」をする機会がありません。でこねぇさんみたいに、ipadで1日10回ぐらい練習している人や、東京まで遠征して5グリをしている和邇乃児さんとは、環境が違うんやーー。
と、最初に言い訳しておこう。何が言いたいかというと、今回、ボロ負けでした。

ドラフトして、スタートです。
今回まわしながら、

「えー、このカードあるのなら、あのカード取っておけばよかった~」

という場面が多かったです。

けっこう、麦系でいけそうなカードが多かったです。が、それが、職業と絡んでいる場合は、注意が必要です。
でこねぇさんは、ほぼ絶対に、職業を並べるようなプレイをしてきます。
ここで、誰かが職業を並べるようなプレイをしたいと思うとつぶし合いになってしまいます。2人の間に職業を出したいが故のスタートプレーヤーの取り合いが起こり、でこねぇさん及び対抗した誰かが倒れて、3人目が漁夫の利で勝利します。
それをきらって、でこねぇさん以外が職業をあまりとらないプレーをすると、職業を並べまくったでこねぇさんがコンボ攻撃で勝利してしまいます。

うーん。
ということで、職業は、けっこう後から出しても大丈夫そうなのを選びがち。

案の定、でこねぇさんは、職業をズラッと並べます。
うーん、しかも誰かがスタートプレーヤーを取らないと、ずっとスタートプレーヤー。
食料は、麦を食ってもなんとかいける感じです。

わたしの方は、なんとか木の家を一気に2部屋増設して、人を増やす体制にもっていけたれど、食料基盤ができていません。

煉瓦を4つもっているので、「大きな進歩」で「調理場」を取ろうと思ったところ、でこねぇさんが、「かまど」を返して「調理場」を取る。
まだ「羊」しかいないし、他の資源もけっこう貯まっているとこもある。こっちの邪魔をするだけ手です。
それで、こっちは、追加で「煉瓦」をとって来なくる必要がでて、ものすごい手番のロス。

「えー、邪魔する気はなかったけど。偶然」

それはそれで、作戦ならしかたないと思うが、嫌な感じ(笑)
そんな感じの非道いブロックを3回ぐらいされました。
まだまだ、わたしは自分のしたいことで手一杯で、人の邪魔にまで手がまわりませんが、自分の有利よりも人の邪魔の方が優位に立てる事ってありますよねぇ。
勉強になったわぁ。

なんとか、人数は増やせて、家も石の家まで改築できたのですが、後半木が全然とれなくて、スペースがまったく埋まらなくて、大マイナス。

羊とブタのマイナスをなくすために、最後に職業で「自由農夫」を出したら。

「それ、未使用スペースはマイナスのままだよ」

とでこねぇさんに、嫌味を言われる。
わたしも、テキスト読めてますから(泣)

職業ならべたでこねぇさんが、コンボで勝利。45点。和邇乃児さんは堅く41点。
わたしは、空き地がマイナス8点で、31点。
そりゃあ、わたしも、特殊能力とかいっぱい使ったゲームをしてみたいですが、まあ、現状ででこねぇさんと絶対的に作戦が被るために無理があるんですよねぇ。
3人ゲームなので、でこねぇさんと作戦が被ると負ける。でも、でこねぇさんを放っておくとでこねぇさんに持って行かれてしまう。
なかなか、臨機応変に動けないわたしには、難しいです。
だいたい、最初の作戦でいこうとするからなぁ。

あぁ、あと、今回、「アグリコラの基本」をゲーム前にちゃんと読まなかった。
次回は、基本に戻ってがんばろう。

まあでも、楽しいし飽きないゲームです。

ウヴェ・ローゼンベルク,Uwe Rosenberg
ホビージャパン
発売日 : 2009-01-31

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10月12日(日)。三連休のど真ん中は、地域の運動会でした。
まあ、地域の役をしているということで、お声がかかって参加しなければならないことになっておりました。
走ったりは出来ないので、「壮年玉入れ」と「男子玉入れ」という、甘々な競技に人数あわせ出場予定です。

同じ日、和邇乃児さんから、ゲーム会のお誘いも。

「『ブリュッセル1893』のルール読んでいるけど、おもしろそうだよ」

とのこと。
もう、インストの用意も万全のようです。

とき折しも、大型の台風が日本に来ているタイミング。
もし、雨で地域の運動会がながれたら出来る。
うーん、雨降らないかなぁ。

そう願って12日の朝を迎えましたが、快晴でした。
台風、どこ行った?1

まあでも、競技は2時ぐらいに終わり。後片付けの役とかにはあたっていないので、3時ぐらいにはフリーになるはず。

ということで、でこねぇさんが和邇乃児さんにメール。

「3時半ぐらいからスタートなら、大丈夫ですが」

「OK」

と、すぐに返事来る。

3時半からスタートでした。

ブリュッセル1983

ブリュッセル1893
ブリュッセル1893は、アールヌーボー時代のブリュッセルで、建築家になっていろいろ仕事をするゲームです。
システム的には、中心はワーカープレイスメントで、その他、いろんなルールがごっちゃりある感じです。

ワーカーをプレイするボートが2種類あって、置き方がそれぞれ違います。メインの方は、アールヌーボー・ボード。もう一方のはブリュッセル・ボートです。
アクションは、ワーカーを置かれたらすぐに解決するタイプです。

アールヌーボー・ボードの方は、ワーカーの置かれた場所にはもうワーカーを置けなくなるというオーソドックスなタイプのワーカープレイスメントで、ブリュッセル・ボードの方は、同じアクションにワーカーを置くことが出来るけれど、後から置くプレーヤーは、前に置かれたワーカーよりも多くのワーカーを置かなければならない「炭鉱讃歌」や、「キーフラワー」的な方法になります。

アールヌーボー・ボードは、並べ替えのできるボードになっていて、ゲーム毎にアクションの並びがかわってきます。
各ラウンドごとに、スタートプレーヤーが、そのラウンドで使えるアクションをカードの指示に従って決めることが出来ます。全25個のアクションから、9個から16個ぐらいのアクションがアクティブに使えることになります。

アールヌーボー・ボードのアクションをするには、ワーカーを1つ置く以外にもコインも置かなければなりません。コインをいくら置くかはプレーヤー次第。
コインは、ラウンド終了時のボーナスカードの獲得に関係してきます。

アールヌーボー・ボードの方には、アクションスペースが25個あるのですが、アクションの種類は5種類です
各ラウンドで9個から16個のアクションスペースが使用可能となるので、そのラウンドにまったつ出来なくなるアクションというのはありませんが、ある種類のアクションはそのラウンド1スペースしかなくて貴重ということがでてきます。

5種類のアクションのうち、1つ目は、「資材」を2つ得るです。資材は、「建物」タイルを建築するのに必要になります。必要になるタイルは、ゲームをプレイするにしたがって変化していきます。それを見据えて2つの資材を選んで取ります。

2つ目は、「美術品」タイルを1枚得るです。
決まった枚数の「美術品」タイルをめくって、そのなかから1枚を選んで手に入れることが出来ます。どの「美術品」が手に入るのかランダムですのが、めくれる枚数が多いとそのなかから「美術品」を選ぶことが出来ます。めくれる枚数は、始めにパスした人が貰えるマーカーの数によって変化します。

3つ目は、「美術品」の売却です。「美術品」を売却することで、コインと勝利点を得ることが出来ます。
「美術品」は、ブリュッセル・ボードにある商店に売却します。商店には2つ「美術品」を置くスペースがあります。売られた「美術品」は、このスペースに置かれるわけですが、このスペースにすでに置かれている「美術品」は売却することが出来ません。
スペースに置かれていない「美術品」を売却して、スペースがいっぱいの場合は、既に置かれているどちらかの「美術品」と入れ替えます。
また、「美術品」には、相場があります。ある「美術品」が高いときは別の「美術品」は安いみたいな感じです。この相場は、美術品をたくさん持っていればある程度プレーヤーが操ることが出来ます。

4つ目は、「有名人」カードを使うです。ブリュッセル・ボードの方に、特殊能力を持った「有名人」のカードが並んでいます。これをコインを払うことで購入して、特殊能力を使うことが出来ます。
購入すればすぐに特殊能力を使うことが出来て、その後、「有名人」を捨てるか、保持し続けるかを決めます。
捨てればそのとき1回だけの使い捨てですが、保持するとその後にもラウンドに1回能力を使用することが出来ます。
ただし、維持した場合、ゲーム終了時に「有名人」のコストをコインで支払わなければなりません。もし支払えない場合は、大幅に勝利点がマイナスになってしまいます。

5つ目は、「建物」タイルの建築です。自分の個人ボードには、6つ建物があって、この建物をアールヌーボー・ボードのアクションスペースに配置します。
建物を建てるには、最初の2つは資源が2つ、次の2つは資源が3つ、最後の2つは資源が4つ必要になります。
必要になる資源は、ブリュッセル・ボードに示してあって、誰かが建物を建てるたびに変化していきます。資材以外にも、3コイン必要ということもあって、せっかく資材を豊富に集めていたのに、コインが足りなくて建てられないということもあります。
この変化も、ある程度コントロールすることができて、自分に都合良く、相手が建てにくいようにしていきたい感じになります。
まあ、オールマイティの白資源がありますので、それを取っておけばそれほどキツキツにはならないのですが、オールマイティの白資源を使わずに建物を建築するとボーナスで勝利点が入ったりします。
また、最後の2つの建物は、建てるだけで5勝利点が貰えたりします。
自分の建物をアクションスペースに配置すると、そこで他のプレーヤーがアクションをするたびに、自分も追加でおまけアクションをすることができます。
だから、人がやりたそうなアクションに置くことと、できるだけアクティブになりやすいアクションを選ぶ必要があります。

さらに、アールヌーボー・ボードでは、追加でボーナスカードを得ることが出来ます。
ボーナスカードは、そのラウンドの始めに、アクションスペースの列ごとに置かれます。どんなボーナスカードが、どんな順番で出てくるかは、ランダムです。
このカードには、次のラウンドのスタートプレーヤーを決めるときに使う「しょんべん小僧」マークと、ボーナスアクションと、自分の個人ボードに配置して、得点の倍率を上げる効果の3種類の効果がかかれています。
このカードの効果を使うには、そのカードのある列のアクションに1番コインを出している必要があります。ここで、ワーカーを置いたときに一緒に置いたコインが活きてくるわけです。
もし1番のプレーヤーが複数人いた場合は、全員がボーナスアクションを得ることが出来ます。ボーナスアクションは、ふつうのアクションスペースでは出来ないことばかりです。
自分の個人ボードに配置して得点の倍率を上げようとする場合は、配置のためにカードを独占しなければなりません。これを狙う場合は、コインで単独トップを取らなければなりません。コインは、自分がワーカーをアクションスペースに出すときに好きな数を決定できますので、逆転することが可能です。得に縦に並んでいるアクションスペースの空きが最後の1個だった場合は、そこで自分がアクションすることで、ボーナスカードの効果をどのプレーヤーが使うかを確定することが出来ます。

アールヌーボー・ボードでできるのは、これぐらいかな。
で、次はブリュッセル・ボードです。

ブリュッセル・ボードでは、アールヌーボー・ボードのアクションの説明に出てきた、アクションを補助する部分(「有名人タイル」の置き場、「商店」と相場、「建築」の使う資材を示すなど)と、ブリュッセル・ボードで出来る4つアクションの部分からできています。
この4つのアクションは、プレーヤーがすでにワーカーを配置してアクションを選択していても、それより多いのワーカーを配置することで、アクションをすることができます。
ただし、ブリュッセル・ボードにワーカーを1番たくさん置いたプレーヤーは、ラウンド終了時に、次のラウンドに使えるワーカーを1つ減らされてしまいます。

ブリュッセル・ボードの4つのアクションは、

  • オールマイティの白資材を3個得る。
  • キープしている「有名人」カードの能力を使う。
  • アールヌーボー・ボードのアクションから好きなものを1つ実行する。
  • ラウンドごとにめくられるカードにかかれたコイン分の収入を得る。

の4つです。

この「有名人」カードの能力を使うアクションは、自分の能力値を上げることで1度で複数枚の所有カードの能力を使うことが出来るようになります。

そのラウンドで、もうアクションができない又はしたくないプレーヤーは、パスをします。そのラウンドで最初にパスをしたプレーヤーは、タイルを受け取ります。
このタイルにも、ボーナスカードと同じようにしょんべん小僧が描かれていて、このラウンドに取ったタイルとボーナスカードのしょんへー゛んの小僧のマークの合計が1番多いプレーヤーが、次のラウンドのスタートプレーヤーになります。
また、このパスのときに取ったタイルの数だけ、「美術品」タイルを得るときに追加で引ける数を増やすことが出来ます。

全員が、パスをしたら、ボーナスカードを誰がとるかを決定して、ボーナスアクションや、ボーナスカードの個人ボードへの配置をします。
それから、アールヌーボー・ボードで、陣取り的な得点計算があります。
この陣取り的な得点計算も、ボーナスカードを得ることで、得点の倍率を増やすことが出来ます。

こうやって、「美術品」の売却や、ラウンドごとの陣取り、5つ目、6つ目の「建物」の建築などインスタントに入ってくる勝利点以外に、4コインごとに○点とか、建物1こにつき○点とか、「美術品」1つにつき○点とか、ゲーム終了時の得点があります。
そして、このゲーム終了時の得点ですが、ボーナスカードをとって個人ボードに配置することで、得点の倍率を増やしていくことが出来ます。
どの得点の倍率を増やしていくのが最も効率的かというのも、難しい選択です。

やれることも、得点の取り方ももう、盛りだくさんです。そして、それぞれが、けっこう絡み合っている。
こっちの効果はあっちのあれに影響していて、このときにしたあれは、最後のこれに連動していて……。
やってみると、その時、その時に出来ることというのは、それほど多くはない(基本、9種類のアクションから選ぶワーカープレイスメント)ので、プレイしにくいということはないのですが。そして、出来ることは限られているのに、どうやったら効率よく点数がとれるのかは、要素が絡みすぎで、メチャクチャよくわからないゲームなのです。

まぁ、インスト泣かせなゲームです。
多要素は、順番になんとかインストできるのですが、要素が絡むと、

「ここゲットするこのカードの効果は、後で説明……」

というのが多くなってしまいます。
和邇乃児さんだからインストできますが、りんやでこねぇさんには、多分、無理っぽい。

うーん、取りあえず、ワーカープレイスメントなので、普通にワーカー増やすのにはどうしたらいいんだろう?

そう思って、ボードを見渡します。

………。

上の説明でも、ワーカーが減る説明はあっても、ワーカーを増やすなんていうアクションはなかったと思います。

「もしかして、これ、ワーカー増えるのって、このワーカーが増えるボーナスカードを取るか、このワーカーが増える『有名人』を使うしかないの?」

そうです。基本のアクションではなくて、ランダムに出てくるボーナスカードや「有名人」カードにしかワーカーが増えるアクションはないのです。

「これ、ワーカーを増やすのって、けっこう大変では……。というか、ワーカー減らすとヤバイ??」

まあ、それでも、ボーナスカードにはワーカー2つ増やすなんていうのもでていますし、ワーカー減るなんてルールがあるんだから、そこまでシビアな感じでもないのかなぁ……。

それから、お金。お金も、相場で変わる「美術品」売却と、ブリュッセル・ボードのアクションでの獲得、初期から持っている「有名人」カードの能力を使っての5コイン獲得しか方法がありません。2

でこねぇさんと和邇乃児さんは、まずは資源から入って取りあえず建物を建てる方向に。わたしは、お金が苦しそうだと思ったので、まずは1番激戦区になるのではないかと思ったブリュッセル・ボードで「有名人」の能力を使うアクションをして5コインゲットします。
ここのアクションって、みんな各ラウンド1回ぐらいは使うよねぇ?
最初に、1個ぐらいワーカー置いても、大丈夫だよねぇ?

ただ、アールヌーボー・ボードでのアクションには、陣取りの要素もあるので、初手でブリュッセル・ボードに行くのはあんまりいい手ではなかったかもですねぇ。
そのせいで、ブリュッセル・ボードに行くのが遅れて、1ラウンド目に「資材」を取ることは不可能になってしまいました。

和邇乃児さんは資材をとって、ボード中央の「有名人」の獲得のアクションスペースに建築をして、ワーカーを2個増やすボーナスカードをゲットします。

でこねぇさんも資材をとって、「美術品」購入のアクションスペースに建築します。

わたしは、「建物」を建築はではなかった代わりに、「有名人」を積極的に獲得していきます。
1ワーカーを増やすという「有名人」を購入して使い捨てにしてワーカーを増やします。

1ラウンド終了時、
わたしは、ブリュッセル・ボードには、全員1こずつワーカーを配置。全員、ワーカーの数-1個。
ただし、わたしは、途中でワーカーを1つ増やしているので+-0個。和邇乃児さんは、ワーカー+2個というボーナスカードを獲得してワーカー+1個。3でこねぇさんは、ワーカー-11個だったかな。

わたしは、ブリュッセル・ボードのアクションをしたときに、1度に使える「有名人」カードの数を増やす能力値をボーナスカードでゲット上昇させています。
「1回利用すると5勝利点を獲得する」という「有名人」カードを獲得、保持して、毎ターン、このブリュッセル・ボードのアクションを選ぶことで、「+5金」と「+5点」を得ることが出来る…はず。そして、それを蓄積していけば、それなりの点数になるんじゃない。

問題は、何人ぐらい「有名人」を並べても大丈夫かです。うーん、3、4人なら大丈夫な気がする……。

ということで、次のラウンドも、ブリュッセル・ボードから。

その分、ワーカーでアールヌーボー・ボードを押さえられまくった感じです。アールヌーボー・ボードを押さえるということは、ボーナスカードが取れる。ボーナスカードがとれるとボーナスアクションで他のプレーヤーよりも有利に進められるということで、どんどん拡大再生産の差が大きくなってしまいました。

わたしの「有名人」カードをならべて、ブリュッセル・ボードに行く作戦は、ワーカーが増えない。
できる限り、ワーカーの数を維持できるようにしていたので、減りもしなかったけれど、ブリュッセル・ボードにワーカーを配置していると、どうしてもアールヌーボー・ボードでの展開が遅れてしまいます。
ほとんど、建築ができないまま、終了してしまいました。

あと、ラウンドが進むとわかるのは、最初の建築の場所の大切さ。
和邇乃児さんは、ボードの中央の「有名人」獲得のアクションに自分の建物を建築したのですが、ここは、大事かも。
毎ラウンド、使えるアクションが決められるのですが、このボード中央だけは、必ずいつでもアクティブになるのです。
逆に、中央から遠いアクションスペースは、使用不可になる確率が大きくなるのでした。しかも、和邇乃児さんは、「有名人」獲得のアクションスペースばかりに集中的に自分の建物を建築しました。
これ、わたしの作戦上、踏まざるえない。
そうすると、和邇乃児さんは、おまけアクションとして、1枚「有名人」カードをおまけで使えるのです。
「有名人」の能力は結構強くてお得。

でこねぇさんは、けっこうバランスよくいっていたのですが、途中でコインが切れました。コインが切れると、ブリュッセル・ボードのアクションをせざる得なくなって、そうすると、ワーカーが減っていくという悪循環に。4
けっこう、美術品とかは持っていたのですが、このゲーム、1回どこかがまわりにくくなったら、全体がそれぞれ細部と関わり合っているだけに、なかなか、まわりにくくなるゲームのようでした。

しかも、今回、ワーカーを増やすボーナスカードが前半に出まくっていて余裕だと思っていたら、3ラウンド以降、全然出なくなってしまうという展開で、このあたりは複数回しないと感覚がわからないとですよねぇ。

最終ラウンドの5ラウンド目のカードは、今までのラウンドで出ていた点数の倍率を増やせるようなカードが一切なくて、どうしようもない感じでした。

あと、わたしは「有名人」カードを使う作戦でいこうと思っていたので、「有名人」カードをブリュッセル・ボードで使うときの能力を前半、積極的に上げていたのですが、こっちはそんなに無理しなくても、今回はけっこう簡単にあがる展開でした。
これも、ボーナスカードによるかもしれませんが。
そして、後半は、スタートプレーヤーを取った和邇乃児さんに、ブリュッセル・ボードの「有名人」を使うアクションを先に踏まれて、そのアクションを使えなくなったり5と、失速していきました。

最終的には、並べた「有名人」の数でも和邇乃児さんに負けていたような。

結局、和邇乃児さんが、建物を建てきって、そこの点数を大きくして、ダントツのトップでした。125点。
わたしとでこねぇさんは、78点と72点で、どんぐりの背比べでした。

エティエン・エスプレマン,Etienne Espreman
Z-man Games
発売日 :
  1. まだ、来ていなかったようです。 []
  2. ここは、今回ルールを間違えていて、本当は、ラウンド終了時に「美術品」の種類に応じた収入があるとのことです。 []
  3. 記憶違いかも。和邇乃児さん、2ラウンド目ワーカー数フルだったような気もするので、ブリュッセルボードに置かなかったのかも。もしくは、もう1つワーカー+1個のボーナスカードを取っていたのかな。 []
  4. 本当は、美術品をけっこう持っていたので、ラウンド終了時に収入があるはずでした。 []
  5. 無理して、2ワーカー置けば使えるのですが、それはしたくない。 []

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ロシアンレールロード

けっこう、遅い時間ですが、次の日はお休みということで、

「重たいゲームでもいいよぉ」

という和邇乃児さんの悪魔の声。

久しぶりに「アグ」るかという話もあったのですが、今回は、ドイツゲーム賞2014の受賞記念ということで、「ロシアンレールロード」をチョィス。

「ロシアンレールロード」は、ワーカープレイスメントをしながら、自分のボード上のロシアの鉄道を開発していくゲームです。
今まで2回遊んだことがあり、今回は3回目。そして、1回も上手に立ち回れた記憶がない(笑)というゲームです。
まぁ、そういうゲームは、いっぱいあるんですけどねぇ。「ハンザ・テウトニカ」とか、「カフナ」とか。なんか、イメージしたとおりにどうしても流れない苦手なゲームっていうのがあるのです。
まぁ、何回も何回も繰り返せば、おぼろげにやりたいことが出来るようになってくるのだとは思います。「アグリコラ」や、「トランスアメリカ」なんかは、始めはまったく考え方がわからなかったですが、何回も続けていくうちにおぼろげに見えてくるものがありました。が、そこまで繰り返して遊ばないゲームや、遊んで貰えなかったりするゲームもあるわけです。

まあ、一見でいろんなことがわかるタイプではないので、なんども同じゲームをプレーするのは望むところです。

ロシアに鉄道を引くゲームです。といっても、マップがあって地図を引いていくタイプのゲームではありません。
プレーヤーは、それぞれ自分のボートをもっていて、その自分のボード上のシベリア横断鉄道、サンクトペテルブルク鉄道、キエフ鉄道を延ばしていきます。これも、マップじゃなくて、スタートから順番に長くしていきます。
自分のシベリア横断鉄道と隣のプレーヤーのシベリア横断鉄道とが、どうつながっているのか、本当つながっているのかというのは、謎の世界です。

そして、延ばした線路に機関車を走らせたり、工場を作ったり、技術者をやとったりして、毎ラウンド得点を計算、規定ラウンドを終了後、最終得点計算をして、得点の多いプレーヤーが勝ちになります。

システムは、共通のボード上のアクションスペースに、ワーカー置いたらすぐアクションをしていくタイプのワーカープレイスメントです。お金もワーカーのかわりに使用することができて、お金でしかできないアクションもあります。

アクションは、「線路を延ばす」、「機関車/工場の獲得」、「技術を進歩させる」、「技師の獲得」などです。

「線路を延ばす」アクションをすると、3つの鉄道の好きな線路を延ばすことが出来ます。最初は黒い線路しかなばせないけれど、黒を決まったマスまで延ばせば、そのマスの前まで灰色の線路を延ばすことが出来るようになり、灰色の線路のマスの前まで茶色の線路を延ばせるようになります。そして、1番上のシベリア横断鉄道は、さらに茶色の線路のマスの前まで白い線路をのばせるようになります。

うーん、どういうことなんだろう?多分、だんだん上等な機関車が走れるように、だんだん線路を改良していってる感じなんでしょうか?
このあたりが、このゲームのイメージがちょっと分かりにくいところです。

「機関車/工場の獲得」では、「機関車/工場」タイルを受け取ります。タイルは、裏表リバーシブル仕様になっていて、「機関車」か「工場」として使用できます。
「機関車」の面には、その機関車の「移動力」がかかれています。それを3つの鉄道のどれかに配置します。そうすると、その「機関車」の移動力分、機関車が移動できるきことになります。
機関車は、移動力の小さいものからしか取っていくことは出来ません。
機関車が移動できる分が、ラウンド終了時の基本的な得点になったりします。
線路がいくら長くても機関車に移動力がなければ移動できませんし、移動力がいくら多くても線路がみじかければそこまでしか行けません。
新しい機関車を手に入れた場合は、古い機関車は「工場」の面を裏に向けて場に返します。

「工場」を獲得する場合は、1番数字の少ない機関車タイルを取って裏向けにするか、誰かが返した「工場」のタイルを獲得することになります。
「工場」にはいろいろなボーナスがかかれています。獲得した「工場」は、「技術の進歩」トラックに置かれて、「技術の進歩」がその「工場」に達したら、そのボーナスを受け取ることができます。

「技術の進歩」は、「技術の進歩」トラックを進めます。「技術の進歩」トラックは、ところどころ穴があいている場所があって、その穴をふさがなければ先に進むことができません。その穴に、さっきの「工場」を差し込みます。
コマが「工場」まで達すると「工場」のボーナスがあり、また、技術の進歩も、進んでいる分だけ毎ラウンド終了時に得点として加算されていきます。

「技師の獲得」は、自分だけのアクションスペースとして使える「技師」を確保します。これは、ワーカーでは獲得することが出来ず、かならずコインをワーカーとして使用しなければなりません。
ゲーム終了時に、技師の数が多い1番と2番のプレーヤーは、得点を得ます。

その他、ゲームのボーナスタイルなどを獲得することが出来、ゲーム終了時に得点になります。

ワーカーを増やすためのアクション……というのはなくて、ワーカーを増やすためには、線路を引いて機関車を特定の場所まで走らせる必要があったりします。

初回は、なにがなんだかわからなかった感じで全然ダメでした。
2回目は、1番上の黒い電車の走る路線を中心に開発していったけれど、特殊能力がなくて全然ダメでした。その2回目のときに、和邇乃児さんが、技術を中心にして、ボロ勝ちしていました。
で、今回、3回目。今回は、それでいってみようと思いました。特殊能力がある線路を中心に開発。1番上の路線は最低限で。

技術は、けっこう思い通りに延ばすことが出来ました。最初は、リードしていました。
和邇乃児さんは、今回は、技術者のタイルを中心に集めます。ほぼ全部のタイルを購入していく。

技術者タイルは、ゲーム終了時に持っている数が1位と2位の人にボーナスがあります。けっこう、たしか1位40点、2位20点のボーナスで、3位だと0点とけっこう差が大きいので、出来れば2位には入りたいところ。
まあでも、和邇乃児さんがほとんどすべて取っているので、でこねぇさんが1枚でも取ってから考えればいいかなぁ。タイルの枚数が同じだった場合は、タイルにかいてある番号が大きい方が勝ちになります。そして、後から出てくるタイルの方が番号が大きい。だから、そのタイミングで取りに行けば、2位には食い込めるはず。

まぁ、技術はマックスまで開発して、2つ目のコマをだしたのですが、思ったほどスタートダッシュにならなくて、差が開かない感じです。
そして、技術でボーナスタイルをひいた結果が、ほとんど全部、1番上の線路の点数を2倍にするというもので、方針にまったく合わないものでした。
うーん、ここで、方針転換して、上の線路を動かすのがよかっのかなぁ。

1番上の線路の初期列車の裏の技術は、技術者の数字を合計して得点。これは、和邇乃児さんに渡しては絶対にいけないかんじの技術です。でも、捨ててしまって、取られてしまう。上の線路を動かすつもりがなかっので、完全にミス。さらに、自分の電車も技術にして自分で取る。技術者のカードが全て点数になってしかも2倍。
これでまあ、和邇乃児さんの勝利は、ほぼ確定。
けっこう、このゲームちょっと間違えると、ザックリと今までコツコツがんばってきたのが、馬鹿馬鹿しくなるようなメチャクチャな点数が入ります。

でこねぇさんは、バランスよく線路を延ばしています。かなり追いつかれている。後半になれば多分、追い抜かれてしまう。
ラストから2ラウンド目、でこねぇさんが技術者を購入。
わたしは、スタートプレーヤーを取る。次のラウンドで終了するので、最初に技術者を購入すれば、技術者数2位で20点手に入るはず。

最終ラウンド。技術者を購入。あとは、点数になりそうなアクションをしながらでこねぇさんの方を見ると、なぜか、技術者を2枚持っています……。

「ん?その技術者、いつの間にとったの?」

「ボーナスタイルと一緒についてきた」

非道い。そんなタイルあったんか~。相手が、ボーナスタイルを取れる状態にあるかどうか、どのボーナスタイルが残っているのかも見ないといけなかった。
ショック。

終了して、ボーナスタイルを計算してみたら、マックスの点数とれていたのですが点数が割と低くて頭打ちで、青天井のボーナスタイルを取って置いた方が得だったことも判明。
けっこう、このあたりの点の入り方は、ザックリと大きいゲームです。

最終的には、和邇乃児さん357点、でこねぇさん345点、りん250点で、もう、いろいろダメダメな感じでした。

うーん。
多分、わたしは、はじめに作戦を立ててその方針に従って、ダーーッとやっていくゲームの方が得意みたいです。
「ロシアンレールロード」は、けっこう、周りを見て臨機応変に作戦を変えていかないといけないゲームのような気がする。

まあ、ドイツゲーム賞も取ったことだし、家で2人で練習できる環境を整えておくのも大事かもしれません 。

ヘルムート・オーリー,Helmut Ohley,
レナード・オーグラー,Leonhard Orgler
Hans im Glueck Verlag
発売日 :