池上彰の学べるニュース4 社会人の基礎知識&一般常識
社会人として、知っておかなければいけないこと。
ものすごくよくわかる~~と思いながら、読んだ尻から、どんどん忘れていってる感も半端じゃないという、自分が悲しいです。
時々、開けて、眺めよう……。
社会人として、知っておかなければいけないこと。
ものすごくよくわかる~~と思いながら、読んだ尻から、どんどん忘れていってる感も半端じゃないという、自分が悲しいです。
時々、開けて、眺めよう……。
今回も、今まで知ったかぶりをしていたけど、実は知らなかったことや、知りたかったことが目白押しでした。
日本をめぐる国際情勢は、結構、危険だ。
いっそ、池上さんが、外交官か、首相をすればいいのに……というのは、子どもの意見ですね。
見えている人が、良い選択をできるとは限らない。まぁ、見えてなくて良い選択をする可能性は、限りなく低そうですが。
けっこう、最近の問題が多いなぁということで、ビックリしています。もっと、むかしの話だと思っていたので。現在、4巻まで出ているのですが、かなりのスピードで出ているようです。
今まで、興味なかった事がおもしろいです。今まで興味なかったのは、理解してなかったからだということが良くわかります。
理解しているから興味があっておもしろいのか?興味があっておもしろいことだから理解できるのか?
まあこれは、卵が先か、ニワトリが先か…みたいな話なんですが。
といったら、子どもたちが、一斉に、
「タマゴが先にきまってるやん!!」
と言いました。
お前ら、もうちょっと考えろ……。
おもしろい。
教育的で、ある意味、読者をどこかに導こうとする意図が見え隠れするのはたしかなのですが。でも、「正しい状態」とは、こういうものであるということを知るのは、確かに大切なことだと思います。
今まで、株の本ならば、「どうやったら株でもうかるか?」という話は聞いたことがあったけれど、どうして株ができたのかとか、株を買うとはそもそもどういうことなのかということは、ほぼ知らなかったなぁと実感しました。
どうしたら「儲かるのか」という株とのつきあい方が書いてあるのではなくて、どういう株とのつきあい方が「正しい」のかが書いてあって、これは、目からウロコだ。
……多分、授業では、ならったはず??ならったかな?
世界中のほとんどの人が、「正しい動き」をすれば、経済の世界は正しくまわっていく。ですが、今の情報化時代。
「おいしい動き」は、けっこう簡単にみんなの知るところになり、みんながそれをすれば、メチャクチャになってしまう。そして、現に、けっこうメチャクチャになってしまっている。
じゃあ、どうするの?自分は正しい動きをして、甘い汁を一部にすわすのか?
本当は、それが、全体をみれば正しいような気もします。でも、人間は、自分が損をしてでも、相手においしい思いをさせたくない生き物ですからねぇ。
その辺りが、これからの人類とか、日本とか、大きく見たときの課題になっていく気がします。
ものすごいモラルか求められるか、それとも、滅びるかみたいな。
他人が、悪いことして甘い汁を吸うのに対して寛容であるモラル。難しそうだ。
あまりにも、いろんな常識を知らないので、それを補うために読まないといけないということで、なかば義務的に読んだ感じです。
経済的な動きとか、政治的な動きにはは、本当に今までほとんど興味も知識もなかったので。というか、漠然とした印象しか持っていなかったので。
読んでみたら、意外とおもしろかったです。とてもわかりやすい。
しかし、実は「わかりやすい」が、ものすごく重視されるのは、実は危険なのではないかと思っていたりします。物事を正しく伝えるためには、わかりにくくならざる得ないのではないかと感じてもいるからです。
わかりやすいというのは、どこか、その人の価値観が入って単純化しているということです。
わかりやすくと、正しく伝えるが、本当に両立しているかどうかは、実は、微妙だったりすると思っています。
これぐらいの疑いをもって、何事も見てみるのが正しい気がします。
まぁ、ひねくれ者なので。