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21世紀のための吾妻ひでお

吾妻ひでおのベストセレクションです。

まあ、傑作がおおいので、セレクト仕切れないのは仕方ないか
実は、お話の流れの中で積み重ねられているギャグが多いので、1話ずつ抜き出すと、ちょっと弱い感じもします。

しかし、表紙が、やばい。

吾妻 ひでお,山本 直樹
河出書房新社
発売日:2012-01-26

 

萩尾望都,読書トーマの心臓,ポーの一族,メッシュ,思い出を切りぬくとき,河出文庫,河出書房新社,萩尾 望都

思い出を切りぬくとき

若き日の萩尾 望都のエッセイ。
1980年代のエッセイなので、「ポーの一族」や「トーマの心臓」などの初期の代表作を発表し終わって、「メッシュ」とか、「銀の三角」、バレエのシリーズなんかをかいている時期みたいです。
バレエの話なんかも、けっこうあります。

この人、ものすごい論理的なのに、ときどき、論理的すぎて迷宮に入り込んでいくような感覚があって、おもしろいです。
その人とのちょっとした違い、微妙な違いが、作品を生み出していく力になるのだと思いました。
ヘンな人だ(ほめ言葉です)。

今から30年ほど前にかかれたエッセイです。でも、古くはないです。

日本バックギャモン協会,読書おもちゃ,ドミニオン,バックギャモン,バックギャモン・ブック,日本バックギャモン協会,河出書房新社,Android

バックギャモン・ブック

2人用の長く遊べるサイコロゲームということで、いつか手を出したいと思っていたバックギャモンです。
実は、遊び方とは、あんまり知らないのです。

この本を、京都の木のおもちゃ屋さんいわき・ぱふさんで見つけたことで、ちょっと欲しいなぁ、やってみたいなぁという気持ちが強くなって、りんだけ、ズルして先にAndroidのソフトで遊んでいました。
けっこう、はまります。

で、次に宇治ぱふに行ったときに、とうとうゲーム本体も手に入れました。

今は、2人で、ドミニオンの合間にのんびりとやっています。

このコマの進め方、正しいのかとかときどき思いますよね。
まあ、入門書1さつ位読もうということで、読んでいます。
けっこうためになりますが、難しすぎて、流し読みのところも多いです。
そのうちに、プレイしているうちに、だんだんと、わかるようになっていくのだと思います。何回も、見返し系、読み返し系の本になるかなぁ。

日本バックギャモン協会
河出書房新社
発売日:2002-10
 

西島大介,読書世界の終わりの魔法使い,九龍コミックス,恋におちた悪魔,河出書房新社,西島 大介

恋におちた悪魔 世界の終わりの魔法使い2

サン・フェアリー・アンとムギの最初の出会いの物語。

どうして、「世界の終わりの魔法使い」が始まったときから、サン・フェアリー・アンは、ムギに対して好意を持っていたのか、その理由がわかるみたいな。

でも、この物語でも、アンがムギのなにに惹かれたのか、とか、ムギがアンのなにに惹かれたのかとか、そういうことはわからない。説明になっていない。もともと、説明なんてできない。

まあそれは、一面の真実ではある。

綿矢りさ,読書インストール,トール,河出文庫,河出書房新社,綿矢 りさ

インストール

最初は、メチャクチャ文体が気になったのですが、この自意識過剰でもてあましている感じというのは、好きかもしれない。
後半になって、文体が気にならなくなってきたのは、慣れてきたというよりも、普通の文体になったからかも。

でも、結局結論は出なくて、問題をポーンと投げかけて、モヤモヤっと終わる感じ。だから、「この話、この後どうなったん」とか思いますが、多分、現実と同じく、どうにもならずにそこに載ったままなのかもしれません。

でも、そういう切り口の巧さはあります。
裸の王様を、裸だといってしまえる勇気。そして、空気の読めなさ。
どっちも、愛しいかも。