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地獄の道化師 江戸川乱歩全集13

戦前の乱歩の最後の方の作品群です。

それなりに面白いです。けど、マンネリ感も漂います。二十面相が出てこないのは、ちょっとマンネリ化をさけようとしたのかも。

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怪人と少年探偵 江戸川乱歩全集23

乱歩、最後の小説は、少年探偵団ものだったみたいです。

けっこう、ぶっ飛んだ話で、おもしろかったです。しかし、老若男女、世の中に、悪人どんだけ多いんだよという話と、それをまとめる二十面相のカリスマのすごさに脱帽します。

江戸川乱歩,読書わが夢と真実,ミステリー,光文社,光文社文庫,江戸川 乱歩,江戸川乱歩全集

わが夢と真実 江戸川乱歩全集30

表題作は、乱歩の自伝みたいな感じ。
けっこう、おもしろい。というか、もしかして、ものすごく自分のこと好き?

なんか、ミステリーが好きなのも、その自分のことが好きなところと、繋がっている感じがしました。

ハヤカワミステリーって、この人が、立ち上げたみたいな感じなんですね。まさに、日本ミステリーの父だ。

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化人幻戯 江戸川乱歩全集17

「化人幻戯」は、けっこう悪くないと思います。

本格推理は廃れるけれど、変態乱歩は、永遠に輝き続けます。
それだけ、なんていう本質をついているというか、感覚的なリアルがあるように感じます。

江戸川乱歩,読書ふしぎな人,光文社,光文社文庫,江戸川 乱歩,江戸川乱歩全集

ふしぎな人 江戸川乱歩全集21

「かいじん二十めんそう」を読み終えたら、また、「かいじん二十めんそう」がはじまったので、ビックリしました。

少女向けの雑誌には、少女が活躍する物を、幼年向けの雑誌では、表現を簡単にして、と、やっぱり乱歩のすごさと、俗さを両方味わえる1冊です。

意識していて、それがモノになるというのは、やっぱり並々ならぬ愛のたまものだと思います。