SHAMAN KING-シャーマンキング-2 KC完結版
完全版も読んで、3回目の再読なのですが、けっこう最初の設定と変化して矛盾も出てきている部分も見えます。
作者が迷っていた部分もあるのかなぁ。週刊連載だったし、錬れずに突っ走ったところもあると思います。
でも、細かいところはさておきのおもしろさというのがあります。それは、作者の芯の部分がぶれてないからだと思います。
江川 達也も、そういう意味では、芯はぶれない作家だと思うのですが、あの人、ぶれない代わりにすぐ飽きるからなぁ……。
かつて、天才がいた。多分、今はもういないのかもしれない。
でも、ぼくらはその天才が、ものすごく開花していくときをリアルタイムに見たので、もう1度あの花火を見せてくれるのではないかと期待してしまう。
創作の女神は気まぐれで残酷。おごれる人も久しからず。
コミックス
発売日 : 1998-03
|
最初読んだときの熱に浮かされたような感じ、スピード感は、今読むとわからない。
このときは、本当に「天才」を見た気がしたのだが。
時代とか、自分の気分とかが、ピッタリとフィットしたんだろう。今は、それほどでもない。
コミックス
発売日 : 1998-03
|
えーと、要するにこのマンガは、ダメな錦太郎のシミュレーションでしたと?
そして、また打ち切りで、このおち?
もしかして、江川 達也、自分の中で思想の収集がつかなくなっているのではないでしょうか?理想とか、見えなくなってないか?
多分、洗脳にこだわるまでは間違ってないし、なにか、自分の中に強いテーマがあることは正しいと思うのですが…。
さすがに、「GOLDE BOY 3」は、ないか?
でも、いつか決着はつけないと。江川 達也は先に進めない。
もう、先に進まなくても適当にやっていって大丈夫だけなのお金や名声(?)を手に入れてしまったか?
「タルを知る」と「いい加減」は、違うような気が……。