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魔界水滸伝18

魔界古事記伝になって、魔界仏陀伝になって、魔界基督伝になって、魔界信長伝になって、魔界正雪伝になって、いく18巻。
けっこう、栗本 薫が「魔界水滸伝」でやりたかったことって、これでやり尽くしたような感じもしないでもないなぁと思ったりして。

1巻全部、これをやり続けられるところが、凄いなぁ。
そして、山のような外伝が読みたかったかも。

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魔界水滸伝17

ご一行は、いよいよ多一郎さんに再開。
なんか、わけはわからないけれども、正気を取り戻させる一言に対する多一郎さんの反応がせつない。

というか、そうなるわなぁと。

作者が、人間界と魔界を離したいのか混ぜ合わせたいのかが、どんどんわからなくなっていく感じがします。

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魔界水滸伝16

魔都ツアー。なかなか、いっこうに多一郎さんのところにはたどり着きません。
が、それぞれが、自分のラストシーンを見たりと、お話的には、進んでいるといっていいのかな。
まあ、加賀 四郎が話し出すと楽しそうではあるのですが、なんか、グルグル同じところを回り出したなぁという感じもしなくもない。ホラーの構造としては、正しいかも。あんまり、怖くはないけれどね。

藤原 華子とかも、なんか愛嬌のあるキャラだと思います。どうやら、先住者も、旧支配者も、旧神も、同じところから出ているということらしい。でも、道具を使ったりする人間や先住者と、自分の体を変化させ合体していく旧支配者は、違うともいう。
そのあたり、若干、加賀四郎の詭弁という気もしますが。

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幻夢の時計 タイタス・クロウ・サーガ

そういえば、栗本 薫と同じく、この人のクトゥルーもしゃべるねぇ。
まあ、ナイアーラトテップが喋るのには違和感がないのだが、クトゥルーやヨグ・ソトースが喋るのはどうかと思うぞ。
多分、コズミック・ホラーが、わかってない(笑)

でも多分、コズミック・ホラーではなくて、エンターテイメントとしては(というか、ディズニーランド的なラブクラフトランドとしては)、これで正しいという気もします。

今回は、夢の国の大冒険。
タイタス・クロウは、もはや探偵でも、ケイオス・シーカーでもない(いや、ケイオス・シーカーだったことは今までもなかったか)。
ただの凄いドラえもんです。
ランドルフ・カーターとか、夢の国の王たちも、宇宙戦艦ヤマトに乗って戦う感じで、そんなキャラだったかぁ~。

でも、おもしろい。そんなん、おもしろいにきまってるやんという感じのごった煮になってます。
いや、純粋にホラーが読みたい人には、向かないですけどね。
そして、やっぱりあらすじを読まされている感じは、ちょっとするんですけどね。

でも、あらすじとか、設定だけでおもしろいっていうのあるからなぁ。

しかし、これとか、「邪空の王」とかの題名を見ていると、漢字……というか、日本語って便利と思います。「邪」とか「幻」とか、どっから来たと思うし、そんな言葉あるかと思うけれど、違和感がないという。

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魔界水滸伝15

多一郎、救出作戦です。
ここにきて、なんかバタバタとコメディをやっている感じか強い。茨木とか。やっぱり、元のイラストが永井 豪なせいか、わたしの中では、ほぼリッキーなイメージで動き回っています。
「終わりのないラブソング」の感想でも書いたけれど、結局このお話でも、主人公が自分が何者であるのかで悩む話だというところは、同じみたいです。

首のない体は、涼かな。