枯山水一覧

2014年は、カシュガルの年でした

ボードゲーム・ストリート 2015

2014年を振り返る「ボードゲーム・ストリート2015」。
今、play:game ボードゲームデータベースで、調べてみたら、この年は「カシュガル」をメチャクチャ遊んでいますねぇ。49回。
けっこう、ボードゲームのレポートも書いた気がします。あれから、もう2年か~。
ただし、この本には「カシュガル」は載ってないです。多分、「ボードゲーム・ストリート 2014」の方に載っていたような。
そして、散々遊んで、最近は遊んでいないですねぇ。流通も止まっちゃったみたいだし、あんまり思ったほど話題にならなかったかな。

2位が「宝石の煌き」で、これは、この本にも載っています。
これは、今も定番の良いゲームです。子どもウケも、そんなに悪くわないと思いますが、ちょっと慣れるまでは長く感じるかな。

カラーページをペラペラとめくってみるだけでも、「枯山水」、「イスタンブール」、「オルレアン」と、なかなか良いゲームや、話題のゲームがならんでいます。
特に「枯山水」で、またちょっと一気にボードゲームの知名度が上がった年だったような気がします。

もうすぐ、「2016」が出るのかな?


1月 湖畔のゲーム会 その1 枯山水 聞こゆる水音 空耳か

枯山水

枯山水
2005年1月31日(土)。
たまっていた2014年のレポートも書き終えた丁度よい時期に、2015年初めての湖畔のゲーム会がありました。
前回が、12月下旬でしたので、1カ月ぶりぐらいです。

ゲームハウスでは、12月から始まった購入ラッシュが続いております。新年開けてから、今日で既に8個の新たなゲームが到着しております。
2015年中に千の大台に乗せるという計画を、でこねぇさんは、着々と進めおられるようです。

ということで、我が家に新たに来た新作ゲームから。
まずは、「枯山水」。

「枯山水」は、2014年後半で1番話題のゲームだったのではないでしょうか?
東京ドイツゲーム賞の大賞作であり、なによりも、その渋いテーマと素晴らしいコンポーネントで目を引くゲームです。
特に、あの石が素晴らしいですよねぇ。

でこねぇさんは、2013年には、あんまり興味を示しておられませんでしたが、年末に京の勉強会に参加してプレイさせていただいた後は、

「欲しい…。欲しい…」

となってなっておりました。
まあ、確かに一見の価値のある、コレクター心を擽るゲームです。

ただ、ちょっと手に入れるのは大変です。
石は、メーカーの人が1つ1つ手で色を塗っているそうな。そのため、けっこう1回1回の生産数が少ないようです。
未だに、店で売りに出されても、1時間後には売り切れになっているという瞬殺ゲームです。
メーカーから「ショップに出荷した」という情報がツィッターに流れたら、次の日ぐらいから、ショップのページに張り付かないといけない(笑)

12月にも1回か2回、出荷されるタイミングがあったのですが、その時は購入できず。1月になって、やっと手に入れることができました。
2月下旬にも、出荷されるそうですので、欲しい方はご注意を!!

このゲーム大好きということで、でこねぇさんが担当して、インスト。

個人ボードに、枯山水の庭を造っていくゲームです。砂の紋様や苔がかかれたタイルを並べて、その上にいろんな種類の石を置いて、素敵な枯山水の庭を造っていきます。
最終的に、庭のでき具合によって、得点が決まります。途中経過での得点というのは一切なくて、本当に、ほぼ庭のでき具合で得点が決まるという、なんというか潔いゲームです。

最初、各プレーヤーは、カードを2枚配られます。名庭園カードと作庭家カードです。
名庭園カードは、日本の名庭園がかかれています。1これは、一種のお題カードで、そのお題の通りに石を配置した場合、終了時にボーナス得点が入ります。
また、作庭家カードは、枯山水を作った有名人たちのカードです。((多分。1人も知らんがな……。))こっちは、ゲーム中に1回だけ自分だけが使える特殊能力がついています。

自分の手番は2つのフェーズからできています。各フェーズできることから1つを選びます。

1つ目のフェーズでは、まずは、タイルを1枚引きます。
このタイルが、庭の模様のタイルで、いろいろな種類のタイルがあります。大きく分けると、苔のあるタイルと苔のない砂の模様だけのタイルがあります。
このタイルを自分の個人ボードに配置していって、自分の好みの庭を作っていくわけです。まあ、引き運もありますので、なかなか思い通りにはいかないのですけどね。
引いたタイルは、「自分の庭に配置する」以外に、「保管する」、「捨てる」、「他のプレーヤーに譲渡する」ことができます。

自分の庭に配置する場合は、最初の1枚はボードの左上隅か左下隅から。これまでに置いたタイルがある場合は、そのタイルに辺が接するように配置していきます。タイルは長方形で、横長に置かなければなりません。天地が逆さまに置いてもかまいません。配置の制限はそれだけで、別段、模様が繋がらなくても置くことができます。ただし、出来る限り、模様が繋がるような美しい配置をした方が高得点になります。

引いたタイルをすぐに配置したくない場合は、「保管」するか、「廃棄」するか、「他のプレーヤーに譲渡」します。
「保管」する場合は、そのタイルを自分のボードの右下の仮置き場に置きます。ただし、保管できるのは1枚だけです。そして、1度保管したタイルはもう廃棄や譲渡をすることができなくなります。
「廃棄」する場合は、そのカードをゲームから取り除きます。ただし、廃棄するためには、「徳」を1段階捨てなければなりません。「徳」と言うのがなにかというのは置いといて、まあ、せっかく運命的に巡り会ったタイルを捨てちゃうなんていうことは、あんまりいい行為ではないということなのでしょう。ちなみに、徳がないと廃棄することもできないです。
「譲渡」は、交渉が成立すれば、他のプレーヤーにタイルを渡します。譲渡を受けたプレーヤーは、直ちにそのタイルを配置しなければなりません。譲渡をすると、「徳」が2段階アップします。人に譲ると徳を積んだことになるわけです。

2つ目のフェーズは、「座禅」、「石を置く」、「禅僧ゴマの移動」、「カードの使用」の4つの内から1つ選びます。
「座禅」をすると、徳が1段階アップします。精神を磨いて徳を積むのです。
「石を置く」は、自分の個人ボードに石を置くことができます。石は、いろいろな種類にわかれていて、石ごとに得るのに必要な「徳」のレベルが決まっています。例えば、超いい感じの船石2なら、徳が7レベル以上必要みたいな感じです。つまり、「徳」というのは、いい石を得るための能力値みたいなものです。でも、1度石を配置すると、なぜか、徳は0に戻ってしまいます。精神力を使い果たしてしまうのか?3実は、石を持ってくるにはものすごい負担を人に強いている4のかもしれません。石は、基本的に上下左右で連続しておくことができません。でも、苔のあるタイルが並んでいる場合のみ例外として連続して置くことができるようになります。
石は、禅僧ゴマのいる縦列のタイルの上にしか配置できません。ただし、徳がマックスの場合は、フォースの力で禅僧ゴマを気にせずに、好きなところに配置することができます。ちょうど禅僧コマがいるタイルの上に石を配置した場合は、禅僧ゴマを上下左右に自動で1歩動かすことができます。
「禅僧ゴマの移動」を選ぶと、自分の禅僧ゴマを上下左右に1歩動かすことができます。
「カードの使用」は、最初に1枚配られていた作庭家カードをプレイして効果を得ます。

こうやって、タイルを配置したり、禅僧ゴマを動かして石を配置したりして、自分だけの一期一会なお庭を造っていくわけですが、ここにもう1つ、徳の効果があります。それが、「強奪」。
強奪ですので、当然、徳は減ります。これは、譲渡の全く逆。手番のプレーヤーがタイルを置こうとした瞬間に、徳を2減らして、

「それをよこせ!!」

と奪っていってしまうのです。恐ろしい。もう、欲しいタイルがあれば、徳なんていってられない。無理矢理、持って行って自分の個人ボードに置いてしまいます。

……なんて、わがまま。非道……。
まあ、言葉は「強奪」なんて泥棒的ですが、おそらく、今まで貯めてきた「徳」を使って、ものすごい威圧しているのではないかと……。

こうして、誰かの個人ボードのタイルがすべて埋まれば、ゲームを終了に向かいます。
タイルが埋まったプレーヤーは、もう、フェイズ1のアクションも、譲渡してもらうことも、強奪もできません。5
そして、全員のタイルが埋まったら、ゲーム終了です。

得点は、けっこうややこしいです。
石の置き方で、得点があります。対角線に置いたり、桂馬に置いたり、決められた種類の石を決められた場所や、配置で置いたり。
いろんな種類の石を使うとボーナスがあります。
タイルでボーナスがあります。渦の模様を造っていたらとか、苔のないタイルがつくる長方形の大きさとか。あと苔のついているタイルはそのままで2点だとか。タイルの紋様が繋がっていないところは、マイナス2点だとか。
残った徳は、1レベル1点。
そこに、名庭園カードの得点をあわせて、合計点が多い人の勝ちになります。

さて、カードを配られてゲームスターとです。
わたしに来たカードは、名庭園カード龍源院と作庭家カード雪舟です。

龍源院のカードは、達成したら11点。名庭園カードは、10点から15点までのカードがランダムに配られます。まぁ、得点が低い方が達成できやすくなっているはず……。なのですが、このお題、いきなり、石が連続して並んでいるんですけども。
ということは、左から1番列の中央と左から2番目列の中央には、必ずタイルを置かないといけない。

実は、苔のあるタイルっていうのは、けっこう貴重品です。
早い時点で出てきてくれればいいのですが……。なんか、前回、京の勉強会でやらせていただいたとき、わたしの庭、苔が2つ位しかなかった記憶が。不安が頭をよぎります。
お題で置く石は3つ。2つが左に寄っていて、もう1つは、1番右です。おそらく、禅僧ゴマの移動であっちに行ったりこっちに行ったりのロスをしていたら置けなくなります。そうすると、左側の石から配置したい感じなのですが、これが、苔のタイルが配置できない限り石が置けません。

1ターン目。なぜか、全員苔入りタイルを引きます。今だけは、いらん感じ。最初のタイルは、左端の列の1番上の段か1番下の段にしか置けません。置きたいのは、2段目なんだよ~。

とりあえず、左上に配置。座禅を組んで待ちます。徳はどんどん積み上げられていきますが、そもそも、お題で最初に置かなければならない石は星マークです。これ、どんな石でもいい。高い石を置くのはもったいない。

業を煮やして、「雪舟」のカードを使用。雪舟は、タイルを3枚めくって、そのうち1枚を配置、残り2枚はペナルティ無しで廃棄できるという能力を持っています。

「雪舟、キミに決めた!!」

ここで一句。

雪舟で 3枚めくって 苔は無し

だれも、苔タイルが出ないので、強奪もできないまま進みます。紋様は、なんとか繋がっているけれど、石がまったく置けません。無駄に徳だけが貯まっていきます。

左1列目の1番上は、苔のあるタイルです。ここから、右にタイルが並んでいます。今、石を置けるのはこの苔のあるタイルの上だけです。そして、この下に置くタイルは、苔があるタイルのはずですから、連続していても問題ない。うーん、徳がもったいないから、今回、苔が出なければ、石を置くかぁ。1番上の段に立石(小)、立石(大)、立石(小)と置くと三尊石ボーナスで15点も貰える。そして、お題では、1番右に置く石は、ちょうど1番上の段1番右の列に立石(大)を置くと、お題とかぶせることができます。6

さらに、タイルをペラッ。やっぱり、苔はない。

「石を置きます」

徳が0に。

さらに、一句。

強奪が 出来ない時だけ 苔タイル

と、次の瞬間から、みんななぜか、苔タイルを引き始めるという……。
まあなんというか、ひどい。

それでも、なんとか1枚苔が出て、臥石を苔の上に配置。臥石は、縦列中央に置くと3点になるらしい。縦の2段目中央に配置しておけば、無駄になることはないかぁ。

1番、苔をタイルを持っているのは、和邇乃児さん。でこねぇさんも、それなりに。わたしだけが、2枚だけ。

「苔でろ、苔でろ」

やっとでました。苔。しかも、前に配置してある左列2段目中央にぴったり合致する形です。
あぁ、やっとゲームが進められる……。

「それ、強奪します」

和邇乃児さんに、あっさり強奪されました。
ここから、和邇乃児さんが、強奪の嵐。苔ありまくり。そして、タイルを置ききります。あとは、石を置くだけ。

わたし、まだ石2こしか置いていないです。そして、点数を取れる形にまったくなっていません。大体、最初の1個目の石を配置した時に、2番目に置く下にタイルが配置されていなかった(苔タイルを獲得できていなかったため)ので、禅僧ゴマを動かすのに1手番使わなければならなかったりして、けっこう出遅れております。

でこねぇさんも、タイル置き完了。
こうなると、わたしは、後、引いたタイルを配置していくだけです。譲渡して徳を一気に上げることもできないのできません。
タイルは埋まっていくだけですので、終わりまでのターンはだいたい読めてきます。そうすると、置ける石の数も見えてきます。あと、高いの1つか安いの2つぐらいしか置けません。
もちろん、廃棄はできるのですが、そうすると徳を消費してしまいます。
他のプレーヤーは、あとは徳を貯めて石を置くだけですから、そうすると相手に時間を与えてしまうだけになってしまいます。

置いてある石は、左側の2つだけ。

………詰んだ。

しかも、最後になって、無駄な繋がらない苔タイルが連続で2枚も出てきます。

結局、立石(小)をフォースの力で1番右端上に設置して、ゲームお題カードだけをクリアして、ゲーム終了でした。

得点計算。

「縦列の中央に臥石置いているから3点。」

「それ、中央じゃないよ」

えっ?
縦列の中央ではなくて、中央の縦列で、中央の縦列っていうのは、縦の真ん中つまり、上から2段目のことではなくて、横並びの真ん中のことなんだそうです。

「はぁ~、意味、わからへん」

さらに、結局、最初に置いたは立石(小)は、三尊石ボーナスにはならず無駄になりました。7

1位でこねぇさん、43点。2位和邇乃児さん、40点。3位りん、30点。

うーん。苦手。
まあ、配置ルールの勘違いは、多分、わたしが悪かったとして、それでも、得点になる石の配置がいろいろあって、良くわからない。
良くわからないというよりは、思ったよりも、複数の組み合わせはできないと考えないといけないのかもしれません。
いろいろあるから、いろいろできるような気になるけど、配置できる石の数って、もちろん石の価値の高さや、譲渡し合っているかによっても変わるけど、5つできたらけっこう多い。3つぐらいと考えていた方がいいのかも。
それを思っていないと、なんにもできなかいままに終わった感じになります。

なんか、若干、名庭園カードとか、作庭家カードとかの強さの差も気になります。
わたしが名庭園カードを見てたら、なんかお題をクリアしただけで桂馬置きボーナスが達成されるカードがあったりします。これ、15点になっているけど、実質クリアしたら自動的に20点取れることなります。こういうカードは、15点ではなくて、20点として調整されているのかなぁ……。達成自体が、難しいカードなのかなぁ。
あと、作庭家カードも、今回の雪舟は、使える方の能力だと思うのですが(引きが悪くて役に立ってませんでしたが)、「賢庭」なんて、メチャクチャ強い気がします。この人がいたら、最後に無駄になった石を動かして、無理矢理、対角線や桂馬が作れます。

うーん。まあ、最初は確かに、人が苔タイルを引くまでは、徳を0にするべきではなかったんだろうとか、日本語を誤解しないとか、だいたい置ける石の数を考えて計画するとか、もう1回やったときに直すべき点はいろいろあります。
でも、それでも、引きというコントロール不能な部分が大きい。
いや、もっと雰囲気を楽しむゲームなのかなぁ。
でも、自分が計画通りの思い描いた形の庭が造れたら、楽しいかもとは思うのですが……。

作庭の道は、1日にしてならずじゃ。

最後に一句。

美しさ 追求する者 業深く

追記。

なぜか、うちの枯山水は、立石(大)と立石(小)の裏についているマークが、全部、立石(小)のものでした。

山田 空太
ニュー ゲームズ オーダー
発売日 :
  1. 多分…。見たことあるようなのもあります。 []
  2. という石の種類があるらしい []
  3. 超能力で、石を動かして庭まで持ってくる説。 []
  4. 奴隷が石を運んでいる説。 []
  5. スペースがないですから。 []
  6. と思っていましたが、今、ルールを確認すると三尊石ボーナスは、1番上の段に連続して置かないといけないのでした。完全に、勘違いをしておりました。 []
  7. まあ、これも連続でなくつくって「はぁ~」となった可能性大です。 []