東京創元社一覧

こんなん、オレ以外に誰が…

タイタス・クロウの帰還 タイタス・クロウ・サーガ

これが、「地を穿つ魔」の直接の続編になるのかな。そして、「事件簿」に繋がるのだと思います。

いやぁ。
海外にも、ちゃんと中二魂というのはあるのだなぁと。そして、ホラーじゃなくて、ほぼ、SF冒険小説。

いいよぉ。時計型の時空船にのって時間も宇宙もひとっ飛びするし、無敵のサイボーグに改造されるし、彼女は女神様だし。なんていうか、いい意味で同人誌的。お前は、現代日本からタイムスリップしたラノベ作家かと思います。
そして、そこに、これでもかというほど、クトゥルー愛を詰め込んでいるという。
マニアが、おもしろいけど、こんなんオレ以外だれが喜ぶんや~って、叫ぶヤツです。
自由ずきです。

こんなん、オレ以外……。もっとやれ。
そういう人が多かったから、タイタス・クロウのシリーズは、続いた。で、いいのかな。


2010年のSF

結晶銀河 年刊日本SF傑作選

前巻から、3年以上かかってしまいました。
ほぼ10年前。10年前なんて、ついこの間のことのようです。なんか、一種SF的な時間の流れの中を生きている気がします。

伴名 練「ゼロ年代の臨界点」とか、山本 弘「アリスへの決別」とか、わかりやすいのが好きです。月村 了衛「機龍警察 火宅」とかもハードボイルドで悪くない。

でも、西島 伝法「皆勤の徒」とかは、意味も、なにがおもしろいかもさっぱりわからないのでした。いやぁ、これ、苦しかった。

大森 望,日下 三蔵,
冲方 丁,小川 一水,上田 早夕里,津原 泰水,白井 弓子,月村 了衛,瀬名 秀明,円城 塔,伴名 練,谷 甲州,山本 弘,長谷 敏司,眉村 卓,西島 伝法
東京創元社
発売日 : 2011-07-27

誤解していたこと

サンリオSF文庫総解説

ちょうどわたしが、SFを読み始めた頃に出てきたレーベルです。
SFといえば、ハードなのが早川書房と東京創元社で、アニメのノベライズ的な1っぽいのが、朝日ソノラマ。そして、角川書店とか新潮社に、日本のSF作家みたいな印象。そして、新潮は文学寄りで、角川はキャラクター寄りみたいな印象が残っています。正しいかな?まあ、今の記憶です。

で、わたしは、本の楽しさというのは、星 新一から知って、そっから、眉村 卓、平井 和正と日本の作家に広がって、ライトな方とハードな方の両方に行きました。そんなときに出てきたのが、サンリオSF文庫でした。

印象はねぇ、当時のわたしとしては、表紙があり得ないと思っていました。怖かった。特に、「ヴァリス」の表紙が印象に残っているのですが、見てはいけないものを見ている感じが強かったです。そんな中に、なぜか、竹宮 惠子とかマンガ家の表紙がある。
そして、値段が高い。なんか、けっこう薄い本でも、平気で700円とか800円とか、1000円超えとかしていた記憶が。
当時、高い文庫本でも、500円ぐらいでなんとかなったのに、サンリオだけは高かった。

ものすごく誤解していたのは、サンリオSF文庫って、弱小だと思っていたことでした。だから、けっこあうあっという間になくなっちゃったし、値段も高いのだと思っていました。
まさか、大資本で、めちゃくちゃな金額で翻訳権を買いまくっていたというのは、この本を知るまで知りませんでした。

この紹介を読むと、サンリオ亡き後も、けっこう、いい本は、後から他の出版社から出てますね。
アンナ・カヴァンの「氷」とかも最近出たし、フィリップ・K・ディックなんかもほとんど出てるのじゃないかな。ヴォンダ・マッキンタイアは、けっこう早くに出てた記憶があります。
よい本は、なんどでも蘇る。

でも、この1回目の翻訳がなかったら、その復活もなかったかもしれない。そういう文庫レーベルだったのだと思います。

  1. 今でいうラノベ []

シリーズ、堂々の開幕

地を穿つ魔 タイタス・クロウ・サーガ

先に出版されていた「タイタス・クロウの事件簿」は、この作品の続き的なものなのかな。
けっこう、思ったよりもクトゥルーしている感はありますねぇ。主人公は怯まないけど、それなにり対策が後手後手にまわって、ドキドキする感じはあります。

でも、この後は、どんどん日本のラノベ並にぶっ飛んだ話になっていくそうです。
それはそれで、楽しみだ。


営業は走る

背表紙は歌う

基本、ギスギスした話ではなくて、人情話なのでいいなぁと思うのかも。
まあ、何回か書いている気がしますが、この作者の男の人のかき方は、ちょっと好きではないのですが。多分、好みのタイプが全然合わないと思います。

威風堂もでてきのすが、フワッとすれ違うだけで、全然、出しゃばってこないところはいいなぁと思いました。
読みやすい本です。