横田増生,読書岡田 斗司夫,朝日文庫,朝日新聞出版,横田 増生,潜入ルポ アマゾン・ドット・コム

潜入ルポ アマゾン・ドット・コム

知りたいと思ったところからは、若干ズレていたのだけれど、スゴい面白かった。

アマゾン、メチャクチャ便利ですよねぇ。
確か、10年ぐらい前までは、本屋に置いてない本を探して取り寄せてもらおうと思ったら、

「2~3ヶ月かかりますよ」

って、いやな顔されたもんです。そのあげく在庫なしとか。

それが、今は在庫はほぼ家にいながらわかり、お届けには2~3日。スゴいときは、当日に届いたりするんだから驚きです。

そして、10年前には、パソコンで通販するのに、ものすごい抵抗あったのに、今では、アマゾンの荷物が届かない月の方が珍しくなった。

僕らの生活は、ほんの少し楽になり、でもそののために、ものすごい数の失業者を出したり、町の本屋さんが、無くなっていく。
そういえば、岡田 斗司夫も、そんなことを言っていたか?

便利になってほしいけど、本屋さんもほしいというのは多分贅沢で、ぼくらは、どっちかを選択しなければならない。
いや、もう強制的に、選択させられている?
そういうお話。

紫堂恭子,読書朝日新聞出版,王子の優雅な生活(仮),紫堂 恭子,ASAHIコミックス

王子の優雅な生活(仮)3

王子自体は、彼女もいないので、これから世継ぎ問題が発生しそうです。
しかし、あの人と一緒にやっていくとすると、相当、大変そうですな。

作者も、思い付かんかった?

川原由美子,読書ななめの音楽,ソノラマコミックス,川原 由美子,朝日新聞出版,眠れぬ夜の奇妙な話コミックス,SF

ななめの音楽1

「観用少女」の次の作品になるのかな。川原 由美子の新作です。
そして、未だかつてわたしの見たことのない川原 由美子作品で、ビックリしました。

たしか、SFっぽい作品もあった気はするけど、こんな作品をかく(かける)とは、思ってなかったです。
とっぴもない設定があっても、わりと現実の人、日常的な描写が中心の人だと思っていましたが、ものすごく幻想的な不思議なお話です。
しかも、そこにハードな異世界の航空史みたいなのが入ってきています。

バックには、現実のきびしさみたいなものも見え隠れしていますが、そのあたりも、今まで、あんまり扱わなかったところです。

これは、期待大です。

……えっ、リメイクですか?まったく知らんかった。
……えっ、2巻で完結?

では、来年も、素敵な本と素敵なゲームに出会えますように。

よいお年を。

岡田斗司夫,読書人生の法則,岡田 斗司夫,朝日新聞出版

人生の法則 「欲求の4タイプ」で分かるあなたと他人

最近、岡田 斗司夫のポッドキャストとかをよく聞いています。
これは、その中で話していた「王様」、「軍人」、「職人」、「学者」といっていたのを「注目型」、「司令型」、「理想型」、「法則型」と理解しやすく、受け入れられやすく言い換えた感じの物だと思います。

そして、その4タイプが、それぞれの特徴を活かして働けば、良い仕事ができるよというお話です。

まあ、実はなかなか人をタイプ分けするというのは、難しいことだと思います。
基本、例外がどうしても多くなるしね。

でも、当てはめて考えてみたら、楽な部分も確かにあります。
自分がどのタイプかということを知ると、そこ以外にあんまり責任を感じなくてもいいかと思えたりします。
人間というのは真面目なので、必要以上に責任を感じちゃうんですよね。で、この定義の仕方が正かどうかはおいといて、どこかで、自分の責任の範囲を規定してやらなければならない。そういう時に、役にたつかなぁと思います。

あと、どうしても理解できない人について、理解は出来ないけれど、定義してみて一旦棚に置いておくことが出来る。

そうやって、棚をもって一旦棚上げしておくというのは、実は有限な人生でけっこう有効な方法なのではないかと思います。

山田ミネコ,読書人造動物園,女神,山田 ミネコ,朝日新聞出版,ASAHIコミックス

人造動物園2

女神様、こんなにかわいかったのか(笑)馬子にも衣装とは、よく言ったものです。
そして、性格までかわいくなっているという…。

男神が出てきて、トラブル拡大とか思ったら、そっちに話はいかずに、女の子の動物たちも順調に増えてるようです。このとぼけかたというか、すかしかたはすごいです。

多分、山田 ミネコが、この話をかきたかった最大の理由は、かわいい獣耳のキャラクターを思いっきりかきたかっただけ何じゃないかと。ホント、実はそれだけでしょう?
でも、わたしたちも読めて嬉しいから、これでいいのです。