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学力と階層

消えたので、書き直しです。

今も、びどい政治によって、めちゃくちゃにされている教育現場ですが、それが21世紀になったときから、着々と進行していたということがわかる一冊。怖い。
政治は極力、教育の世界には介入すべきではないというのがよくわかる。

この感想を書いたの、新型コロナ前なんですよねぇ。
そして、状況はさらに悪化しているという。オンラインの世の中、どんどん、家庭の収入や状況によって、特に初等教育はものすごいダメージを受けています。

多分、先生になる人材も、どんどん先細りしている。

わたしは、教師というのは楽しい仕事だし、やりがいのある仕事でもあると信じていますが、それだけでは、どうしようもない状況に向かっている感じがします。

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天の涯まで 下

ポーランドの歴史というのは、やっぱり、身近ではないなぁと。
でも、これを読んでいる最中に、クリミアのロシア編入があったりして、多分、あのあたりなんだろうなぁと……。

大国の間、特にイデオロギーや文化が違う大国の間にある国というのは、過去の話ではないのだなぁとしみじみ思います。

物語としては、やっぱり、ものすごく省略して作られている感じがしてしまいます。ダイジェクトを読んでいる感じですねぇ。

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サラダ記念日

これが、大流行したのは高校時代。
新しいものの好きで、流行もの好きの父が、これを買ってきた。

一読、これは、すごいと思いました。

その当時の国語の先生は、けっこう、否定していたけれど。

でもまぁ、万葉のころの歌って、こんな感じの素朴なものだったのではないかなぁと思ったのを覚えています。
言葉が古く為っちゃったので、今読むと伝わらなかったりするけれど、昔、歌った人たちはこれぐらいの距離感で歌ってダリしたのではないかと思ったのです。
まぁ、実際のところはどうなんだかわからないのですが。

それから、次の歌集ぐらいまでは、読んだりしていたのですが、いつの間にか俵 万智からははなれていたのですが、これも父が読んでいた「文藝春秋」で、「愛する源氏物語」の連載を読んで、また、読みたくなって読んでいます。

その時にしか歌えない歌だと思うけど、なんか普遍的なものもあっておもしろい。
そして、今読むと、昔読んだときほどポップな感じじゃないのでビックリした。
なんか、昔はもっと言葉の意味が、ダイレクトに映像になって浮かんでいた記憶があるのですが。

もしかすると、わたしは、今の方が昔よりも頭悪いのかも。

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天の涯まで 上

ポーランドの歴史。
大国にはさまれた小国。とっても大変。

このあたりの話は、たしか、TRUTH IN FANTASYの「帝王列記」かなんかで読んだ記憶があります。
確か、エカテリーナのところとかかな。

それ以外は、まぁ、馴染みがないです。

大国の思惑に翻弄される小国の悲しさみたいなお話です。でも、登場人物が、今ひとつ、誰が誰か覚えきれないという、自分から遠い歴史物にありがちな感想。

「ベルサイユばら」ほどの派手さはないです。

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かーかん、はあい 子どもの本と私

いいなぁ、俵 万智。
読んでいて、ドキドキする。

このドキドキは、なんだろうと思うんですよ。別段、なにかドラマチックなことがおこっているわけではないんですよ。
この本なんて、子どもと読んだ絵本の紹介ですからねぇ。
でも、読んでいるとすごくドキドキする。

初めて、高校の時に「サラダ記念日」を読んだときも、きっとこんな感じだったのだと思います。

流行りものを避ける傾向が昔はあったので、その後、読まなくなっちゃったけど、「愛する源氏物語」を読んだときに、「良い!!」って、また、思ったんですよねぇ。

今回、この本を読んで、このどきどきは本物だということに、遅ればせながら気づきました。
俵 万智、また、追いかけてみよう。