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日本SF全集1

解説だけ先に本になっていた「日本SF全集」がとうとう、発刊!!

本当ならやっぱり、1人1冊の全集が読みたかったところですが、それだとお値段的にも、場所的にも、購入すら怪しくなるので、これでいいのかな。

やっぱり、星 新一、平井 和正、光瀬 龍、半村 良、眉村 卓あたりは、文句なしに面白い。というか性に合います。

まあ、この辺の小説が、今の私の好みを作ったので、当たり前といえば当たり前なのですが。

この本を読まなければ、読めなかったいろんな人の物語が読める。全集とかの良さは、そういう思わぬ出会いにあります。
今回は、今日泊 亜蘭の作品が、そんな感じで出会えて良かったです。

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平井 和正,豊田 有恒,福島 正実,矢野 徹,今日泊 亜蘭,
石原 藤夫,半村 良,山野 浩一,石川 喬司,都筑 道夫
出版芸術社
発売日:2009-06-25
 

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タイム・マシンのつくり方 広瀬正・小説全集6

「広瀬正・小説全集」の最終巻です。

筒井 康隆は、解説で、この人が時間テーマにこだわったのは、売れなかったせいだみたいなことを書いていますし、星 新一も、そう思っていたフシがあるみたいですが……。

確かにその一面はあるかもしれないけど、この人のこだわりが、まさにそこにあったことの方が大きいと思います。けっこう、ノリノリでこれらの作品はこれらの作品で書かれている気がする。
どうだろう?

確かに売れなくて腐るきもちもあったと思うけど、それは、自分の好きな物が、どうしても受け入れてもらえないのではないかという、そっちの方に原因がある気がします。

まあ、そうは言っても、よくしっているわけではなくて、小説を読んだ印象です。

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星新一 ショートショート1001

星 新一は、わたしが1番最初にはまった作家さんです。
小学校の3、4年ぐらいから、中学校の2年生ぐらいまで、ずーーっと、読んでいました。1

これが、わたしのSFの事始めであり、本が好きになるきっかけだったと思います。
面白かったです。
でも、成長するにしたがって、いろいろな世界に目を向けるようになって、次第に読まなくなってしまいました。

大人になって、小学校の高学年の子に読み聞かせをしたりしましていると、もう1回、読んでみたいなぁという気持ちがムクムクとわき出てきていました。
好みの多くが、やっぱりこの時代にできていて、原点みたいな物語だなぁと。そして、子どものときにはわからなかった面白さがあるよなぁと。

そして、今は、ちょっと星 新一のブームのようで、けっこう文庫本が並んでいます。

いいきっかけだなぁと思いつつ、手をだせないでいたのです。だって、集めて読んでいるうちに、本がどんどん消えていってしまいそうだったので。

この本が出ていたのは知っていたのですが、見たことなかったのですね。
でも、今日、大津のフォレオの本屋さん大垣書店で見つけたのです。

これから、1日1編ずつ楽しんでいこうと思います。

普通は、全部読んでから、感想を書き込むのですが、多分、この本3冊、読み終わるまでに数年かかるので、今日から読みはじめたということを、ここに書いておきます。

でも、これでも、好きな長編「夢魔の標的」とか、「ブランコのむこうで」とかは、読めないんだよなぁ……。

  1. 兄貴の本でした。 []

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日本SF全集・総解説

本当はない「日本SF全集」の解説を集めた本。
これは、楽しかった。日本SF史にも、なっている1冊です。
おもしろいわ、コレ。

でも、こうやって見ると、わたしは自分がSF者だと思っているけど、実はたいしたことないのが良くわかりますね。だいたい年代別に3期に分けて解説してありますが、どの時期にも、何人かは、「誰それ?」という人がいます。

比較的、第1期の人は、みんな知ってるし、何編かは読んでいる人が多いです。
星 新一、眉村 卓、平井 和正は、特に好きで追いかけていました。他の人も、けっこう代表作を外していることがか今回わかりましたが、まあ、読んでます。
今日泊 亜蘭と広瀬 正は、名前しかしらないけれど。
広瀬 正は、SFの人だったとは知らなかったです。

第2期の人は、名前はしっているけど、ほとんど読んだことがない人ばかりでかさす。
山田 正紀と川又 千秋ぐらいですねぇ。でも、この人たちも2、3作品を読んだぐらいです。
山尾 悠子、鈴木 いづみ、石川 英輔あたりは、全く知らない。

第3期が、新井 素子から始まるのは、とっても正しいなあと思いました。
新井 素子、夢枕 獏、高千穂 遙、栗本 薫、田中 芳樹、笠井 潔、野阿 梓、菊地 秀行、大原まり子あたりは、今は追いかけきれていない人もいるけれど、大好きです。
でも、式 貴士って、誰よ~。

あと、この本の作者の日下 三蔵っていう人も、しらいな(笑)
でも、グッジョブ!!

でも、世の中には、知ってる人でも、知らない人でも、おもしろそうな小説はいっぱいあるっていうことですね。
そして、こういう全集を読むと、そういう意外な発見があったりして楽しいです。

ぜひ、この全集出して欲しいです。

でも、1600ページか~。文庫で出ることはないなぁ。

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地球樹の女神1 最終版

久方ぶりの平井 和正です。
本当は、本で読みたいのですが、ここのところ平井 和正は、e文庫中心の動きになっているので、アドエスにソフトを入れて、e文庫で読んでいます。

ただ、最近というか、ここ数年は、e文庫の動きも、けっこう怪しい……。大丈夫だろうか?

平井 和正は、中学校ぐらいのときに「幻魔大戦」を読み始めたのが出会いです。
それまで、SFは、星 新一と眉村 卓ぐらいしかしらなかったので、このスーパーヒーローものというのは、けっこう衝撃的でした。
マンガは好きだったし、すごく自分のその頃の嗜好にあっていて、しかも、その頃の平井 和正は、ノリにノっていて、大好きでした。

まあ、幻魔大戦が中断したあたりから、ちょっと怪しくなってきて……幻魔大戦の次に書いたのが、この「地球樹の女神」だったのかな?この本は、改ざん事件とかがあって、文庫にならなかったので、結局、今の今まで読んでいなかったのでした。
というか、角川版、アスペクト版、最終版以外のe文庫版と、ことごとく途中で出版が止まっています。お話をすべて続けて読めるのは、徳間書店版のハードカバー(多分、今は絶版かな……徳間書店ともケンカしたいう話を聞いた気が…)と、このe文庫の「最終版」だけだと思います。

さて、内容ですが……なんだか、ものすごく子どもっぽいです(爆)

いや、もともと平井 和正の作品って、特にシリーズものはヒーローものなので、子どもっぽい傾向はあるとは思うのですが、でも、平井 和正って、同時に、ものすごい独特の「重さ」をもった作家だと思うのですよ。
でも、その「重さ」が、ほとんどないのです。少なくとも、この1巻を読んだ時点では。

1番最近読んだ平井 和正は、「月光魔術團」の第1部です。これも、2部以降は、文庫化されなかった……。わたしは、ウルフガイの完結編である「犬神明」を読んでないのですね。
だから、動いていくアクション自体はおもしろいと思うのですが、状況がつかみきれなくて、とまどった思い出があります。

その前には、「ボヘミアンガラス・ストリート」を読んでいて、これは、9巻ぐらいで完結しているとってもまとまったお話です。
これは、平井 和正ぐらいの年の人が、ここまで瑞々しい小説がかけるのかと、感動した思いがあります。

えーと、「地球樹の女神」は、瑞々しさよりも、平井 和正の欲望と偏見が、あんまりにもストレートにですぎている感じです。

そして、やっぱりというかなんというか、平井 和正って、人をトンデモの方向に誘導しているきらいはあるよなぁ……。

さて、この先、この物語が、「重さ」を伴っていくのかどうか……そのあたりを楽しみに、読んでいきたいと思います。