水神の祭り グイン・サーガ115
もう、その世界が本当にあるとしか思えない圧倒的な描写です。
でも、もうちょっと抑えて、話を進めてもいいのにとも思います。迷子係がとうしてるとか、あんまりどうでもいいだろう(笑)
しかも、みんなクムに染まる染まる。
でも、そろそろクム編も、クライマックスかな。
トミー&タペンスが活躍するシリーズ第2弾です。
短編集ですが、「ビック4」と同じ感じで、大きな流れはあります。なるほど、こういう短編にヒキを増やして書いたのが「ビック4」だったわけだと理解できました。
読んでみて、わたし、やっはりこの2人、大好きです。
もう、むゃくちゃ生き生きしています!!
短編て、けっこう苦手で、連続で読めない方なのですが、この本に関してはOKみたいな感じです。
ポワロより、ミス・マープルより、この2人の活躍が読みたいです。
きっと、推理マニアには、物足りないのかなぁ……どうしても、冒険よりになってしまうから。
しかし、「おしどり探偵」という題名は、どうよ(笑)まあ、その通りといえば、その通りなんですが。
原題は、「PARTNERS IN CRIME」。直訳では、「犯罪の中のパートナー」。エキサイトで翻訳したら、「犯罪におけるパートナー」とでました。まるで、2人が犯罪者のようだ(笑)
うーん、「危険なふたり」とか、そんな感じの題も、イマイチか。
暴走してても、ふたりなら生きていける。きっとね。
いやぁ、あんまり笑えるマンガじゃないよね。だって、当たり前のことばっかりじゃん(爆)
とか何とか書きながら、充分、楽しませてもらいました。
わたしは、本は小説からマンガまでなんでもOKの雑食なので、ジャンルに対する思い入れというのは、けっこう少ないのですが、それでも、身につまされる話は、けっこうあるよなぁ。
特に、友だちに本を貸す話かは……。
作者の人は、SF者なのかなと思って、サイトを見てたら、どうやら、SFとホラーが中心の雑食な人だったようです。
だから、早川さんたちは、作者の分身なんだろう、きっと。
しかし、この人たち、年もバラバラじゃないですか、どうやって、知り合ったんだろう?
あと、岩波さんは、あんなことを言っていますが、それでも、趣味が合うパートナー見つかったときは、それはすごいことになりますよ(笑)
誰も、止める者がない。
でも、多分、それはそれで、奇跡みたいなしあわせです。
100巻をこえて、まだ、外伝1「七人の魔道師」の世界にたどりついていないグイン・サーガです。
すごいね。
で、今回の外伝は、はじめて「七人の魔道師」以降の世界がかかれます。
連作短編が、3つです。続いているけど、長編という感じではなくて、小さな冒険という感じです。
ハゾスとの会話が、けっこう笑ってしまいました。今までの正伝をちゃんとふまえたものになっているのね。
そして、ついにグインにも○○が!!
「七人の魔道師」以上の衝撃が、あなたを直撃する(かもしれない・笑)
おもしろさとしては、可もなく不可もなし。というか、正伝の続きが読みたい感じです。