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日露戦争物語15

久しぶりに、のぼサンの顔をみた。

そして、主人公が、秋山 真之であると明記されていました。

主人公とは、なんぞや?
こんなにないがしろにされている主人公も少ない。

物語が、戦争の行方を誤らせた?
だから、これは、物語として破綻したものとして、提示されるのか?

物語による、物語の否定?

なんか、無理がある……。

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日露戦争物語14

まあ、どの国にも、愛国者はいるというお話。そして、戦争を自分の金儲けの道具としか考えていない輩も。

ただ、生き残ることが1番大切だとしたら、どっちにつくのがいいかは、また別の問題になるだろう。

しかし、あきらかに、はじめに考えた物語構造からは、逸脱してしまっているな。このお話は。

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日露戦争物語13

なんじゃこの情報の羅列は……。

でも、大岡 昇平も、そんなことをしていたよなぁ。戦争は、こんな情報の羅列の仕方でしか、伝えられない者があるのか?

物語としては、おもしろくはないと思います。

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大岡昇平 ちくま日本文学全集34

名前は、聞いたことあるような…。「レイテ戦記」というのは、聞いたことあるような……。
と、存外、文学にくわしくないことを露呈してしまうわたしであった……。

人物評、戦記物、エッセイみたいな感じで並んでいて、1番、たくさんページをさかれているのが、戦記物。「野火」というのと「レイテ戦記」のエピローグです。
で、これが、まるでおもしろくない(爆)
「レイテ戦記」のエピローグなんて、まるで資料の羅列。なんじゃこりゃという感じで、とばし読みをしてしまいました。
例えてみるならば、後半の江川達也の「日露戦争物語」みたいな感じ。

でも、人物評とか、エッセイとかは、けっこうおもしろいです。特に人物評では、「中原中也の思い出」がよかった。

後半の「一寸法師後日譚」は、好きな話です。
ちょっとエッチで、ちょっと怖くて、ちょっとユーモラスです。

「成城だより」(一部)も、おもしろい。
けっこう、最近まで、生きていた人なんだ。しかも、ものすごく、好奇心旺盛にいきていた人なんだということがわかります。

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王道の狗4

王道と覇道。
2人の主人公に託してかいていったこの物語は、わかりやすかったのか!!
ちょっと、そのところは、びっくりしました。

あざといほど単純をしてすら、こうなんですねぇ。時代そのものが、お話をいっぱいはらみすぎているようです。

でも、その大きな物語のうねりと、小さな物語を上手にあわせることができると、けっこうおもしろい作品ができそうな気がします。

わたしは、どっちかというと、「虹色のトロッキー」の方が、そういう部分は、よくできていたと思います。時代の雰囲気というか、気分がつたわってきた気がします。

「日露戦争物語」は、ちょっと、小さな話がないがしろにされすぎています。というか、へんな小さなエピソードの羅列になってい感じがします。

この辺のバランス感覚は、難しいです。