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ボクを包む月の光1 ぼく地球 次世代編

それからの「ぼく地球」です。

うーん、物語としては、可もなく不可もない出来です。
いや、ちゃんと泣けるし、多分、いい出来なんです。でも、なんか、窮屈な感じをうけてしまいました。
「ぼく地球」のキャラクター達の大きな物語自体は、やっぱり、「ぼく地球」で終わっているんだろうなぁと思いました。

そして、次世代の子どもたちの物語をかいていくには、ちょっと、「ぼく地球」という世界の制約が狭い気がします。

前世の人たちは、今にかかわってくるべきではないなぁと思ったりしました。もちろん、「ぼく地球」のときは、結びつきが強すぎて、かかわらざる得なかったのですが。

今回は、ちょっとかわった親たちが、子どもたちにかかわれれば、それでいいのだと思います。

そうして、それにあがいたりする子どもたちの物語なら、けっこう読みたいかも。

蓮くんも、カチコちゃんも、いいキャラクターだと思うので。

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GLOBAL GARDEN 8

「じゃ もっと話そうよ」

と言うロビンの言葉が、会話になっていないような気がするところは、若干気になりますが、大団円でした。

そして、かかれなかった物語の中で、シシイは死んでいったりする。

喜びは繰り返し。そして、それと同じように、きっと悲しみも繰り返し。

でも、人を思う心を知ることは、悲しみを知ることになったとしても、大切なのだと思います。

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GLOBAL GARDEN 7

未来を見るということ。
その未来が回避不可能ならば、いったい未来を見るということに、どういう意味があるのだろう?

いつかだれにでも来るその瞬間をいつも意識しながら生きろと?

それは、かなりつらい選択になりそうです。

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GLOBAL GARDEN 6

ヒカルは、ガーデンに連れて行かれるのが、自分ではないことを知っているようです。
では、ハルヒが?

なんとなく、涙花がガーデンに連れて行くのは、ロビンくんという感じもしていますが。

なんか、すごいきついことや、厳しいこともかきながら、フワフワとして、つかみどころがない不思議な話だ。

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GLOBAL GARDEN 5

物語の全貌が見えていないので、まだ、内容的なことはなんともいえない。
でも、日渡早紀は、「アクマくん」シリーズのときは、すごくバッチリ決まった(定型的な)感情のキャラクターしか登場しなかったのに(それが、おもしろさをそこなっているわけではないけれど)、「ぼくの地球を守って」から後は、すごく繊細な感情を描くようになりました。

あと、夢のようにカワイイ女の子を言葉だけでなく、本当に絵で表現できているのは、すごいです。
涙花ちゃん、カワイイです。
でも、自分の娘の名前に「涙」っていう字をあてちゃう親って……。