旅の仲間一覧

嵐の前の静けさ

ハリー・ポッターと謎のプリンス 上

前巻の感想を上下に分けて書いたときに気づいていたのですが、これ、分冊不可で、上下で1冊扱いなんですよね。
だから、本当は、上下巻両方読んでから、一気に書くべきかもしれないのですが……。
まあ、いいやということで。

またまた、新しい恋の季節がきています(笑・若干、誇張あり)。
嵐の前の静けさという感じの1巻です。

そして、いろんなことを容赦なしに書いていくJ・K・ローリング。
いや、本当に、容赦なしという形容がピッタリだと思います。大人を書くにしても、子どもを書くにしても。

子ども向けのお話とか、そういうことは思っていないんだろうなぁ。
だから、この物語の中で、本当に子どもたちが成長している感じがするんです。
多分、小学生時代に「ハリー・ポッターと賢者の石」を読んで、熱狂して一気にここまで読んだ子どもは、本当は、この物語って楽しめないんじゃないだろうか?
ハリーの成長にあわせて自分も成長しながら、1年に1冊ずつこの本を読んだ子どもというのは、ものすごいこれからの人生の「旅の仲間」を手に入れたんじゃないだろうか?
そんなことを思ってしまいます。

そして、わたしは、このお話を一気に楽しめる大人でよかったと思います。


巧さと浅さ

シャナラの剣 下

シャナラの剣の秘密が、今、明らかに!

「シャナラ・トリロジー」と聞いていたので、てっきり、「指輪物語」と同じように、全6巻ぐらいのお話だとおもっていたのですが、シェイのシャナラの剣をめぐる物語は、これで、完璧に完結しています。

そして、この上下2巻のなかに、ギュッと、「指輪物語」のエッセンスが詰め込まれている感じです。

王位をめぐる兄弟の対立、魔力あるアイテムに魅入られた者、旅の仲間たちが別れてそれぞれの義務を果たしていくさま……。

多分、テリー・ブルックス自身が、メチャクチャ指輪物語を意識して、この物語を作ったのだと思います。
そして、ギュッと詰め込まれた分だけ、展開もはやく読みやすいです。

シャナラの剣の秘密も、単純なパワーアップアイテムに脱していなくて、これだけでも、わたしは感心しました。この人の本、続きを読む価値あると思いました。1

でも、軽さは浅さでもあります。
もうちょっと、掘り下げて書いていって欲しいと感じるところも、多々あります。特に、情念の部分は、けっこうあっさりしすぎな感じです。

だから、こここから入っていって、いつかは、トールキンと出会って欲しいなぁという気はします。
「デクトラ・クエスト」よりは、子どもたちにオススメしたい物語です。でも、子どもが読むには、軽さが足りないかなぁ。

微妙な位置づけの物語です。

シャナラの剣 下

テリー ブルックス


  1. まあきっと、誤魔化されたと怒る人もいると思いますが…。 []

今・指輪物語

シャナラの剣 上

しっかりとしたファンタジーです。

この手の小説は、RPGを意識した物が多いのですが、この本は、「指輪物語」を思い出させる物語です。1

決して、読みやすい訳ではないと思いますが、次が気になる。
わたしは、この小説を読みながら、「旅の仲間」から「二つの塔」までの名シーンが、浮かんできてしかたなかったです。

しかも、上巻、いいところで終わっているんだ、コレが!!

この本を読む元々のきっかけは、

「上巻だけ出て、下巻が全然出ないメチャクチャおもしろいファンタジーがある!『シャララの剣』とい題だ!」

という紹介をしてもらったからです。

まあでも、普通ならすぐ忘れるのですが、実はその話を聞いた直後ぐらいに、本屋さんで上下巻が出ているのを見つけたんですね。
なんと、下巻が出たのは、上巻が出てから20年以上たってからだったようです。

確かに、ここで切られて、続きがなかったら、ずっと気になり続けると思います。今は、下巻もめでたく出版されて(笑)、わたしは、安心して楽しめます。

ただ、シャナラの剣の力については、まだ明かでないのですが、もし力があって奇跡を起こすだけのアイテムだったとしたら、それはちょっと期待はずれだなぁと思ってしまいます。
というか、そうでないことを期待しています。

うん、やっぱり、最強の武器である指輪を最初から手にしていて、それを出来るだけ使わないようにして捨てに行くという「指輪物語」は、やっぱり、希有な物語だったと改めて思います。

シャナラの剣 上

テリー ブルックス


  1. もっとも、RPG自体が、指輪物語によって生み出された物ですし、RPGを元にした小説が、面白くないわけではありません。それどころか、「ドラゴンランス」なんかは、名作です。 []

歌を歌おう

ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還

「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」を見てきました。

長い映画ということで、しかも、「見た」という人の感想を読んでいると、「終わりそうで終わらなくてダレた」という感想があったので、ちょっと心配をしていたのですが、わたし的には、全然そんなことなかったです。

1度も、時計を気にすることなく、映画のなかに没頭しました。
いや、

ファラミアとエオウィンはどうなったの?
とか、
最後のホビット庄での攻防は?

とか思うと、かえって短すぎるぐらいです(笑)

後半、ホビット庄のことを思い出すフロドとサムのシーンとか、4人のホビットたちにかしずくゴンドールの人たちとか、別れのシーンとかは、もう、涙だだ漏れでした(ちなみに、わたしは、すぐ泣きます)。

エオウィンが、サッと兜を脱いで顔を出すシーンも、イメージ通りでした。
あのシーン、「指輪」で、実は1、2を争うぐらい好きなシーンです。
女っ気のあんまりない「指輪」。全編通して、女の人が活躍するシーンって、あそこだけという気もしますが。
多分、トールキンも、堀井雄二とか、鳥山明といっしょで、冒険物語に女の子は、おんまり不要だと思っているのかもしれませんねぇ。

あと、今回の「王の帰還」では、みんなが歌っていたところがよかったです。
「旅の仲間」、「二つの塔」を見てて、原作ファンとしては、歌がすくないなぁと思っていましたので。

あと、ドワーフの名前が、ギリムではなくてギムリだということを、今日生まれてはじめて知りました。
間違った知識満載です。


死すべきものにも、不死のものにも

指輪物語2 旅の仲間 下

映画を見ていると、映画になかったシーンも映像化されてでてきます。

1番、映画を見ていてよかったなーと思うのは、フロドのイメージです。
なんか以前は、小さなおっさんみたいなイメージでした。
↑ いってみるとビルホみたいなイメージなんですね。
それが、あの若者のイメージに修正されました(笑)

ロリアンを出るときに、ギムリがガラズリムにお願いするやり取りが、とっても好きです。

そういえば、2巻の女の人は、この人だけかな(笑)