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花宵道中

江戸末期の新吉原を舞台にした物語。
この本が原作の映画に、安達 祐実が出てました。まあ、見てないんですけどね。

R-18文学賞受賞作というあおりもあって、色っぽい話だろうなぁと期待して読んでました。
まあ、期待は裏切られなかったのですが、それ以上に、この人、めちゃくちゃ文章も話の作り方もうまいなぁと。

お話自体は、中短編の連作でした。そんな知識すらなかったという。多分、映画はそのなかの1つのエピソードから作っているんじゃないかなぁ。それでも、との短編も密度が濃い。そして、文体がものすごく読みやすいのに、読んだことのないような文体です。

基本、わたしはストーリーの人なので、文章はそんなに気にならないし、邪魔にならなければいいと思っています。そんななかで、文章うまいなぁ、この文体でないとこの物語は語れないなぁと感じたのは、上橋 菜穂子と宮木 あや子ですねぇ。

宮木 あや子は、「校閲ガール」も書いているというのに、気がつきました。これも、家のどっかにあるはず。現代劇でこの文体ってことはないだろうと思うのだけど。もともと、校閲してたから、文章がうまいのか?
こっちも、読んでみたいですねぇ。でこねぇさんは、読んでたな、「校閲ガール」。

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応天の門4

今年、最後の本ですね。

宣来子、かわいいな。まあ、弱いタイプではある(笑)

そして、道真、青い。
まあ、そこがいいのではありますが。

そうですね。鬼に襲われてあきらめちゃった業平との違いはそこかも。

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応天の門3

女道真登場。
まあ、宣来子と道真が、これだけ出来る人間なのだとすると、島田 忠臣は、ものすごく人を育てることにおいても優秀ってことですねぇ。

藤原の力について知り、今回、覚悟について問われた道真ですが、結局これからの歴史を見て行くに、覚悟は足りなかったのかなぁと。それとも、覚悟したから、対立してしまったのか?

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応天の門2

ちょっと大きな話が動き出している感じで、期待が膨らみます。
業平の鬼に食われた姫の話も好きですしねぇ。馬場 あき子の「鬼の研究」で1番好きなエピソードです。

まあでも、ラストの話がお約束と言えばお約束なのですが、いいですよねぇ。
ラストの話って、道真のお兄さんの話ではなくて、書庫の話ね。全然、小さいお話です。
そして、その後、白梅も一緒に読んでるところがさらに好きです。

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応天の門1

消えたので、書き直し感想です。

なんか、夢枕漠の「陰陽師」を読んでいるような雰囲気です。バディ物だしねぇ。
でも、不思議なことが起こるわけでない、なんだろう、ジャンルとしてはミステリーかな。

ちよっと、読みたいけど手を出していなかったのですが、Kindleで安売りしていたので購入。これは、買って良かった。