灰原薬,読書バンチコミックス,応天の門,新潮社,灰原 薬,達人伝

応天の門11

あぁ、これが、この前、「達人伝」で読んだ「無用の用」の話だなぁと。道真、有能故にいろんなことに巻き込まれていきます。まあ、自分ならなんとかできるかもという思い、できるかどうか試してみたいという思いだって、欲かもしれない。でも、それで救われる命もあったりする。

そして、白梅24歳って、けっこう衝撃的でした。道真より、年上!いや、10代だろうと思っていた。めっちゃ今回の話でも少女です。
そして、道真も、めちゃくちゃ信頼していますねぇ。そして、技能力の高さは、スパイとして活躍しそうな感じです。これから、活かされたりするのかな。

あと、業平に対する

「止めないんだ」

というのも好きです。
そうですよねぇ。そんな常識を大事にする人じゃないですよねぇ。

灰原薬,読書バンチコミックス,応天の門,新潮社,灰原 薬,

応天の門10

いよいよ、道真と基経が出会って、ラスボスと対峙かと思ったら、そういう展開でもなくっておもしろかったです。
かえって、道真の方が警戒しているという。
まあ、基経にしてみたら、どっちかというと忠臣つながりで味方認定なのかも。

そして、やっぱり宣来子、かわいいな。

次から新展開みたいです。

小野不由美,読書ファンタジー,ミステリー,京極 夏彦,十二国記,小野 不由美,屍鬼,新潮文庫,新潮社,東亰異聞,江戸川 乱歩

東亰異聞

Netflixで、「十二国記」のアニメを見て、けっこうおもしろいので小説を読んでみようということで……なぜか、「十二国記」ではなくて、「東亰異聞」、「屍鬼」と続けて読んでいます。
でも、めっちゃ雰囲気があっておもしろい。

ケレン味の効いたお話で、乱歩を思い浮かべたりしながら読んでいました。

ただ、読みながら心配だったのは、

「これ、どっちの話なの?」

ということ。

つまり、ミステリーなのか、ファンタジーなのか。

もう、ストーリーが進んで行くときには、どっちとして読んでも楽しいのですが、でも、心配になる。
ミステリーだと思って読んでいたのに、最後、全部の謎が怪異でしたとかだと、シラケるじゃないですか。でも、ファンタジーだと思って読んでいるのに、すべての怪奇現象がいや単なるつまらないトリックだからといわれるのもつまらない。

江戸川 乱歩なら、多分、ミステリーなんだろうと思いながら読める(多少、違うのもあった気がしますが)。
京極 夏彦は、ものすごく上手に煙に巻く(笑)
でも、この人の場合はどうなの??

ファンタジーとしても、ミステリーとしても、楽しいだけに、ラストのちゃぶ台返しが心配しておりました。

が、これすごい。
どっちで読んでも大満足でした。

多分、ミステリーファンも、ファンタジーファンも、満足すると思います。

灰原薬,読書バンチコミックス,応天の門,新潮社,灰原 薬,

応天の門9

なにかをしようとしたら、目立たないわけにはいかない。

いよいよ、道真と基経が出会って、まあ、不運に巻き込まれていくんだろうなぁと。

灰原薬,読書バンチコミックス,応天の門,新潮社,陰謀,

応天の門7

多美子と高子。
2人の藤原の姫を中心に展開していきます。

陰謀のなかでコマとして翻弄されてきた高子と、なんというか、素直に大切に育ててこられて多美子の対比が凄いです。