政治一覧

辰王は、結構子ども好き。

新・カルラ舞う!11 吉備死闘編/スサノオ 上 変幻退魔夜行

こっからが、今年再読しようとした、「吉備死闘編/スサノオ」です。
しかしながら、前の「吉備の護法神」を全く覚えていなかったので、8巻から読みました。

まあ、吉備の話の続きということで、前巻もまったくなんの解決もなかったので、そのまま違和感なく読み進めています。本当に、前はなんで前巻で読むのをやめたんだろう……。ゼネコンとか、政治がらみの話がよっぽどいやだったのかなぁ。


人の持つ本質

キングダム39

戦場、そして、宮廷で戦いは続いていきます。
始皇帝がこれからどういう政治をしていくのかをなんとなく歴史から知っている身としては、どうこれを史実まで持っていくのだろうかとドキドキします。

まあ、呂不韋が言ってることもかなり今でも正しいな。


蔵の中

奇子1 手塚治虫文庫全集

なんか、蔵の中で育った色白の子というイメージしかなくて、こんな政治がからんでくる話だったのは、まったく覚えていませんでした。
手塚 治虫のグロテスクなところと、色っぽいところ、硬派なところが、うまくちょうど良い具合にブレンドされていると思います。


貧乏人は麦を食え

疾風の勇人1

日本が、元気で上向きを信じていられた時代。
読みながら、でも、なんでそれを信じていられたのかは謎だなぁと。

良い政治があったから、信じられたわけでもないだろう。
多分、舵取りを誤ってれば、偉いことになったのは確かだろうし、それなりの志をもっていたことも確かだけれど。そして、多分、それと同じぐらい野望も持っていて、それはそれで、悪いことではないのではないかと思うのだが。
どうしていても、繁栄していたとはいえないとは思う。

それにしても、あの敗戦の後、なんでそれでも気力がある人が多かったのかと不思議です。
今との違いは、なんなんだろう?

それとも、今の時代も、もう何年もたてば、懐かしく「元気な時代だった」と振り返られることがあるのかなぁ。


火垂るの墓 ジブリの教科書4

不思議だ。
「トトロ」で語られる言葉は、全部いらない言葉に聞こえるのに、「火垂るの墓」で語られる言葉は、1つ1つが重くて、何かを伝えようとしていると感じられる。

どっちの作品が、優れているとは言えないと思うのだけど、「トトロ」は語られることを拒否する物語で、「火垂る」は語りを誘発する物語であるようだ。

そこが、宮崎 駿と高畑 勲という2人の天才の、違いなのかも。

信用できないと思っている妹尾河童の語る野坂のエピソードさえ、ちゃんと聞こえてくる。
そして、野坂本人にすら、語らせる力が、この映画にはあったのだろう。

そして、そこまでの作品であるにもかかわらず、監督の高畑自身の欲望は、深く深く、物語のなかに、原作の中に隠されている。

大塚さんの話は、楽しいのだけども、最近のいつものように、ちょっと自分の政治的な思想に寄せて考えすぎだ。
自分の政治的な主張を強化するためだけに「作品」があるのだとしたら、それはつまんないことだと思う。
それから、多くが宮崎との対比で高畑が作った的なことを書いているけれど、どうも、鈴木 敏夫の話なんかを聞いていると、相手の作品を気にしているのは宮崎の方で、もし本当に対比させて作ったのだとすれば、それは、「火垂る」に対比させて「トトロ」が作られているということだと思う。

おそらく、それ以前の宮崎作品への高畑からのメッセージというのはあると思うけど、多分、「トトロ」の表現の細部を気にして「火垂る」が作られた訳ではないだろう。

もちろん、この題材を選ぶ時点で、「トトロ」との対比ということは意識されただろうし、宮崎が自分のいなところで、なにをどんな風にかくのか、ある程度は、高畑は知っていたし想像しただろうけども。
多分、高畑からの直接のメッセージは、「天空の城ラピュタ」と「かぐや姫の物語」が対応しているみたいに、ものすごく長いスパンのもののような気がします。

歴史に残る映画です。
見たら、トラウマも残るけど。

けど、その棘を心に突き立てたまま、ぼくたちは活きていく。