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ぼくの孫悟空2 手塚治虫文庫全集

いや、なんというか、今読んでおもしろいかどうかは別として、感心する。
そのなんていうか、あくまで、今のマンガとして、「ぼくの孫悟空」をかいているたんだというその態度に。
だから、よけいに古くなってしまうというのはあるなぁ。1950年代の「今」だもんなぁ。

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平原太平記 ふしぎ旅行記 手塚治虫文庫全集

大コマに、いっぱいキャラクターがいて、それがそれぞれに細かい芝居をいっぱいしている初期の手塚 治虫らしいマンガです。
でも、この細かい芝居を1こずつ見ていっておもしろがる気力が、わたしの中になくなっているなぁと。

けっこう複雑で、セリフも多い手塚 治虫のマンガは、文庫で読むのには適しないのかなぁと思いながら読んでいました。
作品とか内容がどうこうというよりも、わたしの肉体のおとろえが響いている感じです。

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アポロの歌 手塚治虫文庫全集

なんか、メルモちゃんこと「ふしぎなメルモ」の元ネタ的な話を聞いていたので、もっと性教育っぽいものを想像していたけれど、けっこう「愛とはなにか?」みたいなのが出てきて、ビックリしました。
そして、すべての愛が、なんというか報われないという……。

でもねぇ、なんか傑作だと思います。

なんでだろう。それでも、なんどでも運命の人に出会えるというのはしあわせなことだと感じるのかもしれない。
その先に、どんな悲劇が待っていても。

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フースケ 手塚治虫文庫全集

えーと、手塚版サラリーマンマンガ。
サラリーマンの日常というよりは、非日常。でも、あんまり現実から離れすぎるとおもしろくないというさじ加減がなかなか難しそう。
松本 零士も、なんかSFとサラリーマンが合体したようなマンガをかいていたけれど、あれはあくまで松本 零士。こっちは、絵柄まで変えてくるという荒技です。

そして、もしかしたら、手塚 治虫って、1回もサラリーマンだったことはないのでは?

負けの女神の話が、けっこう好きですが、納得はいかない(笑)

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奇子2 手塚治虫文庫全集

あれ、こんな話だったっけ?
というのが、正直なところ。

おばあさんだけが残っても、天外の家に未来はないだろうと思うのだが、それでも「家」が大事なのかねぇ。そういう時代だったんだとしか、今の僕らにはわからない。